誤答しないプレイスタイルについて。

これは「クイズやるひとアドベントカレンダー2019」に向けた記事です。
https://adventar.org/calendars/3883

みなさまこんにちは。初めての方ははじめまして。massdaと申します。
まずは自己紹介。

ハンドルネーム:massda
 「ますだ」と読みます。ラボクイズの表示では時々「massed」と過去形みたいに間違えられます(たぶんPCが勝手に補完しているんだと思いますが)。あくまで自分のこだわりなので他の人が書く場合はひらがなでもカタカナでも一向に構いません。
 ちなみに Twitter での名前のかっこにある「ゆびぐらふ」というのは、かつて公開していたコナミの音楽ゲーム jubeat のスコアツールの名前で、名残で残しています。スコア更新のモチベーションを上げるためにスコアの推移をグラフで表現していたので、jubeat+graph で jubegraph です。コナミの公式にも(勝手に)機能が採用されたりしました(スコアの差分表示とかTotalBestScoreとか)。クイズ始めてから「jubegraphの開発者の方ですか!?」と言ってくださる方が何人かいらっしゃって嬉しい限りです。もし使っていたという方がいましたら声をかけてやってください。中の人として喜びます。

クイズ歴:約二年。
 いわゆる早押し機に初めて触れたのは賢押杯2018。きっかけはよく覚えてませんがなんとなくクイズ熱が上がってきていて参加してみようと思ったんだと思います。その頃はちょうど SODALITE の開店時期とも重なったこともあり、それ以降どっぷりクイズにハマっています。クイズ自体は子供の頃からテレビやゲーム、本などで一人で楽しんではいて、今世紀最後のウルトラはぎりぎり年齢が間に合ってドーム予選に参加。大学ではクイズが下火になっていた時期に当たりクイズ研には入りませんでした。その後、QMAや Answer×Answerなどのゲームをほどほどにやっていました。なので、昔からクイズは好きでしたが、本格的にやっているのはここ2年ほどです。

主な戦歴:
・はじめてのクイズ13 チーム優勝
・LOCK OUT ♯86 (未勝利戦)優勝
・たけしのこれがホントのニッポン芸能史「クイズ!クイズ番組」3位
なんか幸運もあって結果が出ています。テレビに名前付きで出られるとは思ってもみませんでした。あと他の大会は結構さっぱりだったりします。

さて本題へ。

 自分はよく「誤答をしない」と言われます。実際はもちろん誤答はするんですが、他の方に比べると少ない。これははっきり言って性格的なもので、ほぼ 100% の確信がない限りボタンが押せないので、ボタンがついたら正解の確率が高い、ということになります。
 それから誤答しないことから「1×失格ルールに強い」ともいわれていて、上の戦歴にも書きましたが、1×失格の代表である LOCK OUT! では未勝利戦ではありましたが初出場で優勝、表参道杯・原宿杯では二回出場で二回とも2Rの3○1×を抜けて3Rに進出しています。ただ、誤答ペナルティがゆるいルールでは太刀打ちできないことが多く、「ボタンがつかない」とクイズの場でも Twitter でも嘆いています。

 なぜ1×失格ルールに強いかというのは一度考察したことがあって、「普段から誤答しないクイズをしている」に尽きると思います。
 ほぼ100%の確信がない限りボタンを押せないので、スピードは遅いが、まず誤答をしない。そうすると誤答ペナルティが何であろうと考える必要がなくて、確信を持って答えがわかったところで押すだけ。つまり、他の方が1×形式で慎重になってスピードが遅くなっている場面で、自分は普段どおり押している。「誤答を恐れない」んだけど、「誤答してもいいと思って押す」のではなくて「普段どおりやれば誤答するはずがない」と思っている。これが誤答が厳しいルールでのアドバンテージになっていると思います。
 これを改めて実感したのが今年10月のラボの「背水の陣」。1×失格ルールではあったのものの、他の皆さんのスピードがいつもと変わらなかったこともあり、自分は何もできずに敗退しました。

 そこで最近考えているのが、このスタイルをこのまま続けてよいのかということです。チーム戦では「ボタンが点いたら100%正解だから頼りになる」など言われることもありますが、やはり自分としては誤答ペナルティが厳しくないルールでも勝てるようなりたい。なので、現在のスタイルの強みを残したまま、なんとか早く押せるようになれないか、ということを自分なりに考えています。

 ではどうすればよいか。まずわかりやすいのは「100%で正答できる範囲を増やす(≒知識を増やす)」でしょうか。クイズを本格的に始めてから二年、特にはたくさん問題に触れてきているので、聞いたことある、覚えている問題に対しては自分でもはっきりとわかるくらい早く押せるようになっています。これは「問題がこう来たらほぼ100%この答えになる」とわかる範囲が増えたので早く押せる、ということになると思います。

 もう一つは「攻め方を覚える」だと思っています。結局のところ正確さとスピードはどうしてもトレードオフの関係になるので、場面に応じてどこまで攻めてもよいのかを見極めてそれを実行する。自分は現状ではそれがあまりできていません。誤答してもそれほど痛くない場面で「押せばよかった」や「もう少し早く押せた」と思うことが多々あるのですが、これは裏返せば「押していれば正解できる」ということなので、これを実際に押せるようになれば正解数は増えるわけです。
 これは経験によるものが大きいと思うので、場数を踏んでいくしかないかなと思っています。「クイズに強くなるには誤答ペナルティなしで自由に押すのがよい」といわれるのもこの感覚を掴むということではないかと。感覚を掴むためには積極的に押していくことが必要なので、現状の「ほぼ100%じゃないと押さない」というスタイルを一時的にでも変えていく必要がありますが、攻め方の感覚を掴むことができれば、誤答ペナルティが重いときは今までどおり、軽いときは攻めていく、とスタイルを変えて戦っていけると思います。

 それから、これは意識してできるものではないと思っている点が一つ。普段の自分は押すことに対してなんとなく躊躇してブレーキがかかることが多いんですが、集中力が高まるとそのブレーキが外れるようです。LOCK OUT!のウイニングアンサー「おから」しかり、某大会での「プラチナチケット」しかり。自分では「反応で押した」と言ったりしてますが、こういうときは「いつものmassdaさんじゃない」とか言われたりします。これが意識的にできればいいのですが・・・。

 以上、まとめてみたらクイズに強くなるために一般的にいわれていることに落ち着いた気もしますが、こんなことを考えながら引き続きクイズを楽しんで行きたいと思います。

 最後に、クイズを始めて二年、一気に知り合いが増え、いろんな場で一緒に楽しくクイズができて嬉しい限りです。これからもどうぞよろしくおねがいします!
(色々書いたら3000字近くになってしまった・・・)


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