「ちゃらんぽらん」な人の魅力
先日、たまたま、精神科医の和田秀樹さんが出演されているYouTube動画を視聴しました。
具体的には和田さんとひろゆきさんが対談している動画だったのですが、その中でひろゆきさんが、
「割とちゃらんぽらんに生きてる人って心の病気になったりしないですよね? あれってなぜなんですか?」
と和田さんに質問されていました。
それに対する和田さんの回答が結構、興味深かったので今回のテーマにさせていただこうと思います。
和田秀樹さんによると、ひろゆきさんの疑問はまさにそうで、「ちゃらんぽらん」に生きている人というか、楽観的な人は精神疾患になりにくいそうです。
その理由は、
「いろんな選択肢や可能性を考えることができるから」
とのこと。
和田さんによると、本当に、真面目すぎる人の方が鬱病などになってしまうことの方が多いよう。
なぜしっかりしているのに心の病気を患ってしまうのかというと、それは、完璧主義だったり、一つのことに邁進するあまりに、
「他の選択肢があることに気づけず、将来への見方を狭めてしまうから」
だそうです。
たとえば、長年、交際してきた人と別れてしまったら、その人に真剣に尽くした期間が長かったために、もう自分はこれから他の人と恋愛なんてできない、と思ってしまう。
そんなことはないかもしれないのに。
その点、ちゃらんぽらんな人は、不真面目という言い方はどうかとも思いますが、物事を良い意味でも悪い意味でも深刻に捉えていないので、
「まぁ、いっか」
と、
「他の道がある」
と、自然に思うことができるそうです。
和田さんによると、殺◯事件を起こす人とかの中にも、普段は真面目な人が一定数、いるようです。
その凶行に至った原因にもよりますが、和田さんは、数百万の借金を抱えた結果、人を◯してしまった、普段は良い人だったとされている学校教諭のお話をされていました。
これも真面目な人が心を病む典型例だそうです。
真面目だからこそ、たかが数百万の借金程度で「お先真っ暗」と思ってしまい、人を◯して奪うしか解決策が見えなくなってしまった。
それがためにこういう事件が起きた、と動画内で解説されていました。
僕は精神科医でもなんでもないですが、
「実際にそうなのかもしれない」
と思います。
僕は自分自身のことを自ら「真面目」とかは言いませんが、一つのプロジェクトに懸命に取り組んでいるときは視野が狭まってしまい、問題にぶち当たったときに良い解決策が思いつきづらいことがあります。
そういうときに、ちゃらんぽらんというか、ゆるく生きている(ように見える)人と話すと、思いがけない突破口が見つかることがよくある。
「ちゃらんぽらん」ってあまり良く思われない性格かもしれませんが、真面目すぎるきらいのある方は、時折、あえてちゃらんぽらんになってみるのも良いかもしれません。
読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。