英語の発音をきれいにするには
コロナ自粛で自宅滞在が長くなっていますが、どうやら大人の方で英語の勉強を始められている方が多いようですね。ホスト界の帝王ローランド様も中学校の英文法を修得する、という文法書を手に学習を始められたようです。また最近、歌手のGACKTさんは英語の発音講座をYouTubeチャンネルで始められています(かなり本格的な発音講座です)。英語が専門の私としては、なんだかうれしく思います。
そこで今日は、英語のお話。
みんな英語の発音良くなりたい
生徒たちや保護者さんによくお話していること。
英語の発音をきれいにするには?という誰もが知りたがるお話です。
英語教室の門をたたくほとんどの親御さん(全員といっていい)がご興味あることだと思います。
発音をきれいにするには、についての私の見解を今日は少しだけ。
1~10にすべてがある
英語発音といっても、ご存じの通り様々な種類があります。
ですが、ある程度決まっているものが繰り返し使われています。
実は英語で1~10を発音していくと、この中にほとんどの大切な発音記号が出てくるのです。もちろん、『全部』ではありません。
そういわれると、1~10を何だか丁寧に英語で発音してみたくなったのではないでしょうか。
フォニックス方式で発音すると、さらに口の形もはっきりわかって、よりきれいな音になります。
きれいな英語をたくさん聞く
リスニングでどれだけ聞き取れるか、というリスニング学習の話を横においておいて…やはりきれいな発音は、きれいな英語を聞くことから、という事実も大切です。
こんな話があります。
外国にいる日本人で発音がきれいな人に、現地の外国人が「どうやって英語の勉強をしたのか。」を聞くとかなり高い確率で「NHKのラジオ講座を聞いて勉強した。」という答えが返ってくる、というお話。
こう話す外国人は実は少なくありません。この「NHK」ってなんだ?と話を聞いた外国人はざわざわするようなのです。
この“ざわざわ”の話を聞くかなり前。
自分が好きで、よく私はNHKラジオ講座を聞いていました。半分は楽しくて聞いていましたが、本気だった時期は1日も欠かさず1年間聞き続けた講座がいくつかありました。
私は幼少期から引っ越すたびに途切れ途切れではありましたが、英語を習わせてもらっていたというバックグラウンドはあったものの、NHKラジオ講座のおかげで、苦労なく発音はきれいになったという実感はあります。
なぜ、NHKラジオ講座がいいか
テレビではなく、ラジオ講座という点もポイントです。
ラジオだと、
・週に何度か放送日があること。
・画像がないので、耳に集中して聞くことができること。
英語を聞く頻度が高いということが大事なのです。
レベル別に様々な講座がそろっていますが、“発音をきれいにする”という目的であれば、どの講座を聞くかはあまり関係ないと思います。
自分が楽しいと思うものがいいですね。
ただ発音以外に、リスニング力や単語力など英語力をもっとつけたいという目標があるなら、講座を1度聞いてみて、今の自分には少しだけ難しいかな?と感じる講座を聞くのをお勧めします。
発音は“努力で”きれいになる
これまでに見てきた多くの生徒たちを思い浮かべると、ほんのわずかですが発音のきれいさが“天性のもの”つまり、持って生まれたセンスで発音がきれいな子というのは確かにいます。ですが、ほんのわずかです。
残りの8~9割の生徒たちは、習いに来ながら自分で努力して上達していっています。なので、日本人だからとかセンスがないような気がするから、という理由で落ち込むことはありません。
分かりやすい上達の目安
発音がきれいになるということは、自分で1番わかりやすい英語の上達を実感できる目安になると思います。
もちろん、最終目標によって英語学習の方法は大きく変わってきます。
ですが、まずはお子さんも大人の皆さんも、英語の発音をきれいにすること、これが達成できれば気持ちいいし、とても楽しいと思います。
Good Luck!!
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