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来週はブラッド・ピットと……【Sandwiches #58】

 ただいま朝の8時です。昨日「最近は夜に書いておる〜」と宣ったばかりやったが、あれよ、今日の夜はのっぴきならない予定が入った(なにかはひみつね)ので今のうちに書いておこうと、そういう算段なのだ……コンビニで買ったくるみパンを頬張りながらパソコンに向かっております。

 すっかり気の抜けた「短い日」、もとい「Sandwiches」やけどとくに自粛期間中との違いはあきらかで、あの期間は誰しもが共通のmoodのなかにおったと思うのね、ようは「今日も無為で不安な時間が過ぎてゆきますねえ」といった枕詞が使い放題だったわけ。それがいまは状況がさまざまですから、なかなかどうしてインスタントな連帯意識など生まれようもない。

 や、自粛が終わっただけでじっさいのところなにか好転したか、と問われればそんなこともなく、そいや今朝なんかはフジロック中止のニュースも見かけました。わたし個人としてはかわらずなるたけ自室にこもっておるが、週に何度かは外出するし、ただ街に出るとなんとも不完全燃焼気味な雰囲気も感じます。やはりかちょっぴりぐずぐずしたまま夏の盛りを迎えることになるのんか、なんともはやでございますね。

 ただmaco maretsとしてはようやく無限と思われた「書けない」呪縛から脱出の兆し。少しずつ新作のかたちがみえてきたところです。えっへへ、ながらく悩まされた首の神経痛もついに完治し、前に比べたら調子は悪くないのよう。

 カレンダーに向かって、いついつにこれこれしたいな、じゃあいつまでにこれ準備しなきゃな、とかやりだすと楽しいもんで、変わらぬ先の見えなさのなかにも(おぼろげでも)目標を浮かべることは、やっぱり大事みたいです。にやにやたくらむだけならタダやしね、どんどこ先の予定を入れる遊びやたのし、あれだったら「ブラッド・ピットと会食」とか書いちゃってもええやんか! とそれは脱線し過ぎかもやけど、ふさいだ顔をしていても浮かばれんもの、目はしっかり開きつつ、たまにはヘラついてゆきましょう。

●本日の一曲

(6月6日追記:)忘れていました、本日の一曲……湿るこれからの季節にぴったりな「マンゴー」をどうぞ。

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 本日もお便りご紹介させていただきます。投稿してくださってありがとう。

●ペンネーム:73さん

Summerluckに出会ってからmaco maretsさんの曲を聞くようになりました。出会ったのは全然Summerじゃなかったですが。Sandwiches、#31あたりからnoteをやっているのを知って毎日たのしく読ませていただいてます!macoさんの文体が引き込まれる感じがしておもしろいです。そういう文章、ことばを綴るうえでこの人に、この本に影響を受けてるなあというものはありますか?よければ教えてください。

>>うれしいです、「Summrluck」はね、わたしも一年中ライヴで歌っているから季節感など無視でよろしおすよ……(そいや明日の「楽曲紹介」は「Summerluck」なので、そこでいろいろ書きますね)。

 文章を書く上で影響をうけたひと、本についてはたくさんありますが、ことに日記やエッセイ的な文脈だと堀江敏幸先生、穂村弘氏、川上未映子氏、そいからこの「Snadwiches」でも引用した「すてきなあなたに」の大橋鎮子氏などはだいぶ意識してまぜこぜしとる気がします。みなさんね、品がありつつ気の抜けたかんじが好きなのです。あと適度に感情を殺しているところ(エモエモしたのは苦手なので)。もしご存知なければぜひ読んでみてくださいね、お気に召したらさいわいさいわい。

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