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Apple3分クリニック 〜その3〜

・Macのキーボードショートカットを覚える(3)
前回は”ショートカット”は左手で届く範囲のアルファベットキーで有効なものが多いと書きましたが他にも届くキーが残っていると好奇心に駆られた人もいるかも知れません。と言うことで今回は全てに有効とは限らないけど似たようなアプリでは概ねこのようなことで使われていると言う”ショートカット”をご紹介します。

【リロード】
command+R

インターネットが社会インフラとなった現在一番多くの人が使うアプリと言えばWebブラウザーでしょう。私はAppleの信者ですので当然SafariがメインのブラウザーですがサイトによってはSafariでは上手くいかない場合もあり、FirefoxやChromeを使うこともあります。そのブラウザー全てで共通に使える”ショートカット”がページの再読み込みのためのリロード。何らかの原因でページが上手く表示されなかった時にマウスでリロードボタンを押したことは皆さんも結構あると思いますが、これからはわざわざリロードボタンを押さずにcommand+Rでリロードしましょう。

【検索】
command+F

第一回にSpotlight検索を紹介しましたがこちらは昔から使われているオリジナルの検索のための”ショートカット”。Finderでこのショートカットを使うとファイル名だけではなくファイルの種類や最初に作った日、最後に開いた日など細かな指定を同時に複数設定してファイルを見つけることができます。Webブラウザーであれば表示されているページの中から検索文字を探してくれますし、ワープロやスプレッドシートなら文字の検索だけではなく文字の置き換えの時にも便利な”ショートカット”です。

【フォントパネルを表示】
command+T

ワープロやスプレッドシート、プレゼンテーションと様々なフォントを使って文字入力を行うアプリならば必ず必要となるフォントパネル。フォントの種類、フォントサイズ。太字、イタリックなどの文字装飾が必要になった時にメニューから見つけて表示するのは大変ですが「command+T」の”ショートカット”を覚えておくだけで一発で表示されます。閉じる時もわざわざ”閉じるボタン”を押す必要はありません。もう一度「command+T」で
フォントパネルは閉じてくれます。

【太字 or ボールド】
command+B

文字装飾の中で一番多用されるのは太字にすることだと思いますが、そのためだけにフォントパネルを表示させるのは面倒だと思います。もちろんその為の”ショートカット”がありますので「太字」にしたい部分を選択して迷わずに「command+B」で太字に変更しましょう。こちらもフォントパネルの表示と同じように太字をやめたい時にはもう一度「command+B」で太字を解除できます。太字よりも使う頻度は少ないと思いますが「command+I(アイ)」「イタリック(斜め文字)」になります。

【プリント】
command+P

印刷機能を持っているアプリであればファイルメニューの中の一番下にある「プリント…」や「印刷…」を選ぶのではなく「command+P」を使いましょう。これで印刷に必要なダイアログが表示されます。また、見えているファイルを印刷ページのままにPDFファイルとして保存する場合にもメニューから「ファイルを書き出す」などを探してPDFとして出力するよりもプリントダイアログの左下にある”PDF”プルダウンメニューの中から「PDFとして保存」を選ぶ方が時間を短縮できます。

【情報を見る】
command+I(アイ)

先ほど「太字」のところで触れた文字を「イタリック」と同じ”ショートカット”ですがFinderでファイルやフォルダを選んだ状態でこの”ショートカット”を使うとファイルサイズのなどファイルの詳細情報を知ることができます。ファイルであればわざわざ調べなくても良いかもしれませんがフォルダであれば何個のファイルが入っていてどれくらい容量を取っているかが分かります。ハードディスクなら他のアプリをわざわざ使わなくても空き容量を知ることが出来ます。

【アプリを切り替える】
command+tabキー

現在アクティブなのに裏に回ってしまっていて(複数の画面やデスクトップを使っている場合には尚更)アプリを切り替えるのが面倒な時。この”ショートカット”で画面中央にアクティブなアプリのアイコンがずらりと並びます。commandキーを押したままでtabキーを押すと隣のアイコンに移りますのでそれでトップに持ってきたいアプリを選んでください。

と言うことで3回に分けて基本的な”ショートカット”について書いてきました。中には基本じゃないだろうと突っ込まれるものもあったと思いますが私が普通に便利に使っているものですので何かの機会に使ってもらえればと思います。皆が普通に使っていない”ショートカット”をドヤ顔で使って見せるなどと言うのも一興かもしれません。もちろんそれで友達をなくしても責任は負いかねますのでお間違えのないように。
次回は、iPhoneなどのiOSの使い方に入っていこうかと考えています。こう言うことを知りたいなどリクエストを頂ければ最優先で記事にまとめますのでよろしくお願いいたします。

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