ドラクエⅪの語られてない話  妄想考察5

古代プワチャット王国

ここはモンスターと人間が暮らす王国だった。ドラクエの世界には友好的な喋るモンスターが所々に存在している。有名なのはドラクエⅣのホイミンがいる。本作ではユグノアの井戸前に喋るスライムがいるが、本作の多くの友好的なモンスターの登場場所はメダル女学園である。ここは以前考察した通り、プワチャットの末裔が、クレイモランを後ろ盾にして作った学園である。この事から、プワチャットはモンスターと人間が共存する国だったのではないかと決めつけた。

さて、ドラクエの世界はパラレルワールドでは無いと原作者の堀井さんが言った事で、ドラクエ11 からロトの世界、天空の世界と別の世界へ広がっていく話では無い事が確定した。ドラクエ11はドラクエ3にしか繋がらない。そうなると天空編はまた繋がりが見えない。そこで、本作ドラクエ11はロトと天空を繋ぐストーリーではないかと推測した。順番で言うと、

6→4→5→11→3→2→1

ここでは7〜10はここでは無視します。これはパラレルワールドの可能性があるので。

天空シリーズはマスタードラゴンとモンスターと人間の友好をテーマにしています。

6ではドラゴンであるバーバラが人間と友好的になる話。そして、モンスターが人間になったようなゲントの村の存在。チャモロがモンスター装備可能の為。

4はホイミンが人間になりたい。ピサロの進化の秘宝。勇者は天空人との混血。

5は主人公がモンスター使い。そして魔族と人間の息子が天空の血を引く勇者の末裔と結婚し、全ての血を引く双子の兄妹。

ようは天空の三部作は異民族の友好、差別と虐殺の撤廃の話である。

そして、それがプワチャットに続いて行ったのだろう。聖龍はマスタードラゴンの末裔だと考える。

ロトゼタシアが隔離封印される前の世界は、モンスターと人間の共存が多く見られたのではないだろうか。プワチャットもその多くの国の一つであったのではないだろうか。

しかし隔離封印後、プワチャットは一部だけになってしまった。そして野蛮な人間至上主義の民族の中に取り残されてしまったのではないだろうか。

少ない土地に資源を人々は奪い合った。そして四大国というファシスト達がロトゼタシアの実権を握る事になった。

デルカダールの第二王子であり、ドゥルダの師範であるウラノスは友好の証の為、プワチャットの客人となった。ようは人質である。

そのモンスターを中心とした女王、又は巫女的な存在だったのが、メルトアであったと思う。ウラノスはあくまで客人として、メルトアに仕える事になった。メルトアは強大な魔力を持ち、美しく、むしろ神々しかった。ウラノスは羨望しながら嫉妬し、欲情しつつも差別していた。もうそれは恋と信仰がぐちゃ混ぜの、まるで思春期のような激情だっただろう。しかし、作中でのメルトアはウルノーガを愛しきあの方と言っている。これは壁画内にメルトアを蘇らせる際に、ウラノスのコンプレッスが出てしまい、人間がねじ曲がったのではないかと思う。ウラノスは復活させたメルトアに自らの思いを投影して、自身の心を守ったのだと考える。私が求めてるではない。彼女が私を求めてるのだ。と。

その結果、ウラノスはメルトアに興味を失っただろう。魔法の鍵を預けて、信頼してるぞ、と言いながら、どうでもよくなっていっただろう。コンプレックスは克服されず、ただ蓋をしただけ。

話を戻すと、ウラノスはメルトアに対し激情を抱えながらも、それをおくびにも出さず、地盤を固めていった。ウラノスは紛れもなく天才だった。プワチャットではメルトアを除けばウラノス以上の才覚のある魔法使いはいなかった。メルトアは圧倒的な魔力を持ち、礼儀正しく、わきまえているウラノスに対し、信頼を置いていた。ウラノスはそうやって情報を手に入れ、それをデルカダールに流した。街の地図に、城の図面、兵の配備に練度、各将軍達の情報、そしてメルトアについて。何年かかったかはわからないが、その情報を元にデルカダールとユグノアが攻め込んだ。ウラノスはそのタイミングで外交などに出るようにしていただろう。街が落とされ、城に火の手が上がった。ウラノスも離れた場所から見ていただろう。そしてあの圧倒的力を持つメルトアはユグノアのローシュに討たれたのだ。

ローシュは魔王メルトアを倒したとして、地位をあげ、人々から勇気ある人、勇者と呼ばれた。そして勇者ローシュという概念は定着した。

しかし、この戦争の本当の功労者はメルトアに取り入って、情報を流したウラノスである。しかし、国民がスパイの上に奸臣、策略の男を英雄視しないのはわかっている。むしろその事実はローシュの功績に傷をつけるものである。その事実は隠された。後世にはプワチャットは奸臣により滅びたという一部事実のみが残った。

いや、そうなら、プワチャットは悪の国として、ローシュが滅ぼしたという伝記が残っているはず。しかし、作中で語られるのは追憶の根からのニズゼルファに関わる事だけ。追憶の根は勇者とその近くにいた仲間だけが見ることができる。というか、誰も勇者の伝説は知らないのだ。王族が僅かながら知っているが、一般的には何も伝わっていない。伝説としてもラムダにざっくりとした話が残るだけ。

これは勇者について後世に調べられたくないという意志が働いた為だろう。ニズゼルファの討伐は後世に残したいが、ローシュがどうやって勇者になったのかは知られたくない。これは政治ではなく、経済的な面で考えてみるとこーゆー事かもしれない。

四大国内ではプワチャットとの交易で利益を上げていた商人達の組合があったと考える。その中にはプワチャットを敬愛していたものもいるだろう。彼らはローシュをこう呼んだ、「あいつは勇者などではない、悪魔の子だ」それを聞いてほくそ笑んだウラノスは11の勇者を悪魔の子と呼んだとかなら面白い。

そして四大国は都合が悪い勇者とプワチャットの記録を出来るだけ後世に残さないように決めた。

ラムダには経済や政略などは関係がないが、四大国側からの圧力で曖昧な伝承しか残せない事になったのだろう。

プワチャット王国が滅び、

この後が妄想考察1に続く


妄想すぎてオリジナルストーリーみたいになってきました。これはちゃんと最終的にわかりやすくデザインしてまとめてみたいなーと思ってきました


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