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ラスエボ・感想&考察(ネタバレしかない)



【注意書き】


・ネタバレしながら流れに沿って感想書いて考察しています。ネタバレしかありません。
・高石タケル推しです。タケルのことになると急に元気になります。
・初代はもちろん02メンバーも大好きなので、その辺も大変うるさいです。
・考察したかと思ったら急に黄色い悲鳴が出てきます。かと思ったらまた考察に戻ります。考察兼ファンの感想です。
・tri.未視聴です。
・tri.どころか無印02アニメ本編しか見てません。映画ノータッチです。
・以上で問題なければどうぞ。




【考察前にとりあえず総評】


最初に声を大にして言いたい。


02組とタケヒカ一切絡みないやんけ!!!!!そこを!!!楽しみにしてたのに!!!お互い名前すら呼んでくれないってどういうこと!?!!?賢ちゃんとタケルのお互いの呼び方未だにわからないんだけどここまで来てやっぱり謎は謎のままなんですか!?!!?02の六人絡めよお前らジョグレスしただろ!!!!!



あと全体の総評として、太一ヤマトがメインで、残りがなかなか出てきてくれないのがちょっと寂しいなあという印象。もちろん94分で12人は大変だろうけど、でもそれならtri.くらい長編で作ってほしかったというのが正直な気持ちです。tri.見てません。出番のないキャラクターをウォーゲームくらいバッサリと切り落とす勢いならそれでもいいけど、『最後の進化』だと謳っている限りは多分それも難しいんだろうなとは思いますが。それにしても。


ではネタバレしつつの感想と考察をどうぞ。
全体の流れはわかってるんだけど、一度しか見ていないため細かいシーンの前後が間違ってるところもあるかもしれないので、その辺は何となくで流してください。



【序盤:事件発生と困惑】


・冒頭、一番最初のあのタイピングの言葉がやっぱり全体のまとめだったとは思う。いい感じだったのに思い出せない。未来を諦められるほど年老いてもいない、的な。
【僕らとデジモンたちとの新しい(新たなる?)アドベンチャーである。】
はなんとか覚えてる。この辺はたとえば大人高石タケルが書いてる設定なのか、それとも太一やヤマトの胸の内なのか。そこはちょっとよくわからないんだよね。気になるところです。


・まずは選ばれし子供達初登場が高石タケルってだけでテンションMAX。エンジェモンの後ろ姿のシルエットだけで来た!って思った。来た来た来た!なんだお前イケメンだな!声も良ければ顔もいいな!あとヒカリちゃんとの連携が阿吽の呼吸だし強すぎるし、このタケヒカ+太一さん、最後ちょっとだけヤマトの連携プレーの慣れ具合が最高に良かった!さすが初代!
あとやっぱりアニメが綺麗だよね。90年代のアニメも雰囲気も好きだけど、やっぱり最新デジタルは美しいなあ。エンジェモンとエンジェウーモンの連携がいちいち美しくてコマ割りでゆっくり見たい。ホーリーアローがキラキラしてて綺麗。エンジェモンが槍投げみたいにホーリーロッド投げまくるのはちょっと笑ったけどヘブンズナックルは出してくれないのね!見たかったなあ!


・ここの一番最初の進化バンクは無印を踏襲して、かつ現代風にデジタルアニメ化した感じですごく良かったです。のっけからこんなに飛ばして大丈夫か?とは思ったけど、後半に行くに連れてなるほど納得。これを使うのはここしかなかった。掴みは大切。それよりも後半に行くに連れてちょっと全体の空気がダレるというか、そのせいでちょっと尻すぼみになった感はあるかなあと。後半にも進化バンクぼこすか入れて欲しかったよね。あれを挟むだけでシーンが引き締まるのに何もなかった。無念。いやむしろそういう見せ場が無かったからダレてたんじゃないかなあ。


あとものすごい街壊すじゃん。ゴジラかな?って思うくらい盛大にぶっ壊すじゃん。中野壊滅でしょあれ。あれで怪我人いないとかどういう奇跡?序盤に奇跡使っちゃうの?ってくらい大暴れしてくれました八神と高石田。ここでダブル兄妹(弟)出てきてくれたのは嬉しかったなあ。
あとは太一ヤマトがわちゃわちゃしてる間にしっかり光子郎さんと通話してるタケルがしっかり者で可愛いです。あの耳に付けてた光子郎さん試作のインカムいいですね。どうせならあれをモチーフにしたイヤホンとかグッズにしてほしかった。あと光子郎さんとやりとりしている仲間たちの「了解!」の音声がPCに映されるシーンが個人的にすごく好き。あのあれ、心電図みたいな。何て言えばいいのかわからないので察してください。画面に高石タケルって書いてあったのもポイント高い。


