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純白ブループリント



10の月ともなると
僕はもう君のことをあまり思い出さなくなった

生まれてきた時にセッティングしてきたもの全てを作り替える選択をしてしまったことに
罪悪感を感じる必要はないよ

これは君だけの落ち度ではない
のだから
どうか安心して欲しい

君も僕もわがままが過ぎた
それでも神様は僕らを許すというのだからほんとうに慈悲深いよね


何度も見たことがあるはずの
矢のような一本の筋
そのひこうき雲は
いつまでも高く消えず
僕の胸を貫くようだった


始まるから、終わらせる、


遠くに行ってしまった君のことを想うのはこれが最後だ

青空が落ちてくる前にノートを閉じ
今朝僕は祈りの詞を完成させる



























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