マガジンのカバー画像

フレスコボーラーインタビュー

43
どんな人が、どんな思いでフレスコボールをしているのか?ベンチャースポーツならではの視点でお届け。その人の人生とフレスコボールがつながる瞬間を見つけたいと思っています。
運営しているクリエイター

#日本代表

日本代表が夢から目標、そして現実へ。苦手なラケットスポーツで積み上げた努力と自信――大和地未沙子選手インタビュー

日本代表が夢から目標、そして現実へ。苦手なラケットスポーツで積み上げた努力と自信――大和地未沙子選手インタビュー

アシカトレーナーやエステティシャンなど珍しい経歴を持ち、現在は趣味でキックボクシングにも通うパワフルなイメージのある大和地未沙子選手。元々ラケットスポーツが苦手で、フレスコボールも「最初は全然できなかった」といいます。

そこからどのように上達し、5年目で初めて女子カテゴリーの日本代表に選出されるまでになったのか。軌跡をたどりつつ、少し先の希望あふれる未来についても語ってくれました。

簡単そうに

もっとみる
上手くなるには、上手くなれる環境に自ら飛び込むこと。成長するための行動力とはーー青木沙耶香選手インタビュー

上手くなるには、上手くなれる環境に自ら飛び込むこと。成長するための行動力とはーー青木沙耶香選手インタビュー

2019年夏に大会デビューした青木沙耶香選手は、翌2020年に女子・ミックス両カテゴリーで日本代表初選出に加え、JFBA新人賞を受賞。さらに、2021~2022年には女子カテゴリーで日本代表選出だけでなく、年間最優秀ペア賞(MVP)を連続受賞しました。

テニス、マラソン、ゴルフなどフレスコボール以外にもアクティブな青木選手がどのように実力を磨き、実績を残してきたのか。ペアの私(落合真彩)によるイ

もっとみる
今の自分に必要なことを考え抜き、フォーカスする。結果を出し続ける秘訣――岸田直也選手インタビュー

今の自分に必要なことを考え抜き、フォーカスする。結果を出し続ける秘訣――岸田直也選手インタビュー

2019年シーズンから4年連続で日本代表となっている岸田直也選手。優勝回数も多く、ペアが変わっても結果を出し続けているトップ選手です。多くの人が「本番に強い」イメージを持っていると思いますが、聞いてみるとそれは本人の感覚とはかなり違うものだとわかってきました。

今回は、岸田選手のフレスコボールとの出会いを振り返るとともに、その頭の中を少し覗いてみたいと思います。

「初めは出る気がなかった」デビ

もっとみる
体を動かす喜びと、感じた“呪縛”。ペアと、自分と向き合い乗り越える――宮山有紀選手インタビュー

体を動かす喜びと、感じた“呪縛”。ペアと、自分と向き合い乗り越える――宮山有紀選手インタビュー

宮山有紀選手は、デビューイヤーから現在(2022年度)まで、4年連続で日本代表選出。言わずもがなのトップ選手ですが、実は私(落合真彩)は大学の同期であり、大学4年間ソフトボール部でともに活動した仲です。

今回、これまでのフレスコボール歴で意識してきたこと、しんどかったことなどを話し合う中で、自分たちのルーツを改めて感じる、楽しい時間となりました。その様子をぜひお楽しみください。

習い事の合間に

もっとみる
頑張りは過程じゃなく、成果で見せる。6年目でつかんだ初の日本代表――山口桃子選手インタビュー

頑張りは過程じゃなく、成果で見せる。6年目でつかんだ初の日本代表――山口桃子選手インタビュー

実は、山口桃子選手は5年前に一度、ペアインタビューを実施済み。ただ、当時はまだ遊びの延長でときどきプレーしていた程度で、本格的に選手として毎週練習していたわけではありませんでした。

その後、本気でフレスコボールに向き合い始め、2021年アリアケカップミックスカテゴリー準優勝、2022年リクゼンタカタカップ女子カテゴリー準優勝など堂々たる結果を残すまでに。今回は、2022年度についに日本代表に選出

もっとみる
最前線を走ってきた憧れの人たちを追いかけ、評価に見合う自分になる――岡井花子さんインタビュー

最前線を走ってきた憧れの人たちを追いかけ、評価に見合う自分になる――岡井花子さんインタビュー

中学から始めたソフトボールでは、高校・大学と名門校で鍛え、全国優勝の経験もある岡井花子さん。2018年2月に初めてフレスコボールの大会に出場し、数ヶ月後から本格的に練習をスタートしました。

当初から熱量や身体能力はずば抜けており、2018年末のフレスコボールアワードで新人賞、2019年に日本代表選出、そして2020年2月からの沖縄移住と、みんなが驚きうらやむほどのインパクトを残してきたように見え

もっとみる
もう1回、ちゃんと1位になりたい。日本代表をつかみブラジルで感じたアスリートとしての差――赤塚康太さんインタビュー

もう1回、ちゃんと1位になりたい。日本代表をつかみブラジルで感じたアスリートとしての差――赤塚康太さんインタビュー

2019年に大会デビューし、1年で日本代表を手にしたフレスコボール界の「きんにくん」こと赤塚康太さん。

日本フレスコボールのパイオニア・倉茂孝明選手とのペア結成、ジャパンオープン優勝、そしてブラジル選手権への出場。一気にトップ選手の仲間入りを果たし、1年の間に数多くの経験を積んでいます。

