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SNSがこわかった

Instagramを初めて一週間が過ぎた。

私はお芝居をはじめてから四年間、NO SNS LIFE!を続けてきた。
宣伝をしたり、名前や顔を売ることが大事と言われている業界では珍行為だと思う。これまでは事務所のしかるべき方が宣伝をしてくださっていたので成り立っていた。 
私がここまでNO SNS LIFE!を貫いてきたのには言うまででもないかなり小規模な理由がある。

それは、SNSがこわかったから。
見た人から何かしらの理由で怒られて、袋叩きにされると信じて疑わなかった。
自分の手で発信したい気持ちはあったのだが、こんな気が強そうな見た目をしときながら極度のビビりなのである。


しかし4月中旬ごろ、このご時世のおかげで転機が訪れた。
未来のことを想うと不安で、その不安をどうにかしたくて気持ちを外に吐き出したくて
自分の気持ちが明るくなるようにと実体験にまつわるエッセイ(もどき)を何となく書いてみた。書いていると、またそれを読んでいると不安な気持ちが小さくなっていった!
マネージャーさんにもみてもらいたくなって、そしたら良いね!さっそくブログでも始めてみなよ〜と言われたのがきっかけで変わりようがなかったものが動き出した。

元々偏見レベルの恐怖心があった私はインスタやTwitterはとてもできないと思っていたし
袋叩きにされることはなさそうなものとは?という超個性的な基準で静かに静かに始めたのが「note」である。 

袋叩きはされていないし、利用するのがすごく楽しかった。
人に話すのも躊躇うような、なんてことない日常をここだと堂々と披露することができるし、「note」から執筆お疲れ様です!とか言ってもらえるし、基本的に自分が面白いと思う基準でただふざけ倒しているだけにも関わらず、それを面白がってくれる人もいた。
ちなみにおもろいやんと思いながらこのブログを一番読み返しているのは、間違い無く私だと思う。

そんなことをしながらあっという間に半年が経つと、あることに気がついたのだ。
楽しいのはいいがこのままだと静かなまま初めて、このままずっと静かなのでは?と
誰しもがわかるようなことに気付くのに半年かかった。

「note」で恐怖心がかなり緩和されたこともありInstagramを開設することに。
一週間経っても何ピーチクパーチク言ってんだよ!とか
木下愛華は木下愛華を載せすぎだ!とか思われるんじゃないかと内心ヒヤヒヤしている。
お気づきでしょうが、多分めちゃくちゃ自意識過剰なんだろうなと思います。


ありがたいことに今のところはInstagramを、というかSNS自体を初めてよかったことばかり。
インスタは、これから元々応援してくださった以外の方にも見つけてもらえる機会になっていくだろうし、こんなにも最低限の工程で自分のことを表せるなんて…
もっと早くしていれば…
でも、きっとこれが私のベストなタイミングだったのだ。

すぐ調子にのってしまうので、誰かを不本意に傷つけてしまわないように。何より自分自身が楽しんで続けていけたらと思う。