非営利法人設立へ向けて(1)

◆問題意識

1.15年後の学校はどうなっているのか?

不登校傾向は全体の1割を越えた。
これはすでにインフルエンザで学級閉鎖する場合の割合よりも多い。
積極的不登校が増えた今、はたして学校は現状維持のかたちでいいのか?
そして、いまの子供たちが大人になるころに学校はどんなかたちになっているのだろうか?

2.「自然環境×古民家」というライフスタイルを都市生活者に広められないか?
奥多摩町で焚き火の会や中高生の夜の焚き火プチ合宿を毎月開催してきた。
3年間続けてきたが、さらに教育的意義を持たせるにはどうすればいいか。

3.コストをかけずに家庭が孤立しない方法はないか?
自宅学習の頻度が多くなっている。
学校や塾を利用しつつ、自宅でも学習しやすい環境をつくる。
焚き火の会で多くの家庭が参加している。皆がつながって、家庭と法人で教育環境を作り続けることはできないだろうか。

→こうして「関わっている家庭と共に、法人化すること自体を学習プログラムにできないか」というアイデアから法人化に踏み切った。

4.すべての人がいずれ教育する立場になるということ
子供であろうが、いつか大人になる。
大人になり、子育てすることもあれば、会社で部下に教育することもある。
それはつまり、自分たちの大切にしたい価値観を年齢関係なく伝えようとすること。
啓蒙、社会活動などすべて相手を教育することになる。
だから、どのように教育していくと、相手が主体的に思うように成長していくのか、その方法について、すべての人がわかっている必要があるのではないか。
どんな仕事につこうが、知っておくと生きていきやすい、社会がどう変化しようが、本質的に知っておくべき教養として教育について提案したい。

◆コンセプト

学校の「学」と「校」を分け、デジタル・アナログ両方の「校」を教育環境設定し、指導以外のすべての教育環境を整える。

つまりハードを非営利で運営する。ソフトは賛同する指導者が自由に企画する。一切仲介料をとらない。
道・学・芸・術をその時ごとに指導者自身が企画し「インストール」する。

また、自然環境、オンライン学習その他都市生活者に不可欠な環境の提案。ハード面のみを備えたこれからの学校のかたちを体現する。
つまり、指導者と家庭をつなぐリアルのプラットフォームづくりを追究する。

◆方法

・自治会員制度を作り、法人運営に積極的に関わってもらう
=法人運営という新たな教育プログラム。
・コストを参加者で「割り勘」する
=半永続的に場所を継続する
・地方公務員の兼業(社会貢献活動)、教師の参加を促進する
=指導者と家庭をつなげる


◆詳細

・会費と寄付のみで成立する
年間の維持費は170万円。会費だけでは成立しない。
だが、その場所が多くの人にとって必要なら、寄付金で継続できるはず。そういう仕組みにする。
・火頭システム
火頭は、「かじゅう」と読む。禅寺には昔から火の当番をする人がいた。それを火頭という。中高生のプチ合宿などで、火の当番を行う管理人を雇用する。
・自治会員制度
法人化自体を学習プログラムとして参加する会員。会費は他の会員よりも高くなる。だが、これは、一緒になって法人を作り上げる教育活動である。
広報活動や経理など子供と共に考えることになるだろう。これは今まで僕がやり続けてきたフィールドワーク教育の新たなアプローチだと思ってもらえるといい。学校でも塾でもない新しいプロジェクトベースの学習プログラムだ。
・労働力の寄付
今まで古民家は、さまざまな大学生や社会人が手伝ってくれて成立してきた。庭の掃除、薪の支度、焚き火ピットの周りの片付け。彼らは無料で古民家を使う代わりに、僕のお手伝いをしてくれた。彼らは「労働力を寄付」してくれていたのだ。この存在にも名前をつけようと思う。
参加する人たちがお金がなくても、「労働力を寄付」しているという意識を持って行動してほしい。それが古民家の維持に協力していることになる。

◆プロジェクト(※すべて参加費なし)

・「焚き火の会」隔週
・「プチ合宿」焚き火学習会 隔週
この他にも、瞑想教室(大人向け)を月1回開催する予定。

◆今後の展望

・奥多摩古民家の増営
・都心部での空き地や廃校を使った「アゴラ」運営

◆会費草案

自治会員 
年会費3万円(仮)
家族のうち誰か一人が自治会員であれば、同じ特典が得られる。
ともに新たな教育機関をつくる。
マザーズスクールのように、学校でも塾でもフリースクールでもない新たな教育のかたちを共に創造する。
また、これに子供が積極的に参加することによって、文章作成能力を中心に、AO試験をパスできる基礎能力を培えるようにする。

一般会員 
年間5,000円 
(個人会員としていましたが、不明瞭だったので一般会員と名称を変更しました。)
月末の土日のイベントに参加できる。
社員、自治会員の企画するプロジェクトに参加できる。
これまでの焚き火の会1回分という想定。

オンライン会員 
年間1,000円 
賛助会員に当たる。ただ、賛助するだけでなく、オンラインサロンを中心にオンラインイベントに参加できるようにしたい。

◆オンラインサロン
要するに作文教室。教師は自分以外。
つまり参加者全員が添削する義務を持つ。
投稿は文章でなくてもいい。
絵や立体物制作など創作表現すべてオッケー。
今前田が個人でやっているオンラインサロンを移設する。

会員別表

以上、先日行われたオンライン会議動画の内容です。
ご興味あればご覧ください。
第一回「はじめに」 
https://vimeo.com/469274283

第二回「一回目を踏まえて」
https://vimeo.com/470206547


第三回「本決定」
準備中

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前田大介です。 ほとんどの時間をアートワークに費やす。デジタルと自然の間に棲息。 表向きは10代の家庭教師(≒メンター)としてはたらく。仕事内容は、現行教育で培われた劣等感を取り払うことと親子のギャップを埋めること。 ビデオエッセイ『リリンスローズの生き方』制作中。
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