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無料の仕事を効果的にアピールする方法

今回は無料で制作したものに対してのツイートから、さらに詳しくタダの価値、そのアピール方法などを紐解ければと思い長めの文章に記します。

あるツイートからマエダの考えを広げていきます

先日、こちらのツイートをしました。すると、詳しく聞きたいというコメントをいただきました。僕もニュアンスが伝わればというくらいで書いたのでわかりにくいなとは感じておりました。140字で表現するのは本当に難しいですね。

そこで上記のツイート内容をもう少しわかりやすく書くと同時に、マエダの考えを合わせて広げていければと思います。

※むっちゃ長くなるので細かく丁寧に書いていません。なんとなくそうでしょって感じ取ってもらったらといいくらいで書いております。でもこれって大事だと思うんです。なんとなく論ですが、いろいろ汲み取っていただけると幸いです。

無料で制作するということ

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無料、それはタダで制作することですね。言葉のアレですが「無償」とは違うので注意です。
アイコンなのか、名刺なのか、バナーなのか、ロゴなのか、WEBサイトなのか、何にせよタダで制作するということです。

皆さんタダでされてますか? Twitterなどで見ていると、安価なんてダメ、タダなんてもってのほかだという意見もよく見られますよね。はたしてそうでしょうか?

無料は悪ではありません

そんな僕は無料でやることはあります。
ロゴ制作のついでに名刺を作ったり、まずこちらから提案の中で作ってしまって、それからお仕事をもらったり、もっと言うと、おもしろいなと思うものに飛びついて全くの無料でやることだってあります。

自分を安売りするな? いえいえ、これは立派な営業方法です。お客様と繋がる最適な手段と思えば無料でもやります。お金はそのときに入らなかっても、信頼・充実感・仲間などなど得るものがありますから。それは後々にお金を生みます。いわば投資ですね。

この辺のお話は、今回の論点ではないので、僕が無料で仕事をする話にはついては、また別の機会があればそこでお話しましょう。

じゃあ何をマエダは言いたかったのか▷自身でアピールするの良くないっしょ

改めてツイートを見てみましょう。

問題にしているのは、『無償・無料で制作したことを自らでアピールしている』という点です。これってとっても上手くないアピール方法なんです。損していると言っても良いでしょう。

例えば、「(無料で)バナー制作をしたことをnoteにまとめました」みたいなものよく見ませんか?

「なんと勢いで作ったデザインが一発OKもらいました。とっても嬉しい!!」とか、一見その人が良いデザインしたかにも見えますが、全然そういうことが伝わってこない。なぜなら『無料だから』です。

※上記でカッコを付けて(無料で)と表記しているのは、無料でやったことを言ってなくても、経緯とか話の内容で大体それはわかるからです。

無料のリスクは「だってタダだもんね」というフィルターから逃れられない。

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どんなに良いもので、どんなに気に入られたからといって、無料であれば、なんとなくですが、「タダのクオリティ」というフィルターが掛かっているように僕は考えてしまいます。

・すんなりOKなのはタダだったからでしょ
・勢いで作れたのはタダだったからでしょ
・うん、その出来はタダだもんね
・あなたがやったのはタダだからでしょ
言葉にしづらい部分ですがこういう気持ちありません?

まさにこれが無料でやるリスク。
良いものであっても、良質な評価の基準が生まれないんです。言い方を変えると自作自演に近い。これ皆が嫌いなやつでしょ?

1)(無料で)やった
2)これ見てください
3)とても褒められました
うん、良かったですね。それ以外の感情生まれますか? まぁたぶん、「私もタダでやってもらお」と感じてくれる人はいるかもしれませんが…。

もちろん、ちゃんとした有料のお仕事を実績公開したときには、そういった感情は生まれませんよね。金額はわかりませんが、ちゃんとした案件で相手が喜んでいるのだから「プロの仕事だ」と認識されます。
この違いが無料のリスクです。

無料を上手く活用するには、相手に褒めてもらうこと

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そこでこの自作自演を防ぐにはどうするか。当たり前ですが相手にアピールしてもらうことです。

「〇〇さんに制作していただきました。」
「なんとすぐに出来上がってきて、とっても良いデザインだったので初稿で一発OKでした!〇〇さんスゴイ!」

さっきの例で挙げた自分で書いたものより、印象が変わるのにお気づきでしょうか。誰かが自分のことを褒めてくれるって、自分で褒められたと言うより、むっちゃ良く聞こえるんです。

ここでおもしろいのが、やってもらった相手は「無料でやってもらった」と敢えて言うことってほぼほぼないんですよね。なぜならそれは自身のデメリットになるから。まぁここらへんは、なんでかってわかりますよね…。

ちゃんと求めましょう。案外言うてくれます

でもどうやって相手にアピールしてもらうのよって話ですが、簡単です。ちゃんとお願いすればいいんです。

「今回のどうだったかよかったら感想をつぶやいてもらったりしてもらえますか?ぜひお聞きしたいので」
「実績として言ってOKですか? 自分で言うのなんだかこっ恥ずかしいのでよかったらツイートしてもらってよいですか?」
こんな感じでいいでしょう。

案外、快諾していただけます。だって無料なんですからね。これでやってくれない人なら今後の付き合い方は考えましょう。たぶん一緒にやっててもずっとシンドイと思いますよ。

相手が良いことを言ってくれていたら、それは良質な仕事をしたことになる

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良く言ってもらえればもう万歳です。良い仕事をするナイスなあなたが認識されます。

それを見た誰かが依頼をしてきても、タダでお願いとはなりません。なぜならあなたとその依頼者で、タダでやる理由や関係性がないからです。自分でタダでやったと言うてたら、じゃあ同じようにお願いとなりますけどね。

「△△さんのツイートで見たんですけど、ウチのはやってもらえます? 予算とかどのくらいだったのでしょう?」そんな連絡が来たらベストですね。
たまに「あの人に無料でやったならウチにも…」と言ってくる人もいるかもしれませんが、そんなのは無視でOK。もうそんなレベルにはあなたはいません。

なんとなくまとめ

無料でやることは悪ではない。やっても全然いい。ただしそのアピールは相手にやってもらった方が、断然よく見える。むしろ自分でアピールすると自作自演に見えて逆効果。

そんな、なんとなーく感じることを記しました。なんとなくなことなんですけど、僕はこれで上手くいっている方です。無料でやったけど、それをどう活かせばよいかわかんないときは、どうぞお試しあれ。

ちなみにこれは、安価のお仕事の場合でも同じです。安いなら自身の評価アップに繋がる施策にしちゃいましょう。

なんとなく論、おしまい!

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