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コロナ時代をどうとらえるか

ワクチン接種が始まり、周囲の気持ちの変化を感じる。

それが少々浮ついたものもあり。

「早くコロナ前に戻って、一緒に飲みに行きたいね」と、声を掛けられることが最近増えた。

また一緒に飲みに行く、はいいのだが、違和感を感じるのは「コロナ前に戻る」という言葉。

「早くコロナ前に戻って、」と聞く度に出る疑問。

本当にコロナ前に戻ると思っているのだろうか。

戻るわけないでしょう。

すでに新しい時代に移り変わったから。

と私は静かに思っている。


みんなで苦境を経験して、無くなっていくものが多くある中、知恵を絞り、新しいものが生まれ、時代が大きく変わった。

もうそれだけで、コロナ前に戻る、そんなことはありえない。

さらに、例えば、オリンピックの問題のように、それぞれに意見があり、他人の価値観に触れる、大きな機会となったこの出来事。生き方も変わり、私達にいろんなことをもたらした。

全く同じに、戻るわけないでしょう。と。


私自身は、コロナ前に戻りたいとも思わない。

それは、哲学者岸見一郎先生がおっしゃるように、人生とは、変化だから。

生きている以上、変化していくもの。

戻るということは、せっかくの変化を否定するようで、私はそのような考え方ををしたくないのだ。

一方で、日々の変化で気付かないことも多く、心のどこかで「私は何ひとつ変わっっていないし、着実に日々を生きるのみだ」と決心している。

コロナ時代をやがて越えて、私たちは日常を取り戻すだろう。

でもそれは、コロナ前と同じではなく、全く別の世界にたどり着いている。

それでいいじゃないか。

「早くコロナ前に戻れ」と」願う彼らが指しているものは、「ただ普通にお酒を飲みに行ける環境」なのか。不便な生活からの脱却なのか。

それでは、これまでコロナと戦ってきた人たち、そして、今現在も戦っている人たち、さらに今後も戦っていく人たちに対して、失礼では無いだろうか、と感じてしまう。

お酒が飲みに行けなかっただけ、不便な生活をしただけの時代?

そんなことはないはず。

それでは、私たちがここまで一丸となって、頑張って生き抜いてきたこの貴重な時代への評価が低すぎないだろうか。

多くの人が、いろんなことを考え、向き合ってきたのだ。私たちは、大きな変化を遂げたのだ。

だから、コロナ前に戻ることは決して無い。

私はそう思う。



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