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雨の日の森を歩こう

森にいくことにしていたこの日。
結構な雨が降っていて、行くことを迷ったのだが、雨が降る森はどんな景色になっているのか気になって、行くことにした。

山にかかる霧と、轟音をたてて流れる川とを横目に、関市の山奥へ向かった。

そこにあったのは、
大きく、小さな、自然の働き。
ただただ、感動を覚えた、水の循環。

雨の日の森には
私の知らない世界があった。

樹皮から滴り落ちる雫
葉をつたう雨
緑と茶色の中に目立つ黄色い花
日が差してきた頃の天井
日が差してきた頃の地面
息をひそめるカエル
雨が葉先に流れるような構造になっている
湿る樹皮
透き通る葉
遊歩道が沢と化す
地下から溢れる水
徐々に増す水の幅
雨が光に反射してきらきらとしている
水かさが増す沢
生き生きとした苔
霧がかる山