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未経験からフリーランスになり5年間でやったこと

こんにちは、落合真彩です。

先日、ビジネス系のフリーランスライターとして丸5年を迎えました。未経験からフリーランスになったわけですが、今のところまだこうして生き伸びています。そこで、これまでの歩みみたいなものを残しておこうかなと思い、noteを開きました。

このnoteでは、継続的に仕事をいただけるようになった経緯と、その裏側の行動・マインドを自分自身の振り返りの意味もこめて書いていきます。

ちなみに収入的には、4年目でようやく都内に住んで、毎週末はビーチに行き(フレスコボールというスポーツをしています)、2か月に1回くらいは遠征(大会)に行った上で、貯金とつみたてNISA満額ができるくらいの水準にはなりました。

ただこれはペース的に結構遅めだと思っていて、きちんと取り組まれている人なら、いきなりフリーになってももっと早くこのくらいの水準にはなれるのではないかと思います。

私の場合、アスリートとしての成長を優先していた時期もあるので、多少仕事の成長はのんびりやってきたところがありました(言い訳)。なので、私くらいの成長率は多くの人が実現できるものだと思ってもらっていいと思います。

フリーランスになりたい、副業で仕事を得たいと思っている方などに少しは役立つことができれば幸いです。

初期にやったこと

・業務委託でライター募集しているところをGoogle検索

マインド:
「ネットニュースやまとめサイトなどのライトなものではなく、内容を深く伝えられる文章を書く」
「ビジネス系かつ未経験OKの案件を探す」
「1つの案件から別の紹介をもらえるように質を意識する」

クラウドソーシング系のサービスにも登録していましたが、本格的な案件探しはそこではしていません。なぜなら、クラウドソーシング系のサービスだとまとめサイト等の案件が多く(当時)、自分のマインドと異なるうえに単価も劇的に低いから。ここはあくまで市場調査とライティングの練習としてのみ使うようにしました。

Web検索はかなり入念にやりました。キーワード変えたり、1ページだけでなく何ページもググり続け、たどり着いたのが「①ビジネス書要約サイト」の案件と、すでにビジネス系ライティングをされている「②ライターさんのサポート業務」の案件、そして「③上阪徹のブックライター塾」でした。

それぞれに問い合わせをし、①②では面談の上、お仕事をもらえることになりました。(①は今でも小さく継続させてもらってます)

②は、かなりレアかもしれませんがおすすめです。取材に同席させてもらったり、会話の中で受注方法を聞いたりしながら、「フリーのライターってこんな感じかぁ」と体感できたことは確実に今に生きていると思います。

そしてめでたくお仕事をいただけるようになった①②の人脈から、いくつか紹介をいただきました。

・講座の受講

マインド:
「スキルアップ以上につながりを意識」
「登壇者からの認知よりも受講者同士のつながり」

検索で見つけた③上阪徹のブックライター塾では、スキルアップはもちろん、つながりを大事にしました。

また、登壇者である編集者さん等から認知されることも大事ですが、それよりも受講者同士のつながりを意識していました。

というのも、少なくとも受講中は同じ立場、同じラインにいる受講生同士の方が、”これから活躍していこうとする仲間”として関係が深まりやすく、将来的な情報交換やお仕事の紹介も生まれやすいと思っているからです。

すでに活躍した段階で知り合うよりも、”活躍前夜”からのつながりの方が後々も大事に思いやすいということです。

実際に、周りの受講生の皆さんとのつながりからご紹介いただいた案件がいくつもあります。逆に、自分自身がスケジュールや専門領域の関係で受けられない案件を、他の方にご紹介したこともあります。

もちろん、登壇者側の編集者の方からご依頼いただくこともありました。

・採用サイトの活用

具体的にはWantedlyをメインに活用しました。業務委託で募集しているところもかなりあるので、Google検索のときと同じマインドで内容を吟味し、複数応募してみました。ここでも1つの案件をきっかけに紹介をもらえるような動きをしようと心がけていました。(ex:レス早く、前向きに取り組み、〆切順守など当たり前のことを当たり前に)

