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ドリー、ムズ、カムトゥルーだよ

ラジオっ子なので、ラジオで流れてきた曲が忘れられなくてCDを買ってしまうことがある。この目で、この耳で対峙したくなって、ライブにまで足を運んでしまった。

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世田谷ピンポンズ独演会「ラヴ」おしまい。ラジオでCDで聴いたあの声あの音が生音として伝わってくる、それだけでひどく感動した。掠れているのによく通る声、強くも弱くも響くギター。釘付けだった。目が合ったらとんでもない事になりそうで、歌っている間は顔が見れなかった(MC中は全然見れた笑)。

ミニアルバム「ときめき坂」で序として演奏された曲の続きが聴けてうれしかった。春のくれ、っていうのか。また聴きたいな。兄の部屋が二階だったなあ、と回想しながら聴いた二階の歌。たくさん本があって、夏には花火が見えるお兄ちゃんの部屋。二階の歌は、世田ポンさんの実家の、原体験の曲らしい。

世田ポンさんは実家の二階で歌っていた歌が理想だと言っていた。中村一義も自室を「状況が裂いた部屋」と呼んでいたな。とか。
スロウトレインカミングがとても良い曲だったのでどこかでまた聴けるかな、と思ったら「ラヴ」盤に入ってた!もちろん買いました。聴くのめっちゃ楽しみー。

私も三茶に住んでいたので、茶沢通りやキャロットタワーの話は懐かしかったなあ。CDにサインしてもらうとき「私も子年なんです!!」と謎アピールして「ハハ…」と困らせてしまった。だって同い年うれしかったんだもの。親近感。
CDいっぱい聴きます、またライブ来ます。世田谷ピンポンズ素敵でした。

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よくよく聞けば同い年だった。そうだよな、同世代が第一線で活躍する年頃なのだよなあ。

演奏中、彼の目を見ることはできなかった。何だか全部持っていかれそうで。それぐらい、彼のライブには押し寄せるものがあった。青臭い感じも、ジジ臭い感じも人間らしいよね。世田谷ピンポンズ、また観に行きたいな。

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