・タケルが朝ごはん食べに行こうって誘ったのに兄ズが来ないってなかなかドライだなって思ったけど、大学生になったらそんなもんだよねとも思ってしまった。そんな成長を見つつも、子どもの頃のあの距離感が愛おしくなる。あとデジモンたちを気軽に預けるってことは、やっぱり定期的に交流があるんだよね。電車乗ったりバイク乗ったり、大きくなって気軽に行ける行動範囲も広がっただろうし。そう思うとそれはそれで嬉しいなって。それにしてもラスエボはブラコンシスコンもすっかり鳴りを潜めたな。そこがちょっと寂しい。あとは普通にタケヒカが仲良しなのとファミレスで店員のお姉さんに怒られるのが可愛かったです。そういうちょっとした日常が見たいよな。


・大学生になって、やっぱり各々友達もできるよね。あのモブくんモブさんたちも関わってくるのかなって思ったけど、この尺じゃ無理か。
そしてパチンコでバイトって、太一さんもしかして日々服に煙草の匂い染み付いてる的な?ワイルドだな。音がうるさいところにずっといると耳がおかしくなるよね。ヤマトと話してて話聞き取れなくて大声になったりしないかなっていう謎の心配をしてしまう。
にしても阿佐ヶ谷のホルモン屋で焼肉とビールってお前ら渋くない?ほんとに大学生?いや実際大学生ってそんなもんなのかな?とは色々考えたけど。出不精にはわからない世界でした。しっかし22歳かあ……。
ところで太一とヤマトは気軽に会ってるのかな。光子郎とか丈とか、周りが忙しすぎて呼べるのヤマトだけってなったのかな。それとも進路相談するには同じ境遇のやつ、って思ったのかな。その辺の仲間内での付き合いの感じも知りたいなあ。


・それよりも高石タケル、「あいつ小説を書くらしい。内容はまだ見せてくれないけどな」ってヤマトが言ってたってことは、つまりこの時点ではデジタルワールドの冒険を執筆するかどうか決まってなかったってことかな。それ大丈夫なん?みんなにインタビューしなくていいのかな?みんな過去の記憶ぐちゃぐちゃになって美化されない?大丈夫?っていう謎の心配をしてしまった。


・しかし進路に悩む大学生ってだいぶリアルだよね。その辺を序盤で持ってきて…………回収まではしてくれなかったな。未来に悩んで迷ってる青少年たちが前を向いて生きていく、っていうイメージを観客に植え付けるという意味では正解だと思うけど。にしてもそれが外交官と宇宙飛行士になるなんて誰も思わないよな。仲良く揃って斜め上。


・で、ホルモン屋からの昏睡事件からの、太一ヤマト光子郎タケルで集まった際のこと。とりあえずタケルの頭の上に乗ってその上から帽子を被るスタイルのパタモンが最高に可愛くて、ほんと選ばれし子供達の中で一番歪みねえなって思いながら微笑ましく見てました。タケパタはほんと歪みない。あと光子郎さんのオフィスなのに遠慮なくウォーターサーバー使うタケルが可愛かったです。初代に遠慮しないとこ最高。


・02で初めて登場するのが大輔じゃなく京さんってとこが何かいいよね。02組らしくて。京さんの、「皆さんに丸な……お願いした方がいいと思って〜!」のとこめっちゃ可愛い。さすが京さん。その後の「丸投げってハッキリ言ったな……」っていう太一さんも可愛い。みんな可愛い。意外と太一と京っていう組み合わせもアリなんだなって思ったけど、多分太一とミミの組み合わせとそっくりってことなんだよな。あとあの動画だけで京さんとホークモンの関係が全部表現されてるのがやっぱりいいですね。


・で、今回のオリジナルキャラクターが登場。メノアちゃんと井村さん。井村さんは名前聞き取れなくて後からパンフで確認した。本名は山田だっけ?そこでメノアちゃんにやっぱりさらっと「日本語お上手ですね」って言えちゃう高石タケルお前ほんと…ほんとそういうとこだぞ…でも好き…。


・ここで今度は序盤の無印に次いで、ウォーゲームの踏襲ですって感じになりますね。電脳空間に飛び込んで行くのとか。奇しくもここで集まったのが、太一、光子郎、ヤマト、タケル、というウォーゲームのメイン四人なのも考えてこうしたのかなっていう制作サイドの意図を感じる。意図してなかったらあまりの偶然に笑う。しかもここで、かつては太一とヤマトしか入れなかった電脳空間に、今度は光子郎とタケルも入って共に戦った、っていうのが感慨深い。あとあれ、太一ヤマト光子郎はデジモンたちに掴まる形で電脳空間の通路を飛んでるのに、タケルだけパタモン頭に乗せて運んでもらってるスタイルが最高に可愛かったです。歪みねえな。あれデジモンたちがパートナーを運んでるように見えちゃうんだよね。実際は多分みんな普通に飛べるんだよね。


