マガジンのカバー画像

フレスコボーラーインタビュー

43
どんな人が、どんな思いでフレスコボールをしているのか?ベンチャースポーツならではの視点でお届け。その人の人生とフレスコボールがつながる瞬間を見つけたいと思っています。
運営しているクリエイター

#ブラジル

体を動かす喜びと、感じた“呪縛”。ペアと、自分と向き合い乗り越える――宮山有紀選手インタビュー

体を動かす喜びと、感じた“呪縛”。ペアと、自分と向き合い乗り越える――宮山有紀選手インタビュー

宮山有紀選手は、デビューイヤーから現在(2022年度)まで、4年連続で日本代表選出。言わずもがなのトップ選手ですが、実は私(落合真彩)は大学の同期であり、大学4年間ソフトボール部でともに活動した仲です。

今回、これまでのフレスコボール歴で意識してきたこと、しんどかったことなどを話し合う中で、自分たちのルーツを改めて感じる、楽しい時間となりました。その様子をぜひお楽しみください。

習い事の合間に

もっとみる
頑張りは過程じゃなく、成果で見せる。6年目でつかんだ初の日本代表――山口桃子選手インタビュー

頑張りは過程じゃなく、成果で見せる。6年目でつかんだ初の日本代表――山口桃子選手インタビュー

実は、山口桃子選手は5年前に一度、ペアインタビューを実施済み。ただ、当時はまだ遊びの延長でときどきプレーしていた程度で、本格的に選手として毎週練習していたわけではありませんでした。

その後、本気でフレスコボールに向き合い始め、2021年アリアケカップミックスカテゴリー準優勝、2022年リクゼンタカタカップ女子カテゴリー準優勝など堂々たる結果を残すまでに。今回は、2022年度についに日本代表に選出

もっとみる
関西全域への普及を見据え掲げる、それぞれの目標――フレスコボール関西(GVK)座談会【後編】

関西全域への普及を見据え掲げる、それぞれの目標――フレスコボール関西(GVK)座談会【後編】

フレスコボール関西 Grêmio VENTO(GVK)の4名に集まっていただいたGVK座談会後編。今勢いに乗るGVKがどんな想いを持って活動しているのか、どんな将来像を思い描いているのかが伝わってくるインタビューになりました。

また、全国のフレスコボールクラブやプレーヤーに向けての思いも語っていただきました。仲の良い4人の掛け合いもお楽しみください!

お話しいただいたのはこちらの4名↓
GVK

もっとみる
それぞれの居場所となる派生チームの設立、そして自走するコミュニティへ――フレスコボール関西(GVK)座談会【前編】

それぞれの居場所となる派生チームの設立、そして自走するコミュニティへ――フレスコボール関西(GVK)座談会【前編】

フレスコボール関西 Grêmio VENTO(GVK)は、逗子フレスコボールクラブ、フレスコボール福岡とともに2019年2月に日本で初めて設立された地域クラブのひとつです。設立1年で日本代表を3名輩出し、さらに関西各地に派生チームを拡大しています。

GVKを母体として、「フレスコボール明石 Grêmio PONTE(GPA)」「なにわフレスコボールクラブ(NFC)」「大仏ほっとけーず奈良」が現在

もっとみる
最前線を走ってきた憧れの人たちを追いかけ、評価に見合う自分になる――岡井花子さんインタビュー

最前線を走ってきた憧れの人たちを追いかけ、評価に見合う自分になる――岡井花子さんインタビュー

中学から始めたソフトボールでは、高校・大学と名門校で鍛え、全国優勝の経験もある岡井花子さん。2018年2月に初めてフレスコボールの大会に出場し、数ヶ月後から本格的に練習をスタートしました。

当初から熱量や身体能力はずば抜けており、2018年末のフレスコボールアワードで新人賞、2019年に日本代表選出、そして2020年2月からの沖縄移住と、みんなが驚きうらやむほどのインパクトを残してきたように見え

もっとみる
もう1回、ちゃんと1位になりたい。日本代表をつかみブラジルで感じたアスリートとしての差――赤塚康太さんインタビュー

もう1回、ちゃんと1位になりたい。日本代表をつかみブラジルで感じたアスリートとしての差――赤塚康太さんインタビュー

2019年に大会デビューし、1年で日本代表を手にしたフレスコボール界の「きんにくん」こと赤塚康太さん。

日本フレスコボールのパイオニア・倉茂孝明選手とのペア結成、ジャパンオープン優勝、そしてブラジル選手権への出場。一気にトップ選手の仲間入りを果たし、1年の間に数多くの経験を積んでいます。

着眼点や、考え方の端々に、大学まで野球に打ち込み、ハイレベルな競技人生を送ってきたアスリートらしさを感じま

もっとみる
せっかく出会えた夢中になれるもの。頑張りがきちんと報われるように頑張りたい――斉藤亮太さんインタビュー

せっかく出会えた夢中になれるもの。頑張りがきちんと報われるように頑張りたい――斉藤亮太さんインタビュー

2017年、2018年の日本代表としてブラジル選手権に2度出場した斉藤亮太さん。3月にできた逗子フレスコボールクラブ所属の日本代表選手として、メディア露出も増えています。

