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脱毛〜スキンヘッド〜

みなさんこんにちは。
半澤円です。

夏かな?って思うくらい毎日暑い日が続いていますね。
梅雨入りしてないよね!?と毎日疑いたくなるほどです。
今年の夏はどこまで暑くなるのでしょうか?
私は乳がんになってウィッグ生活から卒業できた初めての夏になります。
ここ数年は本当に頭に悩まされていたので、楽しみな夏を迎えることになります。

ということで、今回は抗がん剤における脱毛について私の経験を伝えていきます。


脱毛が嫌だという時期


治療することは決めていました。
しかしどうしても脱毛することだけが、受け入れられない自分がいました。
抗がん剤を入れる前に病院のアピアランス支援センターに何度も足を運ばせていただきました。
いつも同じ話しの繰り返しなのにたくさん話を聞いてくださったTさんには感謝しかありません。
Tさんからは話を聞いていただくだけでなく、ウィッグの試着や自分で購入したウィッグの着用の仕方を教えていただきました。
どんなウィッグが自分に似合いそうなのか?やこんなウィッグだとウィッグと気が付かれなで大丈夫そうだなと脱毛後のイメージをたくさん沸かせていただきました。
ぜひ脱毛に不安な方は自分の通っている病院の相談窓口を使ってみてください。
すぐに脱毛いつでも来い!!とはなりませんが、受け入れ態勢はできます。
そんなこんなで治療を開始していきました。

脱毛の始まり


初めての抗がん剤を2022年5月7日にしました。
以前の記事で、副作用については記載しましたが、私は比較的副作用は軽かったと思っています。
が、全員に訪れるのが脱毛です。
乳がんの治療をしている方で、抗がん剤をしている方は基本的にみなさん脱毛すると私は認識しています。
私ももれなく脱毛しました。

ちなみに
脱毛を抑えるために頭皮冷却装置を使うという方法もあります。
こちらは抗がん剤を入れる前から頭皮を冷やし始め、終わってからも長く冷やして、脱毛を抑える方法です。
私もこちらを考えましたが、時間の長さを考えたこと、通っている病院では対応していないことから諦めました。

さて、本題の私の脱毛の始まりについてです。抗がん剤を入れて1週間目は特に大きな変化は何もありませんでした。
2週間目に入ると少し髪を洗うと髪が多く抜けてきたなぁ〜と感じ、2週間目の後半になると結構これは抜けるなぁ〜というレベルで床に抜け毛が気になるようになってきました。
2週間目後半になり、床に抜け毛が気になるようになった私は抜け毛を見るよりも丸坊主にしてしまうという選択をすることにしました。
丸坊主には娘に家でバリカンを使って3ミリにしてもらいました。
娘は動画を回しながら楽しそうに私を丸坊主にしていくのです。
公開されたらとんでもない動画ですが、人生で一度はバリカンで刈られるのも貴重な経験だと今では思っています。

丸坊主時代


いざ丸坊主になってしまうと、頭の形がいいじゃん!!似合うじゃんとまさかの自分の頭を気に入り始めてしまうのです。
適応能力が高くて良かったです。
ディズニーシーで購入したカメのぬいぐるみオル・メルくんと自分の頭が似ていることに気がつき、2ショットで写真を撮りまくっていました笑
その写真を友人に送ってしまったりもするという、すごい行動をしてました笑
そうこう丸坊主期間もあっという間に過ぎ、どんどん髪がなくなりスキンヘッドになっていきました。
髪は短いので、床に落ちるよりもお風呂に入り湯船に潜ると髪がびっくりするほど抜け、湯船が黒く染まりました。
これは人様に見せられなく暗いすごい光景です。
しかし、長い髪の毛がバサバサ抜けるようも気持ち的に私は楽でした。
そして坊主にするとウィッグを被るのがとっても簡単でありがたかったです。

スキンヘッド時代


髪にも限りがあります。
当たり前ですが、どんどん毛が抜けまくると、抜ける毛もなくなります。
ほぼスキンヘッドに近くなりました。
ここまでくると、もう自分の頭を見るのも慣れっこになるのか!?というとそうでもありません。
鏡を見るたびにビックリするを繰り返してました。
しかし自然とショックで泣きたくなるとかはありませんでした。
それはウィッグを被ってしまうと、髪がないことを忘れられたからです。
夏までは基本的にずっとウィッグを被る生活をしていました。
夏まではです。

