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ニュース解説プレミアム〈M&A BANK代表・冨岡大悟〉

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M&A BANK代表、監査法人IPO部・M&Aアドバイザリーを経て、兄弟会社のIdealink株式会社のCFOとしてM&Aを行う他、上場企業など複数社の社外役員も務める冨岡による… もっと読む
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#TOB

島忠を巡るTOB合戦の裏で最も儲けた組織 |ニュース解説プレミアム Vol.18

ここのところM&A BANKの動画と記事で、島忠を巡るTOB合戦についてとりあげています。 結果としては、当初DCMのTOBに賛同していた島忠でしたが、予想通りニトリのTOBに賛同することを表明しました。 よってTOBが成立し、島忠をニトリの完全子会社になる形で本件は終了でしょう。 ということで、今日はこの一連の流れの感想戦をします。 ただ振り返ってもつまらないので、論点を一つに絞ります。ずばり、今回「誰が一番儲けたのか?」です。 「誰が一番儲けたのか?」各プレイヤーの

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あなたが自由に会社を売れるのは非上場の間だけ |ニュース解説プレミアム Vol.17

「自由に仕事をしたい」 起業相談を受けていると、起業理由としてこれをあげる経営者は多いです。 会社員として上司に指示されたり、誰かの顔色を伺いながら仕事をするのは御免だという思いの方は多いようです。 そして、もしM&Aで会社を売却するという重大な意思決定をするならば、それこそ自分の意志を重視したいはずです。 ところが、上場するとそう簡単にはいかないぞ、という話が今日のテーマです。 非上場オーナー企業の場合会社売却には無数の論点がありますが、特に重要であろう譲渡相手と譲渡金

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リアル半沢直樹の世界|ニュース解説プレミアム Vol.15

この記事を読んでいる方であれば、大半が半沢直樹2を観ているかなと思います。 そして各方面から「あんなのありえないよ笑」といった声が聞こえてきます。 確かに、居酒屋で案件について大声で話していたり、歌舞伎さながらの演出などはまさにそうだと思います。 ただ、現実にはドラマのような、むしろそれ以上に奇想天外なM&Aが行われているケースもあります。 半沢直樹のM&A編に続編があれば、題材にされるような現実の話をしたいと思います。 リアル半沢直樹8月14日、雪国まいたけの上場承認がお

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外部者による経営権取得方法|ニュース解説プレミアム Vol.04

下記無料記事で敵対的TOBについて取り上げました。 敵対的TOBによる経営権取得最近敵対的TOBは増加していますが、成立させるとなると中々難しいのが現状でした。 そんな中、2019年3月に伊藤忠商事によるデサントに対する敵対的TOBが成立しており、これは大手事業会社同士としては国内初の案件です。 私の肌感覚ですが、数年前大手企業のFAを多くやっていた頃、敵対的TOBを仕掛けることはいわゆる「乗っ取り」のような印象が強く、レピュテーションリスクの懸念が大きかったです。 しか

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