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現場の声!「精神障がい者を採用した際の留意点とは? 適切な対応で職場の活性化を狙いましょう!」

こんにちは!カリスマCST講師大先生マダオです。
明日は月曜日、、憂鬱な方もいらっしゃるかもしれませんが、張り切っていきましょう!と勝手に奮起しておきます。
今回は福祉従事者、特に就労移行支援などに勤めている方々に見ていただきたい記事です。
実際に現場で精神障がい者と一緒に仕事をされている方に記事作成のお手伝いをお願いしました。

近年は、うつ病を始め、何らかの精神障がいをもつ方が年々増加しています。その為、そういったか方たちと職場を同じくする機会もあるかもしれません。そういった時にどういった対応をしていけばよいのかについて、経験に基づいて述べたいと思います。

精神障がいにも程度がある 軽度の人の場合は普通の対応でOK

 総合職として入社後、ジョブローテンションの一環として、会社の総務部に配属されたことがありますが、その際、20代の障がい者雇用枠で採用された方と同じ職場で仕事をさせてもらったことがあります。配属された当初、部門長から配属後の仕事について説明を受けるのと同時のタイミングで説明されたので、配属の始めにそういった障がい者雇用枠で採用された人が、もし同じ職場にいたら説明がなされるかと思います。外見上、全くわからないので、それを知るとどう対応すればいいのか戸惑いましたが、普通に接することができれば、業務上問題なく仕事をすることができました。注意点としては以下のポイントがあります。

・出来るところと出来ないところを把握しないと、業務に支障が出る

・企業は法定雇用率を満たす為だけに採用を実施していると認識している人もいる

・突発的に休みになるなど、就業の継続が難しい面があることを理解する

まず、出来るところと出来ないところを把握しないと業務に支障が出るという点ですが、基本的に、そもそも軽微な仕事を担当してもらっているので、例え繁忙期でも過大な仕事を担当してもらうのは厳しくなると言えます。その為、出来ない部分については無理に仕事を振ることがないようにした方が良いと言えます。
具体的には、会社HPの作成だったら、外注先とのやりとりは自分でメールや電話で対応し、見積もりを作成します。その際にかかった経費の稟議書の作成、捺印、コピー、ファイリング及びデータの保存などの業務手順があらかじめわかっている部分について、サポートして仕事をしてもらうといった具合です。
しっかりと割り振ることができれば、自分の業務負荷も減るので、自分のスキルを付けることにも繋がります。
 2番目についてですが、実際に話をしたことがありますが、同じ職場でも障がい者雇用枠で採用されたということを、単純に法定雇用率を満たすためだけに採用されたと認識している人がいるのも事実です。
そういった声に関しては、聞き流して、どうやって一緒に仕事をしていくか建設的に考えるようにした方が、良いと言えるでしょう。企業の外面を良くするためという意味合いも少なからず有しており、大手グループ会社にいましたが、実際に親会社からの圧力があったらしく、子会社はその方針に従わざるを得ない面があったと思います。その人が折角採用されたことを前向きにとらえ、一緒に仕事をしていく気持ちが大切になると言えますね。
 最後の突発的な休みが時たま発生し、就業の継続が困難になる場合があることについてですが、気分がすぐれなかったり、調子が悪い時があったりして、出勤日の当日欠勤が月に1回程度ありました。こういった当日欠勤があることを想定して、業務スケジュールを組む必要があると言えます。休み明けは、体調を気遣うよりかは、普通に接するように努めたほうが、相手のプライドを傷つけることもないので、良いと言えます。

 全般的に著しく業務遂行が困難になるといったことはなかったので、普通に接するように心がけ、注意点に気を付けながら仕事をすれば、特に問題ないと言えます。

うつ病を罹患している高齢の方の場合 やる気は影響を受けないように注意

現在所属している会社の職場には、高齢でうつ病を罹患している方がいらっしゃいます。転職後には特にそういった説明がなく、後々本人から教えてもらいましたが、明らかに覇気がなく、元気がなかったので、妙に納得したのを覚えています。なぜうつ病になったのか分かりませんが、高齢でうつ病を罹患している方の場合も最初の事例と同様に普通に接するように努めましょう。注意点としては、以下の点が挙げられます。

・仕事へのモチベーションが著しく低いので、影響を受けないようにする

・自分ができない仕事は自分から言ってくれるので、極力変わりに仕事をする

 このように、仕事へのモチベーションが著しく低いので、あまり影響を受けないようにして下さい。業務は、物流の梱包を担当してくれていますが、繁忙期でも他の業務のサポートをすることが難しいので、あまり期待せず、普通に接するようにしましょう。又、自分が出来ない業務については、逆に仕事をしてほしいとお願いされるので、お願いされたら、極力引き受けて対応しましょう。業務が増加すると、うつ病からくる緊張を覚えるそうで、そういった状態で仕事をしても、ミスを引き起こす可能性が高いので、対応できる範囲で対応した方が、チームの為と言えます。

精神障がいの人と一緒に働くことは、学びになる点が多い

一緒に働いていると、先述の通り、法定雇用率を満たす為だけにいるという認識をしている人も事実としていましたが、そういった声に負けずに、如何にして業務を一緒に効率化させることができるかが重要だと言えます。又、自分の仕事の振り方の見直しにもつながるので、仕事をより深く知ることができます。又、人間としての幅も広がると思うので、そういった方と仕事ができるのはチャンスだと思って、仕事に取り組んでみると、案外良い方向に繋がると言えます。又、担当外の仕事が増えたりすることもあるので、その際にいかに自分の仕事をしつつ、他の人の仕事もサポートできるかが問われており、業務遂行能力は鍛えられると言えます。もし、そのせいで業務負荷が過大となりすぎている場合は、所属長に相談しましょう。現在の職場は、所属長がその点も含めてチームを編成しているので、特に問題が発生していません。もし過大な時は、所属長に相談しましょう。

難しいところ 基本的に仕事に対するモチベーションは低い

精神障がいの人と一緒に仕事をしていると、相対的にみて、仕事に対するモチベーションが低いことが挙げられます。致し方ない面がありますが、自分のモチベーションは下げることなく業務に取り組む必要があり、悪い意味で影響を受けないように注意して下さい。また、ADHDの人や身体障がい者の方などのモチベーションは、健常者と同じくらいある可能性が高いので、障がいのタイプについて、ある程度の理解があった方がより職場で対応し易くなると言えます。

まとめ 精神障がいを持っていても、誰もが気持ち良く働ける職場作りが大切

精神障がいをもっていても、それを隠すことなく働ける時代になりつつあります。その為、精神障がいをもっている方は、先述の通り、障がい者雇用枠を利用して就業機会を得ることが可能となってきています。現在は、ブラック企業という言葉が流行しているように、パワハラや長時間残業などで、健常者からうつ病などの精神障がいを罹患する可能性も高くなっており、企業は一定程度の規模をもつ場合は、産業医の設置が義務付けられています。これらのように、メンタルヘルスへの対策も未だ課題となっており、そういった対策ができる会社が経営も安定して行えると言えます。その為、もし職場で一緒になっても、どうやってその人及び自分たちが気持ちよく働いていけるのかをまず考えることが大切だと言えますね。

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