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公園

Merrilyの目指すところは、”こどもが充分に遊べる社会”です。
教室を始める時からこの運動塾はいつか必要がなくなれば良いなと思っています。なぜなら、今、運動塾で行っていることは本来ならば外遊びや生活の中で自然と習得できていた能力だからです。

運動塾は、遊びの継承が途絶えてしまったこども社会の遊びを繋いでいくきっかけになれば良いなという思いでやっています。Merrilyの週1回や2回の活動で感じた事、体験した事を日常の生活の中で取り入れてもらえる事を願っています。

そうなると自分の地域の遊びの環境というのが大切になります。その中で”公園”が担う役割は大きいのではないかと考えます。しかし、公園には禁止看板が立ち、老朽化等による遊具の撤去、スポーツクラブの独占使用、植物をはじめ施設等の管理状態などこどもにとってそういった状況はどうなのかな?と感じることがあります。ただ、この状態になっているには、原因や背景が必ずあります。そこに、私自身、無関心に過ごしてきたのも事実で、知らない事ばかりです。禁止看板は、本当に必要なのか?遊具は撤去していくだけでいいのか?スポーツクラブの縄張り争いでいいのか?管理が手間な植物を退け、コンクリートにしていくだけでいいのか?他にも色々と感じ、思いながらもどこにこの声を届けたらいいのかもよくわからない。そんな方は、もしかすると少なくないのかもしれないと思っています。今後、公園という場をどのように活用していけるのかと考えた時に多く方のお話を聞きたいと思ったし、可能ならば一緒に公園という場の在り方を見直し、活用して行きたいと思っています。公園という場所は、ひとつひとつに役割があり、文化の積み重ねで成り立っている、そんな気がしています。また、日常的な使い方と非日常的な使い方はまた公園の顔を変えるし、時間によって顔を変える公園もあると思います。

2020年新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言での自粛生活の中で、今まで人のいなかった公園に人がいるそんなまちの姿に心が温かくなりました。しかし、徐々に日常生活に戻り以前と同じような人がいない公園に戻りつつある今の状況を寂しく感じながらも今どのように取り組んでいくのかはすごく重要な時期なのではないかと考えています。出来ることから少しずつ取り組んでいきたいです。

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