着眼点や、考え方の端々に、大学まで野球に打ち込み、ハイレベルな競技人生を送ってきたアスリートらしさを感じま

もっとみる
せっかく出会えた夢中になれるもの。頑張りがきちんと報われるように頑張りたい――斉藤亮太さんインタビュー

せっかく出会えた夢中になれるもの。頑張りがきちんと報われるように頑張りたい――斉藤亮太さんインタビュー

2017年、2018年の日本代表としてブラジル選手権に2度出場した斉藤亮太さん。3月にできた逗子フレスコボールクラブ所属の日本代表選手として、メディア露出も増えています。

2019年5月のタチヒカップでは男子部門で優勝するなど、トップレベルを維持し続けながら、逗子では初心者へのレッスンを毎週のように行い、フレスコボールの普及やレベルの底上げに大きく貢献しています。

今回のインタビューでは、主に

もっとみる
メディアやSNSの発信だけじゃダメ。フレスコボールをもっと身近にする「拠点」――朝倉弥生さんインタビュー

メディアやSNSの発信だけじゃダメ。フレスコボールをもっと身近にする「拠点」――朝倉弥生さんインタビュー

朝倉弥生さん(以下、弥生さん)は、逗子海岸にフレスコボールを根付かせ、広げていった第一人者です。2017年末ごろから本格的に逗子海岸に通い、トップ選手も巻き込みながら、地元のファミリー層などに拡大。

2018年末に発表された『FRESCOBALL AWARD 2018』では、最優秀サポート賞を受賞されました。(※詳細はこちら)

2019年度からは、フレスコボール協会主導で「クラブ制度」も実施さ

もっとみる
今までの練習を思い出し、2人の世界に入れた"最高!"なラスト1分――松浦孝宣さんインタビュー

今までの練習を思い出し、2人の世界に入れた"最高!"なラスト1分――松浦孝宣さんインタビュー

松浦孝宣さんは2017年5月のオダイバカップからフレスコボールの大会に出場し、2017年ジャパンオープンでは総合6位。2018年はミウラカップ(7月)で総合優勝、ジャパンオープン(8月)で準優勝、年間ランキングで6位となり、上位6名の日本代表枠に滑り込みました。

当初から日本代表を目標とし、今年の5月からは7,8月の大会に向けて年間1位の芝卓史選手とともに猛練習。見事に逆転で代表の切符をつかみ、

もっとみる
5分間一発勝負の難しさ…「自分史上最高」のプレーをしてから辞めたい――塩崎未英さんインタビュー

5分間一発勝負の難しさ…「自分史上最高」のプレーをしてから辞めたい――塩崎未英さんインタビュー

2017年のジャパンオープンに出場し、いきなり男女混合部門で2位になったことをきっかけに、フレスコボールを本格的にスタートした塩崎未英さん。長年のテニス経験を生かして打つアタックが魅力です。

2018年は私(落合真彩)と女子ペアを組み4大会に出場。優勝2回、準優勝1回で日本代表に選出され、12月のブラジル大会にも参戦します。

今回は、同じく日本代表の小澤彩香さん、夏目脩平さんとともにインタビュ

もっとみる
将来はフレスコボール界のキングカズに――ジャパンオープン3連覇、初代日本代表・倉茂孝明さんインタビュー

将来はフレスコボール界のキングカズに――ジャパンオープン3連覇、初代日本代表・倉茂孝明さんインタビュー

倉茂孝明さんは大学生時代の2014年にフレスコボールと出会い、2015年には初代日本代表としてワールドカップに出場。その後も、日本のフレスコボール界の最前線で活動をつづけ、2015~2017年のジャパンオープンで3連覇中の日本トップ選手です。

日本でほぼ認知されておらず、練習相手もいない草創期からフレスコボールに親しみ、普及活動をしながらも自身のレベルアップも欠かさず腕を磨いてきました。そういう

もっとみる
発信はマスト。その上で、どうやって広めていけるか――フレスコボール日本代表、芝・斉藤ペアインタビュー【後編】

発信はマスト。その上で、どうやって広めていけるか――フレスコボール日本代表、芝・斉藤ペアインタビュー【後編】

2017年12月に行われたフレスコボールブラジル大会で7位に入った芝卓史・斉藤亮太ペア。なぜ、芝・斉藤ペアのプレーには惹きつけるものがあるのか。プレースタイルだけでなく、髪型や肌の色まで、現地に完全に染まった2人の、今後の目標などを聞いてみました。

日本代表ロングインタビュー、後編です。

※前編はこちら

自信になった「魅せるプレー」

— ペアとして「ここは通用する」と思ったところはありまし

もっとみる
光の見えない1年…ブラジルで見えた希望とは――フレスコボール日本代表、芝・斉藤ペアインタビュー【前編】

光の見えない1年…ブラジルで見えた希望とは――フレスコボール日本代表、芝・斉藤ペアインタビュー【前編】

2017年12月に行われたフレスコボールブラジル大会。芝卓史・斉藤亮太ペアは日本代表招待選手として、一般(アマチュア)カテゴリーに出場。熱いラリーを繰り広げ、7位という成績を収めました。

ともに2015年の夏にフレスコボールと出会い、翌年春にペアを結成。初出場のビギナーズカップで優勝した2人は一気に日本のトップ選手となり、2017年の日本開催大会では、3大会中2大会で優勝。新聞やテレビなどのメデ

もっとみる