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渋谷区議会【6/5令和2年度第2回定例会本会議3日目】

❗️3日目のポイント❗️
6月5日の3日目は、一般質問(個人の議員として質問をする)でした。
この日はシブヤを笑顔にする会の森田ゆき議員が一般質問を行いました。

森田議員とは同期で議会に入り、ママさん議員として、お互いの強みを掛け合わせながら一緒に活動を推進しています。

①「妊活・不妊治療」について

先日のアンケート調査やまちづくりLABの活動を踏まえての提案でした。ネウボラの仕組みを活かし、妊活や不妊の悩みを持つ人や妊娠期に入る前の方々にも、専門家によるアドバイスや最適な妊活を進めるサポート、病院選びなどの情報をLINEのような気軽にサポートができるWebツールで提供できないか?また、専門家などによる講座も検討してはどうか?

→現在ネウボラでも利用している電子版の母子手帳の仕組みを踏まえながら検討する。また、専門家の講座なども検討していきたい。

※助成など費用面サポートは東京都でも対応してもらっており、もちろん予算化していけると良いのですが、それ以上に「はじめの一歩」を心身共に寄り添いながらサポートしていける支援が必要だと感じています。若い世代にも馴染みの深いSNSなどを活かして、サポートできる仕組み、そして小中高校生などの性教育もしっかりやっていきたいと思っています。

この前のまちづくりLABでの報告を踏まえての提案になります。
下記まちづくりLABレポートです。よかったら、御覧ください。
https://www.facebook.com/101375561240998/posts/278133913565161/?vh=e&d=n

②保育ソーシャルワーカー

家庭環境の複雑化に伴い、保育士のサポートが限界ある状況。保育ソーシャルワーカーを導入し、週に1度程度、サポートに入れないか?

→今回、子ども発達相談センターに職員増員している。人材確保が困難なこともあり、今後の配置は検討課題にしたい。

※渋谷区としては現在、3つの施策で保育園のサポートをしています。(森田議員の質問でもありましたが)1:子ども発達相談センターより臨床心理士などの専門家チームが年2−3回保育園に訪問し、個別ケースに寄り添い支援を行う。2:園長経験者が保育園を巡回し、保育士の指導を行う「保育巡回相談員制度」。3:今年度から実施される障がいのあるお子さんやご家庭に寄り添い、療育するサポート「保育所等訪問支援サービス」。です。丁寧なフォロー体制ではありますが、やっぱり日常的な活動に行政などの支援サービスとご家庭をつなげられる役割があった方がいいだろうということでの今回の提案。
虐待などを未然に防ぐという意味においても、保育園の役割は大きいです。そういった観点で家庭の困難ケースに寄り添える職員がいることは、保育園の運営にとっても大きいと感じます。

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③特殊詐欺の防犯対策について**

特殊詐欺が増えており、渋谷区も令和元年度111件の被害件数、2億円以上の被害があった。区でも自動通話録音機の貸し出しをしている。さらに、下記対策できないか?1:ナンバーディスプレイ付電話や自動音声アナウンス機能付電話の買い替え助成。2:防犯に関するPR拡大。例えば、防犯行政無線やスーパーなどのデジタルビジョンに映像を流すなど。3:ワークショップなどの防犯キャラバン

→参考にしながら、課題として検討したい。

※民生委員さんからの切実な声を受け、森田さんが警察とも何度もやりとりしながら取り組んでいる対策です。こんなに被害があるのか、と私自身も驚きました。警察との連携をしながら、対応が必要な案件になるので、区だけの動きでは難しいと思っています。街の安全を守る為、連携強化していきたく感じました。

④渋谷のラジオでの子ども放送局

渋谷のラジオに小中学校の放送委員会などが企画立案、出演するのはどうか?
 
→委員会は教育課程内の活動となり、コロナの影響ある中で対応は厳しそう。意見として受け止めたい。

※かなり渋めの回答でしたが、私はとっても素敵な提案だと感じました。小中学生自身が発信者になり、まちのニュースや課題を伝えていく。それはまさに、シチズンシップ教育にもつながりますし、子どもたちの未来へ向かう力にもつながります。学校を通すと中々厳しそうなので、任意で呼びかけるなども検討していきたいなと感じています。

森田議員の発信以外で、神薗自身が特に気になった(よき提案)と思ったものを下記まとめています。

・保護者とのやりとりペーパーレス化(立憲民主党)

→学校からのお知らせやアンケートなど、次期システムでペーパレス化できるように準備している。

※これは、私も昨年度の9月の第3回定例会で提案していた案件です。EDUCOMさんのC4thの中で、対応ができると思いますので積極的に進めて欲しいなと感じています。出欠はすでに学校HP上から連絡出来ている学校もあります(学校によっては、tel連絡のところもあり)

・子育て貧困世帯の状況調査と子ども権利条例(共産党)

→現時点で、やる予定ない。

※コロナで大きな環境変化起きてるので、ご家庭の実態調査をするのは有益と感じています。共産党さんの事例でも上がってましたが、中野区は抽出調査で1万人規模の未就学、小中学生の家庭に調査して、かなり参考になるデータ出ています。これから渋谷区でも学校のあり方検討会や学校長寿命化計画走りますから、ぜひデータを踏まえた施策を検討していきたいと感じてます。子どもの権利条約は国として批准してるので、それを自治体としてもやるかどうか?ですが、独自で条例制定するよりもまずは実践することの方が重要だと思いますので、できているどうかのチェック、できていなければ改善、それでも広範囲で変わらないのであれば更なる強化として条例という順番かなと思っています。

中野区の調査概要 https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/…/d02857…/fil/gaiyou.pdf

来週からは委員会での議論がスタートします。
しっかり準備して、臨みたいと思います。

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