・で、ここでエオスモン第一試合。完全にウォーゲームのオマージュ。いいですね。しかも今度はパタモンがさっさと戦闘不能にならないからエンジェモンの見応えがある!最高だ!でもやっぱりこれ以降は進化バンク出してくれないんだよなあ。勿体ないな。というかそもそも今回のラスエボ、アグモン系列しか進化バンク使ってないよね。ここまで太一ヤマトのタッグでやってるんだからせめてガブモン系列の進化バンクまでは出してやれよ…とは思った。欲を言えばパタモン系列も見たかったし、更に欲を言えばホーリーエンジェモンが見たかった。
あとあれ、何とかフィールド展開するやつとかいいよね。そういうの好きだよ。カブテリモンとエンジェモン、光子郎とタケルでフィールド展開するのすごい最高に胸熱でした。意外と気が合うよね。tri.でも一緒にいるしね、見てないけど。
あとはやっぱりこう、何も言わなくても連携が取れてるところが初代でした…!
にしてもやっぱり、こんなにさっさとオメガモン出しちゃう?とは思ったよね。その後の展開も何となく予想はついたからいいけど。確かディア逆でも似たような感じだったよね。序盤オメガモンはさらっと負けるみたいな慣例でもあるのか。だけどあのオメガモンのキラキラー!な進化シーンは良かった。強いて言うなら、腕をぶわっと広げるまでは生首みたいに見えてしまうところです。


・それにしても、あんなにあっさり逃げられたわけだけど、もしあそこでエオスモンが倒されてたら、メノアちゃんどうするつもりだったのかな。あれはエオスモンの一部で、本体は別にあったとかそういう?最初に近付いてきたのは、やっぱり一応の信用を勝ち取るためってことなのかな。メノアちゃんとしては、選ばれし子供達のリストを持ってる光子郎さんを狙ってた、ってことだもんね。メノアちゃんなら軽くハッキングできそうなもんだけど、敵対するつもりじゃないからってことなのかなあ。この辺のメノアちゃんの考えがちょっとよくわからないですね。考察不足。


コロモンツノモンのお口にせっせとわんこハンバーガーするテントパタが可愛すぎて、しかもパタに至っては羽耳でわんこしてるのが余計に可愛すぎて、ほんとこの、シリアスな子どもたちと空気読めないデジモンたちの対比がいいよね。手使わないんかい!みたいな。可愛い。あとあの大量のハンバーガーは誰が買ったんだろう。メノアちゃんかな?それとも光子郎さん?それ経費で落ちます?まあそれはともかく、太一ヤマト光子郎が一緒になって考えてるのに、タケルだけソファでデジモンたちの面倒見てるの、無印の頃からこんな関係だったよなあって思って微笑ましく見てた。タケルが意外と話に参加しないくせに多分聞いてはいる感じとか。デジモンたち放置して色々考えてる兄貴分たちに対して、タケルはその辺のフォローが上手いんだろうなと思いながら見てました。あとハンバーガー食べてたコロモンとツノモンが、一瞬カメラが切り替わった次の瞬間には既に幼年期から成長期になってるのめっちゃ笑う。その辺の切り替え方は雑だけど、映画全体の構成としては使い方が上手いなって思った。さすがに幼年期からの進化バンクは尺が勿体ないと踏んだか。だったらその尺後半で使ってほしかったけど。


・慌ててスマホデジヴァイスを見て、もうちょっとでお別れリング(あれは正式には何という名前なんだろう)が現れなくてほっとしてるタケルと光子郎、現れてしまって絶望してる太一とヤマト、の対比がやっぱり悲しかったですね。太一とヤマトは今までの冒険の影響で他の仲間たちより進化率も究極体率も高いから、そのせいなのかなあって考えてた。


・でもここがわかんないんだけど、“大人になって可能性がなんとやらすると別れが早まる”みたいなことをメノアちゃんが言ってたのがずっと引っかかってる。『無限の可能性を秘めた子どもはその可能性を選び、成長していく、そのエネルギーがパートナーデジモンへの莫大な力になる』的なこと言ってたけど。物理的に進化しまくると別れが早まるんじゃないの?可能性って何?その辺研究してる割に曖昧なのはどういうことなの?もしかしてまだメノアちゃんもきちんとわかってないのかな。だって後々プールサイドで、「あなたたちなら運命を変えられるかもしれないと思った」とか言ってたもんね。
その辺り、制作サイドが敢えて曖昧にしてるのか、それともそこまで作り込んでないのか、どっちかなって考えてるところ。曖昧にしてるなら次があるし、考えてないなら作り込みが甘いような。でもこれが最後の進化だって言ってるってことは、やっぱり後者なのかな。
そしてヤマトが出て行った時のタケルの「兄さん!」が大変良きです…。


おいどういうことだよ02組男子でラーメン食いに行くならタケルも連れてけよ!!!何で省いたんだよ伊織くんもいるのに!!!

ていうか伊織くんそれ学校の制服じゃないの?私服なの?その格好でニューヨークに何しに行った?まあデジタルゲート使って不法入国してるってハッキリ公言してるから、学校帰りにニューヨークのラーメン屋で待ち合わせたとかそんな???