また、フリーランスの案件が集まるサイトにはいろいろ登録してちょくちょく巡回するようにしていました。

2~4年目にやったこと

・契約社員契約

マインド:
「安定的な収入を得る」
「スキルアップか人脈拡大につながるものを選ぶ」

これは1年目からやっていたことでもありますが、安定した収入を得るために、契約社員(アルバイトでも)契約で一部分企業に所属するということもしました。週1~2回、特定の時間帯など決めて、その企業で仕事をする。

なんというか、「フリーになったから絶対どこにも所属しない!」みたいな気持ちはあまりなくて。無意味なこだわりは持たないようにしていました。常に、やりたい仕事であれば別に正社員で就職しちゃってもいいかなーくらいの感じです。

何よりスキルアップや人脈拡大につながるかどうかを大事に考えて企業を選び、時期は違えど2つの会社で契約社員として所属しました。おかげでずいぶんFacebookの友だちが増えたのと、それまで自分に経験のなかった「オフィスワーカー」の働き方やマインドが理解できました(笑)。

・紹介からの継続案件化

マインド:
「取引先が何を見ているのかを察知して期待値を超える」

2年目以降はもうほとんどこれといっても過言ではないです。これまでに得てきたお仕事のつながりから紹介をいただいて、紹介先企業の別部署からご依頼いただいたり、さらにそこから紹介いただいて…みたいな感じです。

人とのつながりを自らつくるのは得意ではないですが、一度できたつながりの中で期待値を超え、関係を大事に育てていくことは楽しんでできていたので、自然発生的に紹介いただくことが少しずつ出てきました。

・無償でのインタビュー記事作成

マインド:
「広報・ブランディング視点を身につける」

フレスコボールの普及とインタビュースキル向上を目的として、選手や関係者のインタビューを作成しました。

自分で企画して実施して、周りの仲間に手伝ってもらったりしながらつくったことは、少なからず経験値として積まれていると思います。

5年目~やったこと

・noteでポートフォリオ作成

マインド:
「より相性がマッチする方とお仕事できるようにする」

5年目に入ったころ、これまでのお仕事をまとめたnoteをつくりました。

これまでもPDF等でまとめたポートフォリオはありましたが、Web上で誰もが検索できる形でのポートフォリオはつくっていませんでした。「つくらなきゃなー」と思いつつ腰が重かったのですが、周囲のライターさんたちがつくっているのを何度も目にして、ある日思い立ちました。

かかわってきた媒体や書籍名とリンクを張り付けただけの簡単なまとめをつくり、プロフィールを添えて公開。公開して1か月くらいで、初めてnoteからお問い合わせをいただき、記事制作をしました。

公開数ヶ月で、ちょくちょくお問い合わせが来るようになり、今も新たな案件がまとまり次第、noteをメンテナンス・更新しています。その効果か、いつしかGoogle検索で「ビジネス ライター」の1ページ目に表示されるようになっていました。

・案件募集サイトに追加登録

マインド:
「案件の幅を広げる」

このあたりで、これまでの実績が積み上がってきたり、仕事外の生活やメンタルが落ち着いてきたりしたので、さらに複数の案件募集サイトに登録しました。フリーランス特化サイトももちろんですが、自分の市場価値を確認する意味も含めてビズリーチ等にも登録しました。

初期にやった採用サイト登録の目的は、「未経験からとにかく案件をもらえるように」でしたが、今回は5年間の経験をもとに「幅を広げる」「条件を上げる」ことを意識した”攻め”の登録という感じです。

実際に、ここからいくつかお仕事につながり、条件面でも多少上がってきた感じがあります。

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このような形でお仕事の幅を広げてきた結果、いろいろなつながりからご依頼いただけるようになり、今はありがたいことにスケジュール的にお断りしなければならないお話も出てきています。

途中までは実家というアドバンテージを利用していたこともありますが、未経験で「えいやー」とフリーになったわりには、意外と生きてこられたなと思います。

コロナ禍でも特に仕事への影響はなく、むしろ収入でいうとプラス。その理由は、「オンラインMTGやオンライン取材が一般化し、移動時間のロスがなくなって1日何件も入れられるようになった」とか、「企業広報への意識の高まり+コンテンツ発信ツールの整備が進んだ」とか、いろいろあると思います。

自分側の理由としては、生活リズムを整えたり、時間管理、案件管理をしっかりやったことが大きかったと思います。このあたりについては、下記にまとめたので、興味がある方は読んでみてください。


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