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診療所、週休3日へ

町医者です。


来月、診療所を完全週休3日にすることにしました。
つまり休診日が1日増えます。


コロナ禍での減収も響く中、休診日を増やすことで更なる減収リスクに襲われますが、いいのです。
コロナ感染が始まる数年前から、業務量を減らす(適正化)ことははずっと念頭にあったのですが、他事業との兼ね合いもあり、なかなか実行に移せずにいました。


とそんな中で、自分の体調不良(今は復活!)とコロナ。
あらためて、ぼくのモットーである最善を尽くすとはどういうことか、考え直しました。
その結論が、診療所の週休3日。


なぜ、業務量を減らすことを考えていたのかというと、ここ三年くらい、ずっと違和感があったのです。
事業が拡大していく中で、どうも自分が思う最善と離れているような。
診療を複数のドクターとシェアすることで、馴染みの患者さんとも数ヶ月お会いしないことがあったり。


ぼくは事業家と見られがちですが、事業を拡大したいという希望は全くありません。事業拡大はあくまで結果論であって、目的では全くないのです。
ぼくは、ただ善い仕事をしたいだけなのです。
だから、スタッフを守る必要があるし、業務量の適正化も必要でした。
繰り返しますが、というわけで週休3日。
スタッフの労働時間は、現状でも一般よりは少なく週35時間なのですが、これをさらに減らして週30時間を基本とする予定です。


ちなみに、この写真。
非常に、非常に、敬愛する患者さんが最も愛した書。
ご自分自身で書かれたものです。


「今日を清く生きよ」


まさに、今のぼくに投げかけている言葉です。



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