中央集権と非中央集権

本資料は、ここ1ヶ月で経験した事と書籍情報を照らし合わせたものである。人間の大半はどこかの組織に所属し仕事をして生きていくため、ヒントになる事があると思う。

マネジメント手法には「中央集権」「非中央集権」に分かれるが、そこには良さと悪さがある。

新聞などでは金融関係の項目として、中央集権や非中央集権をよく目にするが、こちらもその良し悪しは難しい所がある。

※金融技術に関しても、自分は「学習の空間」と「ブロックチェーン技術」を組み合わせたいと考えているので、機会があった際に、市が運営する講演や勉強会に参加し勉強している。仲間を探している意味合いの方が強い。これはまだ煮詰まっていないので、別の機会か、β版の登場の時に。


今回は「現場側」と「事務所側」に焦点を当てた話。

中央集権的なやり方は現場が軽視される傾向がある。

事業計画と結果の数値だけに着目し、割り当てられた予算でやりくりをする仕事が優先になりがちだ。毎年、売上向上、生産性向上を優先課題とし、お咎めがある事もある。

毎年、売上向上、生産性向上が実現しているものの

ある一定ラインを超えた時、若手や優秀人材の退職がちらほら生じる。同じ時期に、クレームが次々と発生するようになる。

さらに悪化すると、現場は事務所へ指示を仰ぐようになる。責任を押し付けられる現場は、事務所の意思決定を待つようになるからだ。

その結果、事務所側は意思決定回数に比例して仕事量が増加するので、忙しくなる。


この問題について、一人ひとりが「ダメなライン」をきちんと持つべきだと自分は考える。役職は関係なく、皆が考えを持ち、主張することがすごく大事。自身も経験してきた。

感覚的であるが、「誰かに事を委ねる人間」が増幅したとき、組織内の仕事がつまらなくなる確率が高くなる。

その理由は大体分かっていて

事を委ねられた人間に問題があることが多い。その人間が変わっている人間だったらアウトなわけだが、そのポジションに就く人は上に好かれたい人間、見栄えだけ良くしたいという人間が多いのかもしれない。これが会社の資質とも言える。

中央集権的なやり方はこういったリスクの上で行われている事を従業員は意識していないと、突然仕事が楽しくなる可能性がある。


その対策として、比中央集権的なやり方がある。

現場単位で、きちんと要求水準を満たせることができ、ある程度、説明ができる生産性を生み出せる状態を言う。

実例として、比中央集権的なやり方が上手くいっている現場を知り、良い状態を初めて見た。

現場に自由と責任を与えるかわりに、要求事項だけは満たしてもらう。そのフォローを事務所側が行うといった環境作り。すごく理想的だと思った。

企業名を出すと問題になるので明言は避けるが、トイレに行く時間、休憩時間、細かな作業導線までを縛る組織があるが、それは現場の生産性向上の観点から正しいのかもしれないが、万人が感じる働く楽しさを出すことはできないだろう。

本人の自由度がある程度存在する中で、行為に楽しさと創造性が出てくるからだ。そこに一切期待しない現場とするのであれば、それはそれでいい。ただこの状態で良く運営できている所をまだ見たことがない。期間工という人材を入れ替えて、維持するのが精いっぱいという所ばかりだった。


楽しく仕事をする環境を作るには、非中央集権的な管理手法に切替える方向に持って行き、仕事削減、自動化をする。これが重要だと思う。

中央集権にして、仕事を投げても結局、別の仕事が増えてしまうものだ。

あと、変なこだわりを持つ人間を入れないようにした方がいい。一気に楽になるだろう。

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