「おい伊織!今からニューヨーク来いよ!一緒にラーメン食おうぜ!」
「いいですけど、ゲートの座標間違えないでくださいね。この間は酷い目に遭いました」
「あれは悪かったって!まあ心配すんなよ!今日は賢もいるからさ!」
「大輔さんがしっかりしてください」

とか話してたんだと思うと大変可愛いです。でもラーメン食べながら「これくらいなら日本でも食べられる味ですし、それに金額が……」って言うのものすごい正論すぎて笑ってた。さすが伊織くん。大輔のラーメン好きは変わらずだし、大賢伊トリオめっちゃ息ぴったりだし仲良しか。タケルを混ぜろ。それにそれぞれの膝の上でラーメン食べさせてもらう幼年期組がほんと可愛いよね。走ってる時に賢ちゃんの腕にぶら下がるタイプのミノモンも可愛い。それからヤマトに対して昔はつんけんしてた大輔くんが、ヤマトからの電話嬉しそうに取ってるのがなんかすごく良かったです。仲良しか…。


・あとこのラーメン食べてる時点では02組のデジモンたちはみんな幼年期なのに、その後のヤマトの依頼調査してる時は既に成長期になってるのはご都合主義なのかな。その後の成熟期への進化のために成長期にはなっててもらわなきゃ困るって感じかな。ラーメン食べる前の状況でエネルギー切れを起こすとは考えにくいから、コロツノのわんこハンバーガーの時然り、そこまで02組の出番が無いと見た制作サイドの都合かなって考えてる。


・それから、京さんが合流したあと、「アプローチを変えてみましょうか」ってさらっと言って、メノアちゃんの研究室に突撃して、しかもこっそり忍び込む伊織くんに心の中でめっちゃ笑い転げてた。その堂々と本人の研究室へ向かう大胆さと、しかも平然と忍び込むメンタルの強さが最高にいい。周りが困惑してるのに表情が変わらない伊織くん最高だし、アルマジモンの爪でさらっと扉開いちゃうところが更に最の高。

誠実の紋章が仕事しません。

これがジョグレスパートナー・タケルの影響だったら更に笑うけどその辺どうなんだろうね。まずは02組とタケヒカを会話させて。ヤバいな02組出番少なすぎて伊織くんしか考察書けない。


・あと大輔くん、太一のことは『太一さん』って呼ぶのにヤマトのことは『ヤマト先輩』って呼ぶのどうなん???逆じゃね???伊織くんも『ヤマト先輩』って呼んでたのどうかと思うんだけど君たち本当にそれでいいの???
ついでに高石タケルが“兄さん”呼びに落ち着いたの、一応『お兄ちゃん(無印02)→兄さん(ディア逆)→兄貴(tri.)→兄さん(ラスエボ)』ってことで着地点ここでいいのかな???以前書いたtri.タケルの兄貴呼び考察の二次小説、流れとしては間違ってなかったってことだよね。良かった良かった。
あとはあれだな、太一さんいつの間にミミちゃんのこと呼び捨てするようになったの?tri.から?太一さんの『ミミちゃん』呼びが好きだったんだけどなあ。



【中盤:疑惑と襲来】


・この辺りから後半へ向けて動き出してくるけど、まずはミミちゃんが眠り姫になるとこからだよね。無印時代のフジテレビでもそうだったけど、よく眠り姫になるなミミちゃんは。残念ながら今回は起きませんでした。ミミちゃんの状態に全然動揺しない初代男子たち、さすがだな。丈以外は、とうとうここまで被害が来たか、っていう方に意識が向いてそう。


・これだけデジタル技術が広がってる中で、敢えてプリペイド携帯とか公衆電話を駆使してるっていうのがやっぱりIT社会の問題を表してるなって思ってそこは良かった。やっぱりアメリカにもあるんだね公衆電話。あとスマホにデジヴァイスの機能付けるのはさすが光子郎さんだけど、これからはウィルス対策がんばろうな。それとも神童メノアちゃんのITレベルがおかしかったのか?エオスモンのせいか?光子郎さんの本職はホワイトハッカーでしょ!研究がんばって!!!


あと軽率に平田さんことゲンナイさん来るじゃん!!!そんな気軽に来る!?画面から、むにゅううう、って出てくるやん!!!で、何のために来たん???今の状況がヤバいって話なんもしないで太一さんの質問にのんびり答えてるんだけどお前暇なん???光子郎さんとの絡みひとつも無かったやん???暇なん???あとゲンナイさんに上座(ベッド)譲って自分は床に座ってる太一さんすごい好き。育ちがいい。
「君たちにまだ無限の可能性があるのだとしたら或いは」的なことを言ってたゲンナイさんだけど、要はそれが02最終回への布石ってことなのかな。どう繋がるのかわかんないね。


・メノアちゃんのプールサイドの話は、多分全部本音なんだろうなって思う。本当は助けてほしかったとか、多分言える人もいなかったんだろうな。孤独な人なんだろうなって。だからこそ「あなたたちが最強のチームだからよ」とか言ってたのかなと思うと、あのシーンがきっと一番の、そして最初で最後のSOSだったんだろうなあと。「あなたたちなら変えられるかもしれない」的な台詞も、多分本音なんだろうなと思うと、やっぱりどこかで自分のやってることに迷いがあったのかもしれないよね。だけど後戻りはできなかったんだろうな。自分と同じような目に遭ってほしくなかった、っていうただそれだけなんだろうな。


