ハイム「Summer Girl」とコウテイ

7月12日 日曜日。昼過ぎに起きる。前日に購入した「ブックオフ大学ぶらぶら学部」を読み終える。僕にもブックオフにまつわる思い出がいっぱい。ここ最近通っている東中野のブックオフはかなりレベルが高いと思う。古書コーナーもあるし。流れている音楽のセンスも良くて、シャザムすることもしばしば。清水国明の存在を感じないブックオフといいますか。ドジブックスの佐藤晋さんという方が書いた文章が一番面白かった。小説として読んだ。

夕方、Twitterを眺めていたら、「ABCお笑いグランプリ」が放送されていることを知り、AbemaTVで視聴。コンテストもほぼ終盤で決勝に残った3組だけ。あの中だったら確かにコウテイかなーと思った。オズワルド、あのネタはM-1でもかけていたから何回も見たネタだけど、ボケの畠中さんが伊藤さんを「キミ」と読んでいたところが妙に耳に残った。

夜はポール・トーマス・アンダーソン「ザ・マスター」を見た。PTAは大学生のころに「ブギーナイツ」と「パンチドランク・ラブ」と「インヒアレント・ヴァイス」を観た。評判が高いから手を伸ばすものの、どれも良く分からないという印象を持っていた。

今回「ザ・マスター」を見ようと思ったのは、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」と並んで21世紀の映画ベスト10によくランクインしてるから前から気になっていた……という理由もあるけれど、いまアメリカのバンド、ハイムにハマっているからというのが一番のきっかけ。PTAはよくハイムのMVを監督している。ハイムの新譜「Women In Music Pt.III」がめちゃくちゃ良くて、中でもお気に入りはシングル曲「Summer Girl」。今週はこれを繰り返し聞いて、PTAが作ったMVも視聴していた。それで、映画の方も見てみようかなと思ったというわけ。

「ザ・マスター」は、どのシーンもすばらしくて、見ていると「あぁいま名作を見ている」と心の底から思う。ただ、やはりややストーリーは難解に感じて、終わってみると結果やはりよくわからないという感想に。ただ、ググったレビューを読んだり、YouTubeに上がっていた町山智浩さんの解説を見たりして、ようやく「ザ・マスター」という映画が掴めた。もう1度見てみることにする。

そういえば、今日「ABCお笑いグランプリ」で見たコウテイのネタも、「ザ・マスター」を見るきっかけになったハイムのMV「Summer Girl」も、演者がひたすらに着込んだ服を脱ぎまくる内容だった。不思議なつながり。

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