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「人生の主人公化」に必要な3つのポイント

気づけばもう6月ですね。
ついこのあいだ2020年になったと思えば、折り返しがすぐそこに。心地よい気候になるにつれて自宅の観葉植物がニョキニョキと育ち始めています。

人生100年時代やVUCA時代と言われて久しいですが、HRとして日々働く中で、変化や多様化を前提としたキャリアオーナーシップが注目されていることは肌でヒシヒシと感じます。キャリアを自主的につくり個人の市場価値を高めていくことが当たり前になりつつありますよね。

ニューノーマル時代は、本当に必要なものとそうでないものを自身で見極めていく時代です。会社もその多くが、勝ち残るために、’不要不急’のヒトモノカネを見極め、本当に必要なものへの傾注を急いでいます。求められる人とそうでない人の二極化が進み、あらゆる世代、職種、職責において厳しく存在価値が問われます。

では、「求められる人」になるためにはどうしたらいいのか。

アドラー心理学でいう「主体論」にヒントがあります。
人はみなそれぞれの人生の主人公で、いつからでもストーリーを描いていくことができる、これがアドラーのいう主体論で「重要なことは何を持って生まれたかではなく、与えられた選択肢をどう使いこなすかである」

主体論もキャリアオーナーシップも先天的なものでなく「いま」を捉え「これから」をデザインする意識が、自己成長のはじまりです。

このnoteでは、当たり前になりつつあるけれども一言では難しい「人生の主人公化」について3つのポイントでまとめみました。

① 自己選択・自己責任を強く意識する

僕らには、これまでいくつも選択肢があり、過去を振り返ると、親が言ってくれたこと、友達との出会いや、同僚や上司のアドバイスなど、色んな人の影響をうけながら判断をしてきました。そして誰かの言ったことに従う場合も、それに従うのを決めたのも自分の意志だったと思います。

この瞬間も自分が気付いている以上に、たくさんの選択肢があります。noteを読んでくださっている「いま」も例外ではなく選択のひとつです。(そう思いながら、少しでもプラスになるように頑張って書いています。笑 )
 
つまり、何を選ぶかは全て自分次第で、自分が選択・実行したことのひとつひとつが、確実に未来に影響を与えています。いま一緒にいる人、これから出会う人、そしてその先にいる人にまで影響を与えているのです。
そして、主人公である意識を強く持つことは、自己選択・自己責任を強く意識することに直結します。人生の主人公と言われると何かカッコいいし、言われただけで気持ち良くなったりもするけれど、実はシビアで本質的な言葉です。

② 自分の時間>他人の時間

自己選択・自己責任、そして、人生の主人公であるべきという主張は誰でも理解はできると思います。しかしながら、僕らは気づいたら主人公になるための自分の時間を確保するどころか、他人の時間の中で生きていることが多い。

他人の時間の中で生きることが心地よければそれでもいいけれど、別の時間に支配されている感覚、居心地が悪さや、言い知れぬモヤモヤとすることがあるときは、自分の時間ではないサインかもしれません。

僕も1月からHRのマネジャーになって少しだけ環境が変わりました。想定していたよりも忙しく落ち着くまでコーチングや学びたいことの優先順位を下げることにしました。会社を他人の時間とまでは言わないけれど、上手く自分の時間の確保できなかったため充足感を得ることがあまりなかったように感じています。やっぱり少しでも自分ために時間を取ってnoteを書いたり、考えを整理したり、知らない分野を新しく学ぶことは楽しいものです。

ただ、間違えてはいけないのは、前述のとおり他人の時間で生きていることを選択しているのも自分だということです。変えたい場合、大事なのはその環境にただストレスを抱くのではなく、自分の身の振り方や根本的な問題に目を向けて改善する意識を持つことです。

③ 自分のハンドルを他人に譲らない

人生の主人公になるための第一歩は、みな平等にある時間を使いこなすことだと思います。
そのためのハンドリングがとても重要になってきます。ここで僕が主体論を意識して、効果があった取り組みを紹介します。

●体温計ではかるように、毎週「振返り」と「プランニング」をする

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おすすめは、土曜に1週間の振り返りの時間を取って振返り、翌日の日曜日に先2週間ぐらいのスケジュールをつくるというものです。振返りはいきなり細かくはしなくて良くて、初めは一週間が10点満点中で何点だったのか?というところから始め、慣れたら徐々に細分化していくといいです。そして、プランニングでのスケジュールをづくりは、予定を入れて眺めるだけではなく、埋まった予定を動画のように再生させながら確認することが大切なポイントで、頭でシミュレーションを繰り返すことで実行するときのスピード感が大幅に変わります。これを繰り返すことで場当たり的な行動は減り、自分の時間を意識して創ることができました。

●課題の分離を徹底して、自分のやること・やらないことを決める

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「課題の分離」とは、問題や課題を目の前にして、問題・課題の最終的な結末を考え、この責任を負うべきなのかを深く考えることを言います。
「この課題に向き合うのは自分であるべきだ」、「自分の課題だと思っていたけれど、本当はあの人の課題かもしれない」といったように、課題が誰につくのかを徹底することです。優しい人は特に手助けしてあげたくなることも多いと思います。一見それはいいことのように感じますが、やってあげることがその人にとって本当に良いことなのか?を意識するだけで、やること・やならくてもいいことが整理されていきます。

●感情表現を意識して、自分を楽しませることを忘れない

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数ある選択肢から選ぶためには、自分は何に喜びを感じてどんなことに夢中になるのかを知っておくことがとても重要です。感情は表現したり記録していかないと薄れていってしまうので、できるだけ自分の感情に向き合うことをおすすめします。頭だけでなく心にアクセスして感じる直感が、意思決定の精度を上げることもあると思います。自分の感情表現に向き合うこと、自分を主語にして選択すること、その選択が未来を作っていることを意識しながら、ワクワクする土俵に自分を上げてあげる方法を模索することが大切です。

最後に

重要なことは何を持って生まれたかではなく、与えられた選択肢をどう使いこなすかである」

この先も多くの選択肢に遭遇することと思います。

自分のハンドルをしっかり握って、自分時間の流れの中で、自己選択・自己責任を意識しながら、意思決定を繰り返して、進化を続けていきましょう!


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