・02組からの電話がこう、ゆるむよね。四人でわっちゃわちゃしながら喋る感じとかが02組で最高に可愛かった。大輔くんと京さんがぎゃんぎゃんしてる横から賢ちゃんと伊織くんが説明してるところとか。あとお好み焼きの食べ放題は今回がんばった全員で行ってほしいなあ。その辺の後日談が知りたい。この頃の02組はタケヒカと連絡とってたのかなあ。


・タケヒカが誘拐されたあの動画見た瞬間いいぞもっとやれって思ったよ私は!!!いいぞもっとやれ!!!軽率に誘拐して!!!しかも動画送り付けるとか最高じゃない!?多分私が一番テンション上がったのここです!!!誘拐されて意識奪われるとかどこの二次創作!?公式でした!!!


太一ヤマトの反応も想像以上に良かったしね!あの汗と焦りと瞳孔の開き具合と震え方がほんとにもう心配と恐怖と色んなものがぐちゃぐちゃになってる感じでめっちゃ…お兄ちゃんしてるやん…。ミミちゃんの時と大違いやん…。ブラコンシスコン生きてるやん…。あと各々の弟妹を心配しつつ、やっぱりタケルのことも気にする太一さん最高じゃん!!!そんでやっぱりヤマトはヒカリちゃんの名前出さないじゃん!!!石田お前ほんとそういうとこだぞ!!!でも昏睡してるタケルの頬に触れて絶望してるシーンは最高でした御馳走様でした!!!
これさあ、もしこの後日02組が合流してタケヒカ誘拐されてたって知ったら02組の反応どうなんだろうね!楽しいね!しかも意識奪われてたってなったら02組大騒ぎするに決まっとろう!02組にやたら心配されるタケヒカ可愛いです!公式がぶち込んで来たんだからもちろんその波一緒に乗ります!!!

ところでその誘拐犯はどこの誰?黒幕はメノアちゃんなのはわかるけど、物理的に連れ去ったのは誰なん?もう既にエオスモンが現実世界に顕現していたってこと?とは思ったけど、まあ同時期に光子郎さんの前でエオスモンが顕現した時点で、元々メノアちゃんがそういうことができる、ってことなんだろうね。
お兄ちゃんに抱き抱えられるヒカリちゃんめっちゃヒロインだし、タケルの方はおそらく井村さんが発見して椅子から解放して横たえて毛布かけてくれたんだと思うと井村さんほんといい人だしタケルも今回ばかりはヒロイン。でもせっかくならタケヒカのことは京さん伊織くん(02組)に助けてほしかった02脳でした。せっかくならtri.くらいの長編枠で丸々一話この辺の話作ってほしかった。
井村さんはさ、最初が怪しかった分、あ、こいつ多分いいやつ、って読んでしまったんだけど結果やっぱり、ですよねー、って感じだった。いい大人だ。この辺の明るいメノアちゃんと怪しい井村さんが実は真逆の立場にいたっていうのが、やっぱり脚本構成としては重要なところだっただろうなあ。あと井村さんが怪しくなかったらきっと02組の出番もなかった。井村さんほんとにほんとにありがとう。今作のMVP。


・あとタケヒカ誘拐動画の『コンドハドッチ?』的なメール、こうやって光子郎さんにメール送ってくるのはウォーゲームと近いからその踏襲かなとは思ったけど、ディアボロモンの時は単にディアボロモン本人が勝手にやってることだとは思ってたんだよね(ウォーゲームもディア逆もほぼ見てないけど感覚的な考察)。
だからメノアちゃんが敢えてタケヒカを誘拐して位置を知らせたの何でかなって一瞬疑問には思ったんだけど、太一ヤマトをそっちに向かわせてる間に光子郎と二人きりになりたいっていうメノアちゃんの算段かなとは考察してる。かと言って、別にメノアちゃんとエオスモンなら太一ヤマトがいたところで関係なさそうなもんだから、敢えてタケヒカ誘拐した意味が未だによくわかってないんだよなあ。だって太一ヤマトがいても、同じように光子郎にリスト頂戴って言ってさらりと情報もらっちゃえばいいわけだし。三人に抵抗されたらまとめて意識奪っちゃえばいいわけだし。となると、エオスモンとメノアちゃんには全く接点も関係もないと見せかけるための手法のひとつかな、という点に落ち着いてる。
少なくともタケヒカ誘拐現場にパタテイルがいなかったことを鑑みると、おそらくタケヒカは別々のところで襲われて、意識を奪われた後に倉庫等に連れて行かれたと考えていいと思う。選ばれし子供の意識を奪ったらデジモンたちも同時にミッシング(メノアちゃん曰く)するらしいから。


