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音楽を、空気を、探している。

おはようございます。

出社するたびに、オフィスがアップデートされている今日この頃です(#今日は照明と畳がきた!)

さて、noteを1日30分で書こうと決めた昨日からのチャレンジ。
2日目です!!(どきどき)

今日はひさびさに音楽の話を。

ひさびさに、といいましたが、音楽について「書く」のがひさしぶりなだけで、ここ最近はまたずっと音楽のことを「考えて」います。

VRプロジェクトもそうだし、この間、とある展覧会に行ってからも。

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最近よくスナックなどをするたび、「どうして西野インターンに応募しようと思ったの?」「どうしてエンタメに関わろうと思ったの?」と聞いていただくことが増えました。

東大!博士課程!!!

なんてところにいるから余計にそう思われるのかもしれません。

で、そのたびに答えているのが、「ずっと音楽が好きで、歌手になりたくて、音楽やってきたんです」ということ。

これまでにも音楽のことはたくさん書かせてもらってきましたが、やっぱりそこだなあと思っています。

大学に入った頃から地元の神戸で路上ライブをしたり、ライブハウスに出たり、自主制作でCD作ってみたり・・・とわからないながらにいろんなことをやってみましたが、20歳になる手前くらいで、「このままでいいのかなあ」と思うようになりました。

正確にいうと、「わたしが音楽をやりたいって思った気持ちは、これで満たされてるのかなあ」という感覚です。

ステージに立って、「わたし」をみてもらって、伝えたいことを届ける。

それだけでめちゃくちゃ恵まれてることなんですが、「伝えたいこと」なんてそんなにないしな・・・と思ってました。

それ以上に、やっぱり「空間」や「広場」に関心があって、音楽を介してどんな場を作るのか、にわくわくしていた気がします。

当時はそこまで言語化できてなかったけど、いまVRで「えんとつ町」を作らせてもらってるのも、どこかで繋がっているような気がして、要は「空間」に興味があるんです(笑)

そんなことをごにょごにょ考えながら、同時に、その頃からたくさん本を読み始めました。

うちは、本棚に囲まれてクラシックを聴く、みたいな教養溢れる感じの家庭ではなかったので(サザンオールスターズと阪神の野球中継は幼少期から染み付いてる)、わたしもほとんど本なんて読まずに育ってきて、20歳くらいから一気に読み始めました。

関心のある、「音楽」や「コミュニティ」にまつわるものから読み始めたんですが、そこから遡って、哲学や歴史、ビジネス書など色々読んでると、どんどん世界が広がっていく感覚があったんです。

それまで、勉強すると時間が奪われる。
学ぶことは何かを犠牲にすることだと思っていたけど、「あ、学ぶことって自由になることなんだ」と思いました。

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そして、それは音楽とめちゃくちゃリンクしていて。

その頃からJPOPだけじゃなくて、古典オペラからジャズ、ロック、R&B、宗教音楽までいろんな曲を聴くようになりました。

はじめは「よくわからないなあ」と思っていたけど、曲単体じゃなくて、背景にある文化とか歴史とかを一緒に調べてるうちに、どんどんその音楽の「空気」みたいなのを感じるようになって、

「汗臭いなあ」とか「人間っぽいなあ」とか。
森っぽい、澄んだ空っぽい、架空の世界っぽいなど、いろんなことを思うようになりました。

そして、そうやって曲をヒントにいろんな文化や歴史をさかのぼっていくのが楽しくなった。

わたしがすごく尊敬する音楽家さんは、「音楽とことばは同じだ」と仰っていて、ある地方に特有の「ことば(方言)」があるように、音楽にも「土着」というものがあって、一方で、誰のものでもない根無草の「標準語(ポップス)」もある。

音楽って、五線譜やおたまじゃくしのことだけじゃなくて、「人と出会うこと」、「知らない世界に出会うこと」だなあと思ってます。

だからいまわたしは、ステージに立ったり、曲を作ったり、なんならマイクを持つことすらあまりしていないけれど、毎日いろんな人に出会って、世界が広がって、音楽してるなあって感じがするんです。

毎日ほぼVRのことしか考えてないんですが、音楽やりたいって思った時と、同じようなワクワクを感じてます。


・・・なんて、今日はちょっと根っこに繋がることを書かせてもらいました。

そろそろ30分だ!(笑)

ちなみに、今日もVRグループで夜に配信させてもらいます。
ぐるぐる考えている企画の話をしたいと思います。

よければ一緒にぐるぐるしてください〜!

今日もがんばりましょう^^



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