『ティール組織』を100分の1にざっくりまとめてみる〜「はじめに」
『ティール組織』をざっくりまとめてみます。(書き始めた理由はこちら)
今回は「はじめに」(〜p22まで)です。先は長い・・・。
「はじめに」
わずか200年にも満たない間に、
現代の組織のあり方が人類に大きな進歩
(未曾有の富、多くの平和、高度な医療システム、万人が受けられる教育、世界的な非営利組織・・・など)
をもたらしました。
しかし、現代の組織は限界に近づいていると考える人は多くいます。
組織の底辺で働く人にとって仕事とは「恐ろしく退屈」なものであり、
組織のトップで働く人たちも「静かな苦しみ」につつまれた生活を送っています。
人材育成のコンサルタントである著者、フレデリック・ラルーは、
「人々の可能性をもっと引き出す、大胆で革新的な組織とは、どんな組織か?」
という問いから2年半に渡って世界中の組織を調査し、『ティール組織』を執筆しました。
『ティール組織』は、Ⅰ部・Ⅱ部・Ⅲ部に分かれています。
Ⅰ部では、人類の意識が進化するたびに、どのように新しい組織モデルを生み出してきたのか、
「組織の歴史と進化」
について書いています。
Ⅱ部では、世の中に生まれつつある、新たな組織モデル(=ティール組織)を、実際に存在する組織の具体的な事例を示しながら、
「進化型(ティール)組織の構造、慣行、文化」
について書いています。
そして最後、Ⅲ部では、読者がティール組織を運営するには実践的に何が必要であり、何をするべきなのかについて
「進化型(ティール)組織を創造する」
と題して答えています。
「はじめに」をざっくりまとめると、以上となります。
以下個人的な感想です。
私が興味深かったのは、
「組織に関する私たちの考え方は、既存の世界観による制約を受けている」(p11-12)
という話が冒頭で展開されていることです。
そして、世界観・価値観を変えることができれば、まったく新しい組織体系を生み出すことができる、と示唆しています。
そう考えると、『ティール組織』とは単なる組織論ではなく、世界観や価値観、さらには人生観の変革を促す本でもあるわけです。
実際、私も読後働くことや会社・組織について今までとはちょっと違う感覚をもつようになりました。
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