・そしてまたひとつ疑問が起こるんだけど、それ以前に起こった世界的な昏睡事件の際は、多分エオスモンは現実世界には顕現していなかったはずなんだよね。阿佐ヶ谷のホルモン屋でも太一とヤマトはエオスモンを見ていない。ということは、メールか何かで接触して、そこから意識を奪っていると考えていい。それなのに、どうして後半ではエオスモンをどんどこ顕現させていくんだろうって思ってたんだよね。別にいいじゃん普通にみんなにメール送れば。
それなのに敢えてエオスモンを顕現させたのは、ディア逆で大量のクラモンが現実世界に顕現したあれを踏襲したのかなとは思った。あとは無印02本編映画と、必ず一度は現実世界大混乱シーンがあるし、その辺の踏襲を含めた制作サイドの意図なんじゃないかと。
それとは別に思ったのは、今までは仲間のように(もちろん救いたいから仲間のつもりで)接してきたメノアちゃんが、実は黒幕だったことがバレたからもう隠すことは何もない、って感じで、隠していたものを解放した結果なのかなあとも思った。完全に瞳孔開いて黒幕の目になってたもんね。
そして光子郎さんはやっぱりジーニアスボーイ。



【後半:メノアとエオスモン戦】


・光子郎さんがプリペイド携帯に残した座標を辿っていくシーン、いいよね。何もない、って言われても、光子郎が残したデータなんだから必ずここにいる!って迷いなく信じられるのがほんと仲間って感じで、こういう細かいところに現れる仲間たちの信頼がやっぱりいいなって。


・「行こう」って言う太一に対して「本当にそれでいいのかよ」って聞くヤマトの図は、何となく無印の頃を思い出した。真っ直ぐに突き進む太一と、待ったをかけるヤマトの図。でも実際は、太一の方が先に覚悟を決めてたんだろうなあとは思う。「いいわけないだろ」の台詞に色々込められてる気がする。でも誰かがやらなきゃいけないし、仲間を助けなきゃいけないって。ただ、仲間を助けるためになりふり構わず、ではなく、パートナーとの別れを思って躊躇する、っていうのが、子どもの頃との違いなんだろうなとも思ったシーンだった。ここでヤマトがタケルを助けることよりもガブモンのことを真っ先に考えたのがすごく、なんか、大きくなったなって(何目線)。ただ逆に、タケルや仲間を見境なく助けに行けない感じが、ああ大人になっちゃったんだなっていうのもちょっと思った。勢いだけで進めなくなった感じが。


・そしてあの何もない何も聞こえない空間に立った時の太一ヤマトはどんな気持ちだったろうな。二人と二体でいたから何とかなったのかな。あそこに一人でいたら発狂しそうだよね。そこにクリスタルで凍り付いたあの夏の電車。これは時を止めるという明確な象徴で。
そしてメノアちゃん登場と。あの髪飾り、モルフォモンが付けてたものだったんだね。モルフォモンは正直デジモンというか、魔法少女の使い魔みたいだったよね…。
で、ネバーランド計画を知ることになる、と。そしてネバーランドに取り込まれた仲間たちの姿を見て絶望する、と。
tri.見てないけどめいこちゃんと、こことは別のシーンでウォレスも出てきてて、もしかして今までの流れ全部繋がってるん?って思っちゃったから、これ一部のtri.否定派の傷抉る気がしてる。あそこはめいこちゃん出さない方が良かったんじゃないかなあ………いや好きな人にとっては嬉しいとは思うけど。
あとメノアちゃんの背後にパリのカトリーヌちゃんがいたのは確認しました!あと香港の三兄弟も見えた気がするから、多分今までのアドシリーズで出てきた子どもたちみんないるはず。全員はちょっと見つけられなかったなあ。そういう小ネタは素直に嬉しい。


・エオスモンと戦って、倒したと思ったら進化して、さらに仲間たちに阻まれて。意識奪われてるとは言っても、やっぱり仲間に攻撃されるって辛いよな…。そしてとうとう選ばれし子供達リストへ向けてエオスモンが動き出して現実世界に顕現。


・ここでやっと02組が出てくるのはほんと嬉しいですね!ところで02組はどれくらいの間ニューヨークにいたんだろうね。あの状況的に一週間以上は滞在してたんでは?ホテル暮らし?優雅だな。それとも毎日日本に帰ってたのかなあ。京さんが合流時点ではインド風の格好してたのに、エオスモンが顕現したあの夜は例の赤いオフショルと頭にスカーフの格好だったから、少なくとも何日かは経過してるはずなんだよなあ。スマホやPCに表示されてる(多分)日にちの経過をちゃんと見てなかった。失態。


・さて、一度見えない位置に撤退しつつ、再度戦うことを決めた太一ヤマトだけど、オメガモンが再び敗れるわけですね。完膚なきまでに。メノアちゃんが発狂してエオスモンに取り込まれて出来た最終形態にスパスパ切られちゃうもんな。その上子ども姿の仲間たちに阻まれて。
でもそれでも諦めなかった太一がホイッスルを吹くとこ、あれは良かったね。デジモンの全ての始まりを描いた映画のオマージュだもんね。始まり。「それでも進まなきゃいけないんだ!」っていうそのスタートのことを表してるようで、その表現方法が素敵だなって思った。それに、エオスモンと戦ってる現実世界の選ばれし子供達が、ボロボロになりながらも戦ってるところが、ほんと、“一人じゃない”って感じで良かったなって。02組もがんばってたし。
ホイッスルの後のヒカリちゃんの「お兄ちゃん」っていう台詞が、なんかすごくグッと来ました。安心感というか。やっと仲間たちが戻ってきた、やっとみんなで戦える、っていう。安心感と安定感半端ないなって。


