ロンドンを去る日まで あと48日

渡英したとき、もしかしたら二人のうち一人は現地の学校に馴染めないかもしれない・・・という覚悟はしていた。
そして、実際現地校に通いはじめてみて、息子たちは渡英前に英検2級(当時10歳)と英検3級(当時7歳)を取得していたとはいえ、母語としての英語にかなり圧倒されたことだろう。
物おじというものを全くしない長男は大丈夫だったものの、人見知り場所見知りをする次男は、「先生や友達が何言っているのかわからない」と家で泣いたこともあった。

とはいえ、学校にどうしても行きたくない!行かない!というような事態には英語の問題ではならなかったのだけれど、まさかと思うところにトラップがあった!

お腹が痛いと言って1週間に2回ほど次男が早退した週があり、翌週になって朝学校に行きたくないと泣いてしまった。その頃にはおともだちと会話もできるようになり、授業にもTA(ティーチャーアシスタントに助けてもらいながら)ついていっているようではあったけれど、やはり言語の壁かな!?ついにきたか!と思いながらよくよく話を聞いてみると、

School Lunchがまずすぎる・・・
この前なんかゲボしそうになった・・・

とのこと。
学校のHPに掲載されているメニューを見る限り、ピザとかジャックポテトとかマカロニチーズとかカレーとかフィッシュフィンガーとか、偏食気味の次男にしたらむしろ食べられるものばっかりじゃないの!しかも3つの選択肢からメニュー選べるんだし!デザートもついてる!という内容だったのだけれど。

イギリスのご飯はまずいことで有名だが、ここ最近はずいぶん良くなったとも言われている。ご飯のおいしい国日本で生まれ育った子供たちには、受け入れ難いものだったのか!?と、この疑問をイギリス永住者の日本人家庭のお母さんにしたところ、イギリス生まれイギリス育ちの子であっても、給食はまずいからとずっとお弁当持参だそう。ああ、そうか。では、慣れる慣れないの問題ではないまずさなのだなと納得。

まず週2回はお弁当にして、あと3日はまだマシだというメニューの日を選んで給食を続けた。でもやっぱりどうしてもダメだということで7月5日からは次男はずーっと毎日お弁当を持参。
長男は、セカンダリーに進学したから、どんなものが出るのか食べてみたい!ということで基本的に学校で好きなものを選んで(サンドイッチやラップサンド、バケットサンドなど)食べて、週に1〜2回気分や必要に応じてお弁当を持参。

私の中では、日本からもっと持ってくればよかったもの第1位が、お弁当グッズとお弁当に役立つ調味料だった。何しろイギリスではおにぎりに混ぜる”ゆかり150g"がアマゾンのsubscribe使って購入しても£8.99もする!

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