エンターテイメントはなんなのか。悲しくて仕方ない。

一年くらい前にPRIDEができた理由を知ってプロレスの歴史とかエピソードを漁って読んだり見たりしてハマった話を前にした。
2020年は試合を観に行くのが目的であったけどコロナのせいで未だ叶ってない。

今年の1.4と1.5は東京ドームWRESTLE KINGDOMの記事とか映像を観て「すげぇ!」となった選手がいる。
木村花選手こと花ちゃんがそのひとりだった。
綺麗だしかわいいし足にボアボアしてるやつ(何っていうのかわからない)着けてるから高橋ヒロムの妹分なのかなとか勝手に思ったりしてた笑。
そもそも提供試合なんてものがあるのも知らなかったくらい。
男だらけの新日に女子プロの試合をやるってありえるんだと思った。
それまであんまり女子プロって意識してなくて、もちろんアジャコング、ダンプ松本、長与千種とかこぞって平成有名選手はわかるけど正直最近の選手はわからなかった。
「スターダム」や「東京女子プロ」「DDT」の存在は知ってたはいたけれど一気に引きつけられたのが今年の初め。
ジュリアとのタッグで結果は岩谷・星輝ペアに負けたけどとにかくそこで好きになった。
年末にたしかバッチバチにやりあってたそうじゃない。
これからどうなるっていうドラマがあったりして。
それもあって今年の夏は新日のG1シリーズとスターダムのどちらも仙台興行あるから、それに来年の1.4東京ドームも行くつもり満々でいた。

コロナはしかたない。
でも一番観たかった花ちゃんが観れなくなっちゃった。

午後に訃報を見て愕然とした。
いなくなってしまったショックと同時に怒りが収まらなくて久しぶりに泣いた。
数日前に配信で元気そうな感じ見てただけになんとも言えない胸が締め付けられるような気持ちになる。
番組出演の件は以前から知っていた。
意味もなく悪意に満ちた言葉が飛び交ってるのも。

普段こんなこと書かないけど言いたいこと書きます。

きっとSNSで罵詈雑言はなくなりはしない。
きっかけは2ちゃんあがりのクソ野郎達のせいだと思ってる。
発信する人に目掛けて何を言ってもいいんだと思い込むヤツ。
誰かを標的にすることで自分の存在意義を保とうとする。
不幸に乗って閲覧数や視聴者数で稼ぐことをするしょうもないクズで犯罪者まがいのヤツ。
そんなどうしようもない奴らの歯止めは効かないし規制とかない限りいなくならない。
「同じ人間なんだ」とか今は綺麗事や美談にしか聞こえなくて苛立ちさえ覚える。
そもそもそんな奴らは何にも響かないだろうし、今はそこの話がしたいわけじゃない。
好きな人の命がなくなったんだ。

番組に出てた意味を考えた。
それってどう考えてもスターダムを拡めるために背負ったわけじゃん。
「選手ひとりひとりがブランド」っていう言葉を新日本プロレスのメイ社長は言うけどまさにそれで。
きっとブシロードの木谷社長も同じ考えなはず。
22歳の女の子がそれを背負ったわけ。
どれだけ技を喰らっても立ち上がるレスラーを言葉が殺した。
テレビ番組とリングは違うだろう。
こんなことがあっていいのかよ。
アホか、いいわけねぇだろ。
今Youtuberで人気出てるDDTの世志琥も過去にセメントマッチで色々あったけどその時も酷かった。当時ネットニュースで見て知ったけど何かおかしいと思って調べたら案の定本意を見られずに叩かれまくってた。

エンターテイメントの世界に夢なくさせるな。
ふざけんなって本気で思う。

バンドやアーティストを見ることが出来ない経験はこれまでに幾度となくしてきた。
きっとこの先も慣れることはないし、経験もしたくない。
分かってるけど死なないで。
切にそう思う。
きっと先にアメリカ行ってる紫雷イオみたいにWWEとか世界に向けて有望な選手だったはず。
プロレス歴1年くらいのズブの素人でもこの人すごいって思えたくらい。
もっと早く知りたかった。
花ちゃん、本当に好きな選手でした。
悔しくて残念でならない。

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