そしてここからがようやく、JO先輩とミミちゃんの出番だよね!やっとまともな見せ場が…!良かった良かった!君たちの活躍が見たかったよ!!!と思ったらあっさり戦闘始まってあっさり太一ヤマトのターンになってしまってちょっと凹んだ。もうちょっと出してよ〜。でも「兄さんたちを助けるんだ!」っていうタケルが、ほんと無印の頃から根本的なところは変わってないんだなって思ってそこは嬉しかったです!


・序盤で書いたことでもあるんだけど、ラストのエオスモン戦では進化バンクが全然出てこないんだよね。敢えてわざとそうしてるならそれでいいとは思うんだけど。序盤のエオスモン戦はウォーゲーム的な感じだったけど、ラストは全然違うもんね。ディア逆のイメージなのかな。
進化バンクでbrave heartをぎゅいんぎゅいん言わせてたらまた更に盛り上がりそうだったけど、敢えてこのねっとりした不気味な空間を演出したのならそれもアリかなとは思います。太一とヤマトの追い詰められてる感じとか、不安で足が少しずつ後退ってる感じとか、メノアちゃんが段々狂気的になっていく感じとか。でもそれならせめて初代の意識が戻ったところから、形勢逆転の進化バンク連打してほしかったなあ。せっかくスマホ型デヴァイスも作ったのにオープニングしか見せ場ないの勿体ないよね。


・そして初代が全員復活したところで。
この映画最大の問題点というか矛盾点は、まあ間違いなく空さんだろうと思ってます。まず空さん関連の大事な話を全部クラウドファンディングで消されてる。だから初見の人には空さんが全然出てこないその意味が多分わからない。クラファンでやってた『本編に入りきらなかった短編』の中で、さらっとYouTubeかなんかにアップされてた『空へ』。これ見てるのと見てないのとで空さんへの見方が全然変わると思う。私は見てたからそこも含めて全体を眺めることができたわけだけど、これ見てなかったら多分、「空さんどうした?消滅した?」って思ってたと思う。それくらい本編に出てこなかったし戦いもしなかったし何なら選ばれし子供達との会話ゼロ。ほんとゼロ。これはクラファンでやるべきじゃなかった。本編に入れるべきだった。入らないじゃない5分なら気合いで入れろ案件だった。ほんと。
その上で言いたいのは、

空さんなんでエオスモンに捕まってないの???

少なくともメノアちゃんがスマホタップしてエオスモンが現実世界に顕現した時点で、選ばれし子供達リストに乗ってる子どもたちは全員襲われるはずだし、そもそも最強の選ばれし子供達チームは素性なんて割れてるはずだから、最初に狙われてもおかしくない。事実全員狙われてる。ミミ、タケヒカ、丈、光子郎、全員が意識を奪われて昏睡してる。なのに空だけ平然とおうちにいる。どうした?デジタルバリアでも張った???少なくとも光子郎とのやりとりは無さそうだったし、空一人にそんな特別待遇はしないだろうし。それなのに何で何も起こらないのかと。
この状況なら、

戦わないと決めた→だから自宅待機→だけどエオスモンに襲われて捕まり→戦いたくないけど今はもうやるしかない!

になるはずじゃない?少なくとも私はそうなるだろうと思ってたしそうなってほしかった。メノアちゃんの狂気ぶりを見ても、もう戦わないと決めたの、と言ったくらいでネバーランド行きを避けられるとは思えないし。
これ下手したら空さんもメノアちゃんとグルみたいな展開!?って思うくらい全然出てこなくて、最後の最後まで空さんの想いが何一つわからなかった。
ここが個人的には最大の矛盾点でした。マジでこれはもうちょっと何とかしてほしかった。ミミや丈のことが描かれていないのは、この尺で描ききれなかったと言われたらもちろん認めるし、わかるってなるし、02組についても同様だけど、この空の矛盾についてはちょっと納得いかない。
パンフに載ってた内容から考えるにしても、たとえば、たとえばもし、パートナーとの別れが、あのリングが現れたのが空が最初だったとして。そもそもそれが何なのかに気付くかな。それを一人で抱え込むかな。仲間たちに相談しないかな。そう思うととにかく寂しいと思ってしまうんだな。それにもしそうであれば、雨の窓の外を眺めるシーンとかで、そのリングが現れたデジヴァイスを一瞬映すなりしてほしかった。パンフのキャラ紹介の通り、どうして敢えて仲間たちから離れる道を選んだのか、どうしてただ仲間たちの無事を祈っていたのか。大人になって変わることもあるけど、空の“愛情”はどこへ行ったのか。それとも、他者への愛情に押し潰されそうになる空が、そこから自分を解放して自分の道を生きると決めて、その愛情を以って仲間たちの無事を願ったのか。
空というキャラクターを責めるつもりは毛頭ないけど、空というキャラクターの描き方がもうちょっと何とかならなかったのかと。それがすごく悲しかった。

この扱いの雑さは、どこか02のタケルを思い出しました。


・そして「これが俺たちの、最後の進化だ!」からの、謎の進化。何だこれ、って思ったらパンフに書いてあったね。観る前に読まなかった。なんか、不思議な進化形態だったなあと。もうちょっとデザインなんとかなりませんか???


