豊かな湖に波を起こそう。滋賀初のオンラインサロンを開設しました

豊かすぎるがゆえにチャレンジをしようとしないーー
滋賀県は平成24年就業構造基本調査にて、都道府県別「人口あたりの起業家数のワースト1位」となった都道府県である。

地方自治体の行政や教育機関の起業・創業支援への取り組み不足もさることながら、土地に根付き数百年と経営されてきた事業が多い場合に「長く続くものが美しい」とする価値基準が、新たなチャレンジを評価しにくくする。

優秀な若者の多くは行政職員か銀行員になることを親世代から薦められ、新たな時代を築き、新しい価値を生み出す選択肢をとりたい若者は県外に出て行く。生まれた土地の課題に気づき、そこに手を挙げたい人にはネガティブな言葉や目線が降り注がれてしまう。

そこでわたしたちmorning after cutting my hairは、滋賀県で注目される20代女性起業家・周防苑子さんと様々なコミュニティを運営してきたコミュニティマネジャーのプロ・江本珠理さんと共に、滋賀県初となるオンラインサロンを開設し、挑戦しようとする人たちをコミュニティ化し切磋琢磨できる環境をつくりました。

/// Online Salon

Shiga communities wave 豊かな湖に波を起こそう

インターネット時代に７パターンのコミュニティを運営してきた、田中美咲・周防苑子・江本珠理による滋賀県民限定のオンラインコミュニティサロン。滋賀の未来を担う若者や、コミュニティに意志と力をつけこれから滋賀でチャレンジしたい人限定の意志ある仲間が集まっています！

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/// Project story

滋賀が大好きになりました。
そんな気持ちになるとは正直なところ、すこしも思っていませんでした。だって琵琶湖くらいしか行くところがなさそうだし、飛行機も止まらない、買い物に行けるところも、面白そうな人もいなそうだから。

滋賀県の長浜市さんからお声がけいただいたことがきっかけで、2017年7月から滋賀県長浜市木之本町で暮らすようになりました。
はじめはこの土地の人たちに受け入れてもらえるかとても心配で。東京で暮らしていた時には防犯上やらないようにしていた近隣の方々への挨拶をしたり。ネットで調べたらだいたいの情報が出てくる東京とは違って、現地に足を運ばないと出会えないお店や場所がたくさんあるこの土地で、いろんな人と出会いたくさんの物や場所に出会い、少しずつ慣れていきました。

そして頼るは滋賀に住んでいる大学の同級生。

今回このオンラインサロンを立ち上げるきっかけにもなった彼女は、滋賀県彦根市の琵琶湖沿いにある美しいアトリエ兼カフェ VOID A PARTの代表である周防苑子ちゃん。彼女から出る一言一言が、滋賀に対する愛と怒りが入りまじっていて、とても極端だけどとても正直で参考になりました。

・湖も山も田畑も歴史もあって、災害もおきにくくて豊か。豊かすぎる。
・女性が起業したというだけで周りから悪口を言われる
・チャレンジする人はだいたい県外にでていっちゃう
・立ち上がる人の母数が少ないから滋賀はブルーオーシャン
・県外に出たことない人たちのマイルールで成り立ってる
・形のないものにお金を出す文化が全然ない ーーー

そして滋賀県内に知り合いが増えるほど、口を揃えてみんな同じようなことを言う。若者やチャレンジしたい人がいないわけではない。そしてすでにこんなに課題が見えている。こんなに素晴らしい環境はないのではないかと思うくらい。
ただここには、「きっかけ」と「仲間」がないだけなんじゃないかと感じてきました。チャレンジしても批判されるのではなく応援し合う仲間。地方に届きにくい情報をシェアする場、そして背中を押してくれる人やきっかけ。

ここには一人のプロフェッショナルが入るのではなく、多種類のパターンを知っていて、コミュニティの作り方やあり方を伝えられる人が必要だとおもい、20代にしてゲストハウス・宿のおかみを経験し、コワーキングスペースやオンラインコミュニティのコミュニティマネジャーを経験している、信頼できる後輩 江本珠理にも入ってもらいました。

まずは場をつくり、試行錯誤しながら変化させていきたいとおもい、こんかい「Shiga communities wave 豊かな湖に波を起こそう」を立ち上げることにしました。

滋賀にいる、眠る才能や勇気がここからうごめいてくれますように。
大好きな滋賀を、もっとすきになれますように。

/// Join

本オンラインサロンは滋賀で今後なにか起こしたいと考えている方を中心にメンバーが集まる予定です。
ただ、現在も今後も滋賀在住かどうかは不問です。すでに立ち上げている方でも、これからチャレンジする方でももちろんOK！

【応募フォーム】https://camp-fire.jp/projects/view/71413

Written by Misaki Tanaka