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言いたいことは黙っていた方が得なのか

組織においての自分の立ち位置。
言いたいことは黙っていた方が得なのでしょうか。これをずっと疑問に思っています。

結局ついこの前も、組織の中で「言いたいことを言った結果損したのかな?」と感じる点があったからです。

◯意見をだんだん言わなくなった

大人になって、明らかに昔と変わったのは『言いたいことを我慢して、言わなくなった』という点です。

昔は、割と何でもはっきり言っていました。
上司に対して「それってどうなんでしょう?おかしくないですか?」と問題点を指摘することも。
しかしいつの間にか学習し、言わなくなりました。

同調圧力や、のちのち面倒なことになることを学んだのです。

◯出る杭は打たれる

会社のような組織の中にいると、出る杭は打たれます。
この場合の“出る杭“は、“会社に取って不都合な発言“を示します。

特に、パワー強めの支配型リーダーが上にいる場合、めちゃめちゃ打たれます。

目立ってほしくないからですね。
それから、自分以上に出る杭の存在は、おもしろくないからです。

「出る杭って打たれるんだなー」と周囲を見て学び、次第に自分の経験からも学びました。

上司から「そのような意見が社員から最近相次いでいるが、◯◯さん(私)がみんなを主導しているのか」と聞かれたこともありました。

“そのような意見“とは、=会社にとって都合の悪いこと、触れてほしくない点、です。
私は主導はしていませんでしたが、目立ったのでしょう。「やめなさい」という圧力でした。

自分は次第に何も言わなくなりましたし、何か感じても意見は言わないが得だなと思うようになりました。

◯打たれて上等かかってこい

哲学者ソクラテスを思い出すことが増えました。
理不尽な理由で死刑を命じられ、逃げることもできたのに死を受け入れ、最後まで自分を貫いた姿が、「今の自分はどうなんだろう?」と立ち戻らせてくれます。

社会人になって相当な年月が経ち、令和五年になっても「やっぱり出る杭は打たれるんだ」と実感したのは残念なことでした。
しかし私は昔と違い「打たれて上等、かかってこいや」と覚悟を持ってぶつかったので後悔はしていません。

しかしながら、みなさんに「組織の中であっても、自分の言いたいことは言いましょうね!」「意見は貫きましょう」というキレイごとをいうつもりはありません。

なぜなら私の場合、その後に明らかな排除があり、身をもって心が傷つく経験をしたからです。
私は正義感と正直さゆえに貫きましたが、ソクラテスのような理不尽さを感じています。

◯日本では言わない方が得

令和五年の結論として、日本の組織においては、言いたいことは言わない方が得なのかもしれません。(もちろん個人の意見です)

そんな人たちばかりになると、どんどん日本の社会がおかしくなって行きます。良くないことです。でも、身をもって感じましたが、私たちには生活だってあるし、生きていかなくてはならない。

組織において、圧倒的パワーで潰される可能性がある場合は、言いたいことも言わずに去っていいです。

「あぁこれ以上は無理!」となったタイミングで、ご自身の身を守るために黙って立ち去るのが有効かと思います。

その場に居続けない、ということが一番大切なので、そうなるように最善の選択をしてください。傷だらけになった経験者としての私からのメッセージです。
苦しんでいる人みなさんに幸あれ!



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