2021年はFlutterと共にあった
お久しぶりです。こんぶです。
とつぜんですが、2021 年の振り返りをします。
ゲームデザイナーから Flutter エンジニアに転職した激動の 1 年でした。
エンジニア転職やオンラインサロン、副業などに興味がある方に向けて、何かの参考になればと思います。
エンジニア転職
2020 年 12 月に株式会社アトラスを退職し、2021 年 1 月よりクミナス株式会社に入社しました。
前職はゲームデザイナーで、その中でもレベルデザイナーという役割でした。3Dマップの構造を考えたり、試作品を作って遊びが成立するかを検証したりする仕事です。
レベルデザイナーとしては、からきし役立たずで、提案したアイデアはひとつも採用されることがなく、さらには人間関係もうまく構築することができなかったため、2020 年に入るころから鬱状態が続いていました。
どうにかしなきゃいかんと思い、学生のころに学んでいたプログラミングを活かして転職しようと考えました。当時は「未経験からエンジニア転職」を掲げる WEB 広告をいくつも目にしましたし、それらを勧める Youtuber の方も多かったので、その影響を受けたのだと思います。
2020 年 6 月からRuby on Rails を Rails チュートリアルという教材を使って勉強しはじめ、8 月には教材を一通り終えたのですが、これで転職できるとは到底思えませんでした。技術的も追いついていませんでしたし、熱中もできていませんでした。そんなわけで Rails はみごとに挫折します。
その後、Youtuber の KBOY さんの動画を発見し、Flutter というフレームワークの存在を知ります。Flutter というのは iOS や Android 向けのモバイルアプリをつくるためのツールのようなものだと思ってください。
もともと Unity を使ってモバイルアプリ向けにゲーム開発をしていた経験もあり、アプリ開発に興味がありました。
当時はまだ技術的に浸透してなかった Flutter ですが、誰もやっていないんだったら希少価値が生まれやすいんじゃないかと思い、アプリ開発にも興味があったので、藁にもすがる思いで Flutter の勉強をはじめました。
KBOY さんがやっているFlutter 大学という Youtube チャンネルがあるのですが、そこには無料で教材がアップロードされていたので、その動画を参考に見よう見まねで手を動かしました。
これがとてもおもしろく、すぐにのめり込んでいきました。はじめて 1 日も経たずに UI を組んでいくことができ、3 日もすればバックエンドとのデータ通信もできるようになっていきます。
なんだこれは、なんなんだこれは…… と終始奇妙な興奮に包まれながら学習を進めていたことを思い出します。
ある程度学習を進めたころ、新規募集をストップしていたFlutter 大学のオンラインサロンが募集を再開するということで、10 月ごろに入会しました。
ちょうどそのころに開催されたオフ会にも参加させていただき、現役エンジニアの先輩方から刺激をもらいました。
そのあたりから Flutter エンジニアになってやるぞーというモチベーションが急激に高まったように思います。やはり人に直接会うというのはパワーをもらえますね。
そんな中、Flutter 大学内の Slack にて、Flutter エンジニアを募集しているツイートがあったよという投稿がありました。
そのツイートがいま働いている会社の社長のものだったのですが、ぼくはそこに駄目元でリプを送り、ZOOM で面談しましょうかと DM をいただきます。そのあとはあれよあれよと話が進み、11月には内定をいただきました。
ここから怒涛の 1 年間がはじまります。長い前置きおしまいです。
1月~ 修行
エンジニアは完全に未経験なわけなので、覚えなきゃいけないことだらけです。最初は社長からテトリスを実装するように言われ、がむしゃらに実装しては、コードレビューを受け修正を繰り返しました。
そのあとは、とあるアプリのリプレイスを任され、取り掛かります。大きなタスクをまるっと任される方針で、それがとても勉強になったように思います。
すぐれたソフトウェアの設計などまったく分からないなかで、まずは自分の頭で考えて実装し、それに対してレビューをもらうということを繰り返しながら、少しずつプログラミングのいろはを習得していきました。
このときの経験が今にも生きています。
5月~ 副業
はじめに任された案件が一段落したころ、Flutter 大学のメンバーから副業をやってみないかというお誘いを受けます。
とにかく手を動かした方が実力がつくのではないかと思っていたので、不安もありましたが挑戦しました。
この時期に CodeBoy や Menta といったサービスに登録して Flutter を教える副業も同時に始めます。
ちょっと脳がバグっていてこのあたりから 1 日 12 時間くらいの稼働を続けることになります。
それくらい Flutter にどはまりしていました。
最終的には個人で受けている案件が同時に 6 本くらいあるという状況のなかで、 1 日 2 時間ほど CodeBoy などで Flutter を教えるという生活を送っていました。
いま考えるとぞっとしますね。
10月~ Flutter講師
10 月からは KBOY さんの紹介でバンタンテックフォードアカデミーの Flutter 講師として活動を始めました。またその少し前から Flutter 大学でも週 1 回講師として活動しています。
教えることが昔から好きで、そのような職種に就きたいと思っていたので Flutter を通してこのような活動ができるのはとてもありがたいです。
11 月 ~ Flutterシェアハウス
11 月からは Flutter 大学のメンバーでシェアハウスをはじめました。
4LDK の物件に Flutter エンジニア 5 人で住んでいます。
完全に Flutter を中心に人生がまわりはじめました。
2022年 はどうなる
おわってみれば Flutter のおかげで友人も年収も増え、人生が加速した 1 年でした。
2022 年はどうなるのか。おそらくFlutter の勢いはまだまだ加速していくでしょう。
ぼくは自分がいまなにをやりたいのか、なにをやるべきなのかを一度立ち止まって考えています。
次の一手が決まりましたら note を書きますので、またそのときにお会いしましょう! それでは。
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