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お花見は、落語を聞いて楽しもう

お花見を題材にした落語がいくつかある。もっとも、みんな純粋に春の行楽を楽しんでいるかというとそうでもない気がする。いや、みんなでお花見に行こう! と盛り上がっているものの、単純に桜を見て終わり、春の陽気を楽しもうとならないのが落語のいいところ。

お花見や春の行楽をテーマにした落語を、ちょうど「落語ディーパー」で紹介されていた。

3月9日に放送された「花見の仇討」

3月16日に放送された「愛宕山(あたごやま)」(22日に再放送予定)

上記のサイトで、ふたつの落語の動画が期間限定で配信されている。

「花見の仇討」は3月23日まで。「愛宕山」は3月30日までとけっこうあっという間に期日が来てしまうので、三連休の間にでも楽しんでいただくのが良いだろう。

ちなみに「愛宕山」の高座を務めている桂吉坊師匠の落語は、3月末まで無料配信されている「ほぼ日の学校」でも見ることができる。

上方落語のいいとこ取りが見られるので、かなりお得。

「お花見行きたいのに、今年はなぁ……」と悩んでいる人は落語を聞いて過ごしてみるのはいかがだろうか。

わたし自身は桜の木の下にレジャーシートを敷いて大勢で宴席をもつようなお花見に参加したことはほとんどない。大学生のころくらいだろうか?

通勤中に、電車の中から眺める川沿いの桜とか、自宅近くの小学校に植えられている桜を眺めて歩くくらい。

宴席を設けるようなお花見じゃなくても、自分だけのお気に入りの桜を見つけて各々愛でるというお花見もいいんじゃないだろうかと思う。

もっとも「よぉし、みんなでお花見行こうじゃないか!」と盛り上がるところを題材にした落語もある。

題目は「長屋の花見」。上方落語では「貧乏花見」という演目になっていて、わたしが何度も聞いているのはこちら。実家に三代目桂米朝が演じたものがカセットテープに録音されていて、子どものころからそれを何度も聞いた。「愛宕山」も何度か聞いたことがあるけれど、「貧乏花見」のほうが、今でも通ずるところがある(というか分かりやすい面白さ)があるので、好みだったのかもしれない。

タイトルからも分かるように、長屋に住んでいる人たちが工夫を凝らして花見を楽しもうじゃあないか! というはなし。

もうひとつ、浮かれた気持ちにまったくならないお花見の落語で「頭山」というのもある。お花見に行った男が体験する奇妙な話。オチが何とも言えないので、浮かれて陽気な先の三話とは趣がかなり違う。気持ちをしっかり持って聞いてほしい。

今年は自宅でお花見をする、という趣向もふえているという。お花屋さんで桜の枝を購入しても良いし、桜がなければチューリップとかでもいいと思う。桜餅を食べても楽しむのも良し。貧乏花見の町人のように、なんでも楽しんでしまえばいい。




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主にエッセイ。ときどき物語。イベントレポートなども書いています。BOOK SHORTSで開催された「LOVE KAMATA AWARD」大賞受賞。ロシア武術「システマ」についても学んでいます。連絡先 wachikarin@gmail.com

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