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小林じんこを知っているか

普通に周りに聞いてみると、小林じんこという漫画家を知っている人は多くはない。
だけど時を超えて、静かに熱い、暑苦しいファンは確かにいた。
それを体感した「小林じんこ展」だった。

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「風呂上がりの夜空に」を愛読してた頃の私は高校卒業して専門学校生だった頃か…。
女子校だった私には共学の高校生活が別世界に思えて憧れの思いでも読んでいた気がする。

もえと花の湯と辰吉と仲間たち。
全てが日常であり非日常的なシュール感。
どの作品でも、その空気感がじんこ先生の魅力だと思う。
細かい見落としそうなところにネタが散在されてて、80年代にズッポリ浸かっていた私にはツボばかり。

リアルなじんこさんとTwitterで出会い、同じファンの方と3人であんこ牛乳について熱く語り、あれれというタイミングでなぜか飲み会までしていただいたのは懐かしい思い出。
誰が想像します?自分がまだ成人したばかりの頃に夢中になっていた漫画家の先生と20年後位に焼き鳥屋で飲むことになるなんて。
ご縁ってあるんだなー。
そして、今回の「小林じんこ展」のお知らせ。
行かない理由がなかった。
読んだことがなかった親友に課題を与えて読ませて土浦に向かう車内はプチ旅気分でアゲアゲでした。

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初めて降り立つ土浦の駅は思いのほか近代的で、最初の目的地、土浦市立図書館へ。
入口横に「小林じんこコーナー」が設置されていたのも気づかずに、ずどどどどーと中に入り、館内をくまなく歩くも見つからず。
入口に戻って見つけるという安定のヌケ感。
図書館好きなので、中を全部見れてよかった!
学習コーナーやカフェエリアがたくさんあって素敵な図書館でした。

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次はホテル ベルズイン・土浦。
薄暗いロビーの照明の中、原画をじっくり見て回る。
アジア系の観光客が興味なさそうにロビーのソファに座ってた。興味津々だったら逆に凄いけど!

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辰吉のママ、かっこよくて好きです。


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そして、じんこ先生の在廊時間まで城藤茶店にて原画とランチを楽しむ。


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単行本や、当時のヤンマガがずらーーーっとあって手に取るとAKIRAの連載もあり、世代としては大コーフンするの巻。

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土浦はカレーの街という店主の言葉にオリジナルカレーと餅ワッフル、フルーツ牛乳を注文して2人でシェア。

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店内は、じんこファンで静かに埋め尽くされており(一部普通の地元の方もいたかと)我々もおとなしく漫画を読み、カフェを楽しんだ。

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このエピソード好き。
古民家カフェが大好きなのでカフェ自体も楽しくおいしくいただきましたました!
そういえば、食事についてきた土浦の地元のかりんとうっていうのがすごくおいしくて、どこで手に入るか聞こうと思ってたのに聞きそびれました。誰か教えて…。

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13時になったら多分先生目当ての方々がざざーといなくなったので、少し時間を開けて、がばん クリエイティブルームへ向かう。
7年ぶりくらいのじんこ先生の髪は驚くほど伸びていた!←そこ
優しく迎えてくれて、わちゃわちゃする私。
憧れの花の湯の番台にも座らせてもらい、もえちゃんセットを着用するも、全くもってマダム感しか出ないツライ。
あれから30年後のもえちゃんって設定で見ていただければ…。

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古民家のギャラリーは風呂上がりの夜空にの雰囲気をさらに良くしてて、二階のメッセージを書ける用紙も素敵!
自分のを書いてから、来場者の方のメッセージを読んでたら、なんと、きたがわ翔先生のものも発見!
また、別の意味でコーフンするという次第。
二階にはJUNKIN' GAP CLASHのゼンタイ着用マネキンが!ヤバイ!
JUNKIN' GAP CLASHも大好きなのでぜひ続きを…できることなら続きをぜひ。
あと、りなことお兄ちゃんの続きもぜし!
と、こっそりここでおねだりをしてみます。

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(絶え間なくぶちかませ!だっけかな、こーゆーとこが好き)

原画を見るって楽しい。
特に過去のものというのは、その時の時間をも共有できる気がして。
原稿の端に書かれた鉛筆の走り書きなどもレアですよね!
楽しい時間はあっという間で、ほんとはサイクリングやお散歩も参加してみたかったけど、土浦に行ってじんこさんに再会できただけでも幸せでした。
次は函館に行くですよ!

最後に。
土浦は実にシュールでロックな街でした。

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レッチリとか、れんこん関連が気になりすぎた。

さすが、小林じんこ先生を育てた街であります。
じんこさんお元気で!また会いましょうっ!
花の湯を永遠に愛してます!

未読の方はこちらで「風呂上がりの夜空に」が読めるんです!お得です!


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