空間とアート的な何か
おはようございます。
昨日は、(株)NISHINOはリモートワークということになったので、
お家で作業していました。
(同期はリモートワークをどう解釈したのか走り出していました。)
そして、わたしもお家で作業したあと、
久しぶりに音楽スタジオに行って、
『えんとつ町のプペル』や西野さんの新作絵本の主題歌などを
ひたすら聴いて歌っていました。
というのも、
実はいまルクアの個展での音楽などを考えたりしているのですが、
「頭で考えるだけじゃなくて、身体で音楽すればいいやん」と。
スタジオは、単に大きい声が出せるだけじゃなくて、
音圧も含めて身体で音楽を感じられるからとっても好きです。
そこから今日はちょっと『空間と音楽』について考えてみたいと思います。
少し話は変わりますが、
わたしは大学院で社会学や文化人類学と
言われるような学問をやっていて、
なかでも『場所論』や『空間論』と言われる分野に興味があります。
まだまだこれから勉強したい!というところなのですが、
空間論を調べると、だいたいセットで出てくるのが『時間論』で。
いろいろな問題について考えるとき、
『時間』と『空間』は「あっち」と「こっち」みたいに
セットで考えられることが多いです。
(作成:まーちゃん)
そして、音楽はどちらかというと「時間」に対する芸術だと思います。
「完成されて誰かを待つ」んじゃなくて、
どんどん時の流れに沿って流れていく。
そう考えたときに、
空間を考える上で先に音楽を決めるのはすごく納得するなあと。
西野さんが以前、
絵本や映像を完成させるより前に主題歌を作ってしまうと仰っていて、
先に音楽があることでみんなでイメージを共有できると言っていました。
そして、先日お話させていただいた空間デザインの只石さんにも、
先に音楽を決めたらそれに合わせて空間を作るよと仰っていて、
音楽は空間や物語をイメージするためのコンパスになるんだな、と
思いました。
そして、もう少し話が飛ぶと、
実は似たようなことをオーストリアの世界的なメディアアートの研究機関「Ars Electronica」のディレクターさんからお聞きしたことがあって。
「Ars Electronica」は、ただ最先端のアート作品を生み出すだけではなく、
アートとテクノロジーによるまちづくりにも力を入れているところです。
わたしはその活動にものすごく興味があって、
現地を訪れて、ディレクターさんにインタビューさせていただきました。
そのとき、その方が仰っていたのは、
「まちづくりを本気で考えるなら行政にも芸術監督を入れた方がいいよ」ということ。
経済や政治だけではなくて、
その街の「芸術的なビジョン」を考える人がいると、
街という空間がうまくデザインできるよ、ということでした。
これは、西野さんや只石さんからお聞きしたことと繋がっている、と。
何かの空間をつくるときに、
ひとつひとつの細部をデザインする前に、
指標となるようなアート的な何かがあると
みんなでイメージをうまく共有できる。
決めきらずに、でも足並みはそろえる、みたいな感じかなぁ。
デザインや建築に関してはわからないことだらけだけど、
その分野の方たちのお話を聴くのはとっても好きで、
知らないことばかりでめちゃくちゃわくわくします!
こんなに学ばせてもらえる環境にいて、
あらためて幸せだなあと思いました。
わからないことを持ち寄る読書会とかしたいなぁ。
来週はまた打ち合わせがあるので、
わくわくをいっぱい溜め込めるように
今日もがんばります⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?