日経平均採用225銘柄とTOPIX CORE30で長期で個別株投資に向く銘柄とは

結論から先に書くと、日経平均採用の225銘柄、TOPIX CORE30 の29銘柄(NTTドコモがNTTにTOBされ上場廃止となったので現在は30銘柄でなく29銘柄)のうちで、長期で個別株投資に向く銘柄はどのくらいあるのかというと、営業利益率とROEともに二桁ある銘柄が長期投資向きという仮定を置くとかなりの銘柄が投資対象外となる。

株探で日経平均採用銘柄と、TOPIX CORE30銘柄にどんなものがあるかはすぐにわかる。最初のリンクは「寄与度ランキング」となっているが、証券コード順に並べなおしてリンクしているので注意。

日経225採用銘柄

TOPIX CORE30

両者は重なっている銘柄が多い。TOPIX CORE 30 で日経225銘柄に採用されていないのは次の5銘柄なので、両者を足して重なっている銘柄を引くと、合計は230銘柄になる。

6594 日本電産、 6861 キーエンス、 6981 村田製作所、 7741 HOYA、 7974 任天堂 

さて、これらのうち直近3期(今期見込みと前2期)で、1期でも営業利益、ROEとも二桁をの会社がどのくらいあるかというと、こうなる(決算上営業利益が出ていない会社や年度は、経常利益率で代用)

1808 長谷工、2413 エムスリー, 2914 JT, 3436 SUMCO, 3659 ネクソン、4004 昭和電工、4021、日産化学、4042 東ソー、4043 トクヤマ、4063 信越化学、4151 協和キリン、 4452 花王、4503 アステラス、4506 大日本住友、4507 塩野義、4519 中外製薬、4543 テルモ、4568 第一三共、4689 ZHD, 4704 トレンドマイクロ、4911 資生堂、5101 浜ゴム、5301 東海カーボン、5631 日本製鋼、5713 住友鉱、6103 オークマ, 6301 コマツ、6367、ダイキン 6758 ソニーG、 6857 アドバンテスト 6952 カシオ, 6954 ファナック 6976 太陽誘電  7731 ニコン、7733 オリンパス 7832 バンダイナムコ 7951 ヤマハ、 8035 東京エレクトロン 8697 日本取引所  8795 T&D 8830 住友不動産 9009 京成、 9022 JR東海、9432 NTT、9433 KDDI、9434 SB, 9602 東宝、9735 セコム、9766 コナミ、9983 ファーストリテイリング、9984 SBG 6594 日本電産、6861 キーエンス、6981 村田製作所 7741 HOYA, 7974 任天堂

このうちで、3期連続営業利益率、ROEとも二桁というと、本当に数えるほどしかなく、この19社である(エムスリーと中外製薬は今期の営業利益、経常利益、最終利益の予想が出ていないので前3期のデータを使用、また、HOYA は営業利益がないので、経常利益率を使用)

2413 エムスリー 4021 日産化学 4043 トクヤマ 4063 信越化学、4452 花王、4503 アステラス 4507 塩野義 4519 中外製薬 4704 トレンドマイクロ 6758 ソニー、6857 アドバンテスト、8035 東京エレクトロン、 8697 日本取引所、9433 KDDI, 9434 SB、 6861 キーエンス、6981 村田製作所、7741 HOYA、7974 任天堂

日本を代表する指数構成銘柄に収益性が低いものが多いのは話には聞いていたが、こうやって改めて網羅的に調べてみると、驚くばかりである。2月決算企業と3月決算企業の発表の谷間の期間で、ある程度まとまった時間が取れたので調べてみた。

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