ウィッグでの夏到来
ウィッグでの夏は思った以上に大変でした。
夏のウィッグは蒸れるのがすごいのです。
そして髪はなくても汗はかき、びっくりするくらい変なところから汗がダラダラ垂れてきました。
なぜそこから!?というところから流れるので、常に頭が気になってしまってどうにもならなかったです。
人がいない時はウィッグを脱ぎ、必要最低限でウィッグを使いました。
夏はうまく帽子を使うことをオススメします。
そしてウィッグで出かける時は定期的にトイレに行き、頭の汗を拭くことをオススメします。
定期的に汗を拭けば、快適に過ごせます。
こんな感じで夏を過ぎればまた快適に過ごせる日々が戻ってきます。

頭以外の脱毛


眉毛
私はまゆげは結構5回目以降の抗がん剤まではほとんど抜けることはありませんでした。
意外と残っていることにびっくりでした。
最後まで全く眉毛がなくなるということはなかったので、化粧で自分で描く程度で普通に過ごせました。
眉毛の脱毛も個人差があると思いますが、私はそこまで困ることはありませんでした。

まつ毛
まつ毛も5回目以降の抗がん剤まではほとんど抜けることはありませんでした。
ただ5回目以降で全くなくなりました。
見た目は化粧をしてアイラインを引くと気になりませんでしたが、困ったことが起きました。
目にゴミが入りやすくなってしまったこと
光が眩しくて外に出るのがつからかったこと
こちらの2点に非常に困りました。
いかにまつ毛が大事な仕事をしてくれてたのかを痛感するのです。

鼻毛
これが意外にも1番なくなって困った毛です。
気づいたらほぼなくなっていた毛です。
しかし鼻毛がないことで、ゴミがストレートに入るので、いろいろ苦しかったです。
鼻毛様と呼びたいくらいの気持ちでした。
鼻毛は本当に大事な仕事をしてくれているのです。
意味があって鼻毛がある。
変なものを入れないためにある、大事な毛です。
今はとっても大事にしています笑

下の毛
髪よりも早くドバドバ抜けました。
これは全然気になりませんでした。
特に支障はなかったです。

体全身の毛
抗がん剤の回数を重ねるにつれ、つるつるになるので、全身脱毛をしたような気持ちになって嬉しかったです。
この毛だけはもう戻ってきてくれなくていいなって思った毛です。

まとめ


こんな感じで、1番気にしていた髪の毛の脱毛は慣れてしまえば、対応の仕方を覚えてしまえば特に困ることなく生活できました。
実生活で1番困ったのは、まつ毛と鼻毛です。
意外ですよね。
脱毛は治療が終われば少しずつ戻ってきました。
髪の質やまつ毛の質など元の質とは全く別物になってしまうことはちょっと困っています。
しかし毛があるというだけで、許せてしまえます。
現在は元の毛の質に戻すためにプロの方の力を借りながら努力しています。
元に戻すには5年くらいかかると言われていますが、辛抱強くやっていこうと思います。

脱毛が始まるぞという方へ
女性は誰も脱毛に関してきたら嬉しいと思う人はいないと思います。
私も脱毛前はすごく嫌でした。
しかし防ぎようのない現実は変わりません。
もう防ぎようがないなら、少しでも楽しめる方法を見つけることが1番です。
ネガティヴに考えていても自分の気持ちが落ち込むだけです。
私は人生で一度くらいスキンヘッドになるのもいいよなぁ〜
こういう気化でもないとスキンヘッドになれなかったし、この期間を楽しもうと毎日を過ごしました。
そうすると自然と毎日楽しく過ごすことができました。
全ては自分の捉え方次第です。
元気な自分になるためにポジティブに捉えて脱毛時期を乗り越えましょう。
今回こちらで記載したのは私の経験なので、人それぞれ起きることは違うため、絶対こうなるということではないことはご理解ください。


脱毛を乗り越えたみなさまへ
お疲れ様でした。
乗り越えましたね。ここからはまたファッションなどどんどん楽しみましょう。
私もたくさん楽しみます。 

人生は泣いても笑っても1度きりです。
私はどんなことが起きても前向きに、ポジティブに捉えて毎日を楽しく過ごします。
この考え方は自分で事業の立ち上げの時から大事にしている考え方です。
この考え方があったから私は辛いことも乗り越えられたと言っても過言ではありません。
何をするにも捉え方、前提って大事だと私は今本当に心の底から言えます。
ポジティブな考えが治療をする上でとっても大事でした!!

ということで、今回は脱毛について振り返ってみました。
次回は抗がん剤の違う薬に変わった時について書いていこうと思います。

読んでいただきありがとうございました。


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