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社会的処方についての違和感

このニュースをきっかけに再び考えることになった社会的処方。以前から、どうしてかはわからないが拭えない違和感があった。

家庭医として地域ケアを進める上で、これは社会的処方なのではないか、いやちょっと違うと考えることがよくあった。

いろいろな報告や論文を読んでみても、なんだかよくわからないままで、結局日本ではソーシャルワークでやっていることだろうという理解になったりした。

そこを考えると、どっちでもいいという結論にもなり、なんだかそれを旗印に社会起業するような雰囲気にも感じていた。


いろんな人がいろんなことを言う中で、自分なりの結論が出た気がする。

医師(広くみれば、看護師や薬剤師、MSWも)がなにかしら薬剤以外のことを患者にアプローチして、地域につなげる

というのを 社会的処方と呼ぶ。

つまり、

医療者のところまで来て初めてスタートするもの

を言うのだ。

風邪か何かで受診して、そこで問題に気づき、薬だけで終わりにするのではなく、別の人に対応を振っていく、もしくは患者本人に振る。

間違っていたらごめんなさい。

(家庭医はもともとそう言う仕事だよというのはここではなし)


そういうことになれば、自分のやっていることはそれではない。少なくとも 医師から何かを伝えることを目標には置いていないと 思う。

医療機関にたどり着かない人を対象にしたい ということで。

まあなんとなく、個人的な宣言だったりするので、役には立たないかもしれませんが、自分的にはすっきりしました。


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