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ワーホリ出発前夜の昔話あれこれ

明日から、いよいよワーホリでニュージーランドに旅立つ。

何が起こるか分からないワーホリ。

高揚感でワクワクというよりかは、仕事や住む場所見つかるかなあといった不安な気持とか、今まで各地を転々としてきて「ああ、また同じように移動ね」みたいな実感が湧かない感じとか、色んなものが入り交ってる。

どれくらい滞在するのか分からないけれど、ワーホリから帰ってきたときに読み返したいと思って、今この文章をつらつらと書いている。

正直、手放しで「ニュージーランドに行きたい!」とは思っていない自分がいる。むしろ、「ニュージーから帰ってきたら、こんなことしたいな」ということをネットで調べたりと、帰国後のことを考えていたりする。

それは、ワーホリに行くことを決めたときの、あの頃の目的が、準備期間を通じて、既に叶いつつあるからだと思う。

***

ワーホリに行くことに決めたのは、一昨年の6月頃。

当時、金谷という田舎に住んでいて、住み始めて1年と9カ月を迎える頃だった。その年の4月には、地元企業の正社員へとなり、それに加え、社員以外にも色んな活動をしていた。

詳細は割愛するけど、とにかく、その年の4月と5月は、絶好調だったわけだ。

だけど、絶好調だった時期は、あっという間に過ぎた。

6月になってから、今まで金谷で特に仲の良かった人達が次々と、金谷を去るか、もうしばらくしたら金谷を去ることを決意。

正社員になった理由も、これまで一緒に頑張ってきた彼らと、これからもこの地で頑張りたいと思ったのが一つだった。だから、

「なんのために自分は正社員になったんだろう?」

とか、

「金谷で、これから何をしていきたいんだろう?」
「金谷でやりたいことも、最早ないな…」

などと自問自答する日々が続いた。

要は、元気のない日々が続いた。当時、夜の金谷のまちを宛てもなく、何度かふらふらと徘徊していたのを憶えてる。

そんな折、「いずれ海外暮らしをしてみたい」という気持ちが前々から抱いて。

「それならば、いっそ金谷を離れてワーホリに行ってみようか!」

と思いついたのが、ワーホリに行くことにしたきっかけである。その数か月前には、東南アジアを半月ほど旅をしていて、その頃から考えていたものだ。

参照:「自分は結局どこに住み、誰と過ごすのか?」

金谷を離れて他の田舎に行ったところで、結局、金谷でやることと何ら変わらない。「それならば環境をガラっと変えて、いっそ海外に行こう!」と思ったわけである。

ワーホリを通して、今までのことを整理して、再出発の準備をしたかった。そして何よりも、新しい目標が欲しかった。

金谷を離れる友たちを見送り、自分が金谷でやるべきこと済まし、金谷を旅立ったのは、結局のところ、その1年後だったわけだが。

***

金谷を旅立ってからというもの、長野と岐阜の県境にある3,000mの山の上の山小屋で働いたり、フィリピンで語学学校に通ったり、長野のスキー場の近くで働いたり。

各地を転々としながら、ワーホリの準備をしてきた。

いずれ山の近くに住みたいという思いから、日本屈指の山岳地帯、長野を中心に仕事をしてきた。

行ってみたかった土地に住み、楽しい仕事も、向いてない仕事も色々やりながら、「自分に向いていること」を試してきた。

考える時間もいっぱいあったから、自分が本当に大切にしていきたいことも明確になってきた。

そもそも、ワーホリを決めてから金谷を離れるまでの1年間で、自分が進むべき道も分かってきていた。

参照:自分の道を行く【後編】~これからのやりたいこと~

ワーホリの目的は、再出発の準備だったわけだけど、もはや再出発の準備はできているように思う。

正直なところ、自分の本業を作り、拠点を見つけ、しっかり稼いで、生活基盤を早く作りたい。

「ニュージーランドに行きたい!」とは思っていない自分がいるというのは、そういうことである。

***

だけど、矛盾するようだけど、ニュージーランドに行ってみたいという気持ちも本当である。

明日からニュージーに行くわけだけど、1週間、1か月後、半年後には考え方も全然違って、「ニュージーランドに永住したい!」とか言ってるかもしれない。

ニュージーランドの大自然を満喫したいし、向こうのカフェ文化も見てみたい。色々吸収できるものがあると信じている。

それに、今の自分は30歳。完全なるギリホリで、ワーホリは今回が最初で最後となる。だから、ワーホリを楽しみたいという気持ちも本当のこと。

たとえ楽しいどころか、つらい日々で、2,3カ月後とか半年後には帰国することになっていても、自分自身が納得した状態で帰国していたい。

そういった気持ちを錯綜させながら、明日、旅立とうと思う。

***

帰国してからのこと。

それこそ、1年後(予定)とだいぶ先になるから、構想は練っていても、具体的に何をしているかは分からない。

ただ、しばらく会いに行けていない人があるから再会したい。それは金谷を旅立ったころから変わっていない。

そして、しっかりお金を稼ぎたい。自分の叶えたいことを叶えるためにも、やはりお金は必要というのを一層痛感した。

ワーホリに行くのを決めた頃よりも、自分の好きなこと、得意なことは分かってきたし、それを実現するためのプラットフォームも世に次々と生まれてきている。

だから、来たるべき再出発のときに備えて、どうなるか分からないワーホリを存分に楽しんでこよう。

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