・あとはもう無双なんで置いといて、ラストはメノアちゃんだよね。辛いこととか記憶とか、こういうのはサマーメモリー系の踏襲なのかな。そしてそのメノアちゃんの記憶を辿って、「選んだ道がどうなろうと進まなきゃいけないんだ!」的な台詞で救い出す。メノアちゃんもここでやっと救われるんじゃないかな。太一やヤマト、選ばれし子供達と出逢って、腕を引かれて、モルフォモンの言葉とその意味に気付いて。他の子どもたちを救いたかったのは確かで、そして結局本当に救いがほしかったのはメノアちゃん自身だったんだろうからね。救うことで救われたかった人なんだろうなあ。でもそんなことしなくても手を差し伸べてくれる人はいたんだよね。彼らと出逢えて良かったと思います。


・メノアちゃんが救われてエオスモンが消滅して、ネバーランドが崩壊。やっぱりネバーランドの空間の描かれ方は美しかったね。
あと、何となくだけど、意識を奪われている間は、別に“ネバーランド”にいるわけじゃないんじゃないかなあと思った。目を覚ました子供達が、初代だけじゃなくデジモンたちまでみんな「なんか変な夢を見てた気がする」って言うから、多分、ハッキリと子どもの頃の幸せな空間にいるわけではないような気がする。メノアちゃんはネバーランドにいればずっと幸せって言うけど、意識を奪われたその実態は、別に幸せな夢を見ているわけではないんじゃないかなあと。そういう意味ではやっぱり洗脳に近そうな気もする。
それはともかく、ミミちゃんの「今日もいい天気〜!」が最高ですね。


・井村さんに手錠をかけられたメノアちゃんが、諦めつつもどこか晴々としてたのが本当に良かったと思う。無限大な夢のあとの何もない世の中じゃ辛いことも多いけど、選ばれし子供達とは違って、メノアちゃんには無限大な夢すらも、もしかしたら見えてなかったのかもしれないって思うから、無限大な夢のあとの何もない世の中の先に、何か希望が見えたなら良かったなあって。


そして最後の…最後のなあ、あの、太一アグモン、ヤマトガブモンの別れのところ、「おっきくなったね」はもちろんグッと来て。ハーモニカも、なんかあの頃に帰ったみたいで。そしてあの「なあ、明日さ、」で振り向いたらパートナーが消えていたあのシーンは。音が止まって、時も止まったみたいで。その明日が永遠ではないことを、わかっていたのに、覚悟していたのに、っていうあの想いが、なんか、きっともっと大切にしたかったよなあと。色んな想いが混ざってる気がして、よかった。一気に語彙力喪失するくらいには。


・にしてもラストちょっと駆け足だったなあ。もっと後日談とか描いてほしかった。急に春になって桜が咲いて。ヤマトは大学院行ったんだろうけど、結局太一どうした、論文はいいけどどうすんだこの先、卒業するんじゃないのか、って感じになってしまったんだよな。ラストの『人間とデジモンの共生について』はとてもいいと思うんだけど。


・でも結局これが02最終回に繋がるんだと思うと、「こっちから会いに行く」っていうのは前向きで諦めてなくていいし、そしてちょっとだけ感動が薄れるなあとは思ってしまったんだよね。むしろその辺がほしいんだけどここで終わりなの?っていう不完全燃焼感は…あるかな…。
このラストについては、ちょっと上手く表現できないですね。また何か気付いたら書き足します。


・それと『こうして彼らは大人の入口に立った』っていうナレーションがね、ちょっとね、更にもうひとつ上の考察したいとこなんだよね。そのうち書きます。


・エンディングの『離れていても』は、まさに!って感じの歌詞で、そしてAiM曲だったのでそれだけで感動だったね!エンドロールが良かった!その後の選ばれし子供達の生活のワンシーンが映されてて!そういう日常編みたいなのがもっと見たかったけど、さすがにそこまで詰め込めないのはわかるので、大人しくしてます。



ということで、色々考察して文句も言ったけど、それでも結論としては、


無限大な夢のあとの何もない世の中は、何もないからこそ希望に満ち溢れていて、美しく、愛おしかった。


ということかなと思っています。



この記事は映画本編のみで考察しているので、今度は小説版を読んでまた考察深めようと思います。
きっと小説版の方が細部まで書いてある!はずだ!と踏んで読みます!
でもその辺の本屋に売ってないんだよなあ。


長々とお付き合いいただきありがとうございました!

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