ダスティン・ホフマンは167cm

4月6日 月曜日。コロナで避難してきた彼女と過ごすようになって今日でちょうど1週間経った。同棲の体験期間だと思って過ごすようにしている。序盤は怒らせてしまうことが多かったものの徐々に持ち直している。日々成長を実感。

今日のことを書く前に、金土日をさらっと振り返り。金曜日の夜は「ザ・シネマメンバーズ」というエリック・ロメールの映画を順次配信しているチャンネルに加入。「飛行士の妻」を見た。登場人物たちがとにかくしゃべるしゃべる。何気ない会話の中にぐさっと胸を突き刺すような発言もあったりして。それでいて人物の関係性や物語の運びが緻密だ。ロメールは、数年前に有楽町の角川シネマで「海辺のポーリーヌ」と「夏物語」を見たときからのお気に入り。渋谷のツタヤに行ってもVHSしかなく、なかなか旧作を見れなかったのだけれども、「ザ・シネマメンバーズ」ではロメール作品を3ヶ月かけて、「喜劇と格言劇」シリーズ計6作を順次配信していくのだとか。これから楽しみだ。基本的に自宅で映画を見たりダラダラしたりして過ごす。

この週末で聞いた2つの新作、Yves Tumor「Safe In The Hands Of Love」、Thundercat「It Is What It Is」が素晴らしかった。この2作はしばらく愛聴することになりそう。特に衝撃を受けたのはYves Tumor。エレクトロニカよりのイメージがあったのだけど、新作はどちらかといえばロック寄り。激しいドラムとギターソロがそうさせるのだろうか。本人の見た目もそんな雰囲気があるようにグラムロック的な艶やかさもあって、それでいて音像がとても新しく感じる。異形のロックだ。

やっと今日、4月6日 月曜日の話。リモートワーク2周目。先週月曜日までオフィスにいたことがウソみたいだ。コロナの影で案件が白紙、またはストップしていることもあって仕事量はやや少なめ。これからのことを不安に感じながらもグータラして過ごしている。先週で仕事が片付いてしまい、次の締め切りまで余裕があるので今日は完全にオフ日。上司や同僚に対して確認のメールを数本送るなど、最低限の仕事してる感を演出するにとどめ、仕事にはほぼ手をつけず1日を過ごす。

午前中の時点で、近日中に緊急事態宣言が出そうな雰囲気があったので、スーパーやドラッグストアが宣言後に混雑することを恐れて、早めに生活必需品や食糧を買って、しばらくは外出というか人のいるところに行かなくて済むように準備を済ませておいた。家にたくさんの食料があるにも関わらず、今日はご飯を作る気がしなくて結局ウーバーイーツを頼む。感染のことを考えたらこれも本当は良くないんだろうな。彼女チョイスのマーラー麺を玄関に置いてもらう。

晩ご飯のあとは、またしても映画を見ようという話になり、アマゾンで有料レンタルして「卒業」を見る。最近、サイモン&ガーファンクルを聞くようになったので、彼らが楽曲を担当している同作を見たかったのだ。結婚式の途中、「ちょっと待った!」と叫んで花婿を奪っていくアレ、この映画が元ネタだったんですね。「クレイマークレイマー」も「レインマン」も見たことがなかったので、「こいつがダスティン・ホフマンか」とか思いながらみた。結構、身長小さいんですね。ググったら167㎝だそう。

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