2019年5月のタチヒカップでは男子部門で優勝するなど、トップレベルを維持し続けながら、逗子では初心者へのレッスンを毎週のように行い、フレスコボールの普及やレベルの底上げに大きく貢献しています。

今回のインタビューでは、主に

もっとみる
世界で、地方で、SNSで。人生を変えてくれたフレスコボールのためにできること――芝卓史さんインタビュー

世界で、地方で、SNSで。人生を変えてくれたフレスコボールのためにできること――芝卓史さんインタビュー

2017~2018年、2019年4月現在まで、日本ランキング1位の芝卓史さん。2018年12月にはブラジル選手権で3位入賞(男子一般の部)。2019年2月に福岡に移住しながらも、3月のオオモリカップで優勝しているトッププレーヤーです。

選手としての実績だけでなく、普及活動としても福岡のフレスコボールクラブ設立に携わったり、採点アプリをプログラミング未経験から開発したり、幅広く活動しています。

もっとみる
メディアやSNSの発信だけじゃダメ。フレスコボールをもっと身近にする「拠点」――朝倉弥生さんインタビュー

メディアやSNSの発信だけじゃダメ。フレスコボールをもっと身近にする「拠点」――朝倉弥生さんインタビュー

朝倉弥生さん(以下、弥生さん)は、逗子海岸にフレスコボールを根付かせ、広げていった第一人者です。2017年末ごろから本格的に逗子海岸に通い、トップ選手も巻き込みながら、地元のファミリー層などに拡大。

2018年末に発表された『FRESCOBALL AWARD 2018』では、最優秀サポート賞を受賞されました。(※詳細はこちら)

2019年度からは、フレスコボール協会主導で「クラブ制度」も実施さ

もっとみる
インタビュアーとしてのフレスコボール

インタビュアーとしてのフレスコボール

フレスコボーラーインタビュー、今年の分を終えました。

これまで累計で28記事、29人の方々にインタビューさせていただき、いろんな話を聞くことができました。

昨年末、インタビュー記事をつくろうと思い立ったところから約1年。

フレスコボールの認知度をあげるのはもちろんですが、今いるメンバーがよりフレスコボールの良さを再確認できるような記事にしようと思いながらつくっていました。

振り返ってみると

もっとみる
今までの練習を思い出し、2人の世界に入れた"最高!"なラスト1分――松浦孝宣さんインタビュー

今までの練習を思い出し、2人の世界に入れた"最高!"なラスト1分――松浦孝宣さんインタビュー

松浦孝宣さんは2017年5月のオダイバカップからフレスコボールの大会に出場し、2017年ジャパンオープンでは総合6位。2018年はミウラカップ(7月)で総合優勝、ジャパンオープン(8月)で準優勝、年間ランキングで6位となり、上位6名の日本代表枠に滑り込みました。

当初から日本代表を目標とし、今年の5月からは7,8月の大会に向けて年間1位の芝卓史選手とともに猛練習。見事に逆転で代表の切符をつかみ、

もっとみる
5分間一発勝負の難しさ…「自分史上最高」のプレーをしてから辞めたい――塩崎未英さんインタビュー

5分間一発勝負の難しさ…「自分史上最高」のプレーをしてから辞めたい――塩崎未英さんインタビュー

2017年のジャパンオープンに出場し、いきなり男女混合部門で2位になったことをきっかけに、フレスコボールを本格的にスタートした塩崎未英さん。長年のテニス経験を生かして打つアタックが魅力です。

2018年は私(落合真彩)と女子ペアを組み4大会に出場。優勝2回、準優勝1回で日本代表に選出され、12月のブラジル大会にも参戦します。

今回は、同じく日本代表の小澤彩香さん、夏目脩平さんとともにインタビュ

もっとみる
限られた時間で頑張る、その時間は、忘れかけていた青春だった――五十嵐道代さんインタビュー

限られた時間で頑張る、その時間は、忘れかけていた青春だった――五十嵐道代さんインタビュー

五十嵐道代さんは、1児の母でもあるフレスコボーラー。2017年7月のGifut(ギフト)カップにご夫婦で参加し、同年のジャパンオープンに出場したところから、フレスコボールにのめり込んできました。

着実に実力、点数を伸ばし、今年の年間ランキングは女子カテゴリーで9位。女子ペアではお互いに子どもがいる中で練習時間をやりくりし、結果につなげています。

いつも一緒に練習に来る、娘のももちゃんはみんなの

もっとみる
最高のパートナーに300%引っ張ってもらった。だからこそ、ここまで頑張れた――友國麻衣子さんインタビュー

最高のパートナーに300%引っ張ってもらった。だからこそ、ここまで頑張れた――友國麻衣子さんインタビュー

友國麻衣子さんは2018年2月から本格的にフレスコボールを始め、初代女子チャンピオンの芝有沙さんとペアを結成。仕事などでなかなか時間の取れない中で、やり方を工夫し、7月のミウラカップでは女子部門で優勝を果たしました。

元チャンピオンである有沙さんとペアを組むというプレッシャーもある中で、「有沙じゃなかったらできなかった」という言葉が何度も出るなど、ペアへの思いを強く実感。「フレスコボールはペア競

もっとみる