免疫とは 要約

免疫とは

●身体の下記の機能のこと
①ウイルスや細菌等の病原体から身体を防御
②老廃物、死んだ細胞、がん細胞を処分
③傷ついた組織の修復
●自然免疫と獲得免疫の2種類がある

自然免疫とは

•元々備わっている免疫
•異物が自分か自分以外かを識別し、有害性の有無を判断
•病原体を察知、攻撃、排除

獲得免疫とは

•後天的に獲得する免疫
•病原体の情報を記憶•学習
•抗体を作り病原体に対抗
•血中や細胞内の病原体への対応など、自然免疫の苦手な分野をカバー

自然免疫のメンバー紹介

①好酸球(白血球)
•呼吸器や腸管などに存在
•寄生虫や細菌を排除する
•アトピーの原因

②好中球(白血球)
•白血球の半分以上を占める
•酵素で食べた病原体を消化し殺菌

③好塩基球(白血球)
•数は少ない
•好酸球や好中球の移動を助ける
•寄生虫から体を守る
•初期の癌を感知し破壊
•傷口の治癒
•ヒスタミンを放出しアレルギー原因にもなる

④マクロファージ
•病原体を食べる
•病原体の情報をT細胞へと伝達

⑤樹状細胞
•抗原提示(病原体を他の細胞に伝える)
•病原体を食べる

⑥NK細胞 / ナチュラルキラー細胞(リンパ球)
•がん細胞やウイルスに感染した細胞を除去
•体内を巡回

獲得免疫のメンバー

(1)B細胞(リンパ球)
抗体を作ったり、侵入した異物が危険かどうかを判断することで、病原体を排除する

(2)形質細胞
B細胞が成熟した細胞で、抗体を量産し、病原体を攻撃して自然免疫を助ける

(3)ヘルパーT細胞
感染した細胞を一早く発見し、免疫細胞の指令役を担う

(4)キラーT細胞
ヘルパーT細胞からの指令によって感染した細胞を破壊する

(5)制御性T細胞
他の免疫細胞に攻撃の終了を指令することで、免疫反応を抑制する

(6)メモリーB細胞
病原体の情報を記憶


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