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「運動会のお弁当」#とは

「#とは だけで30本書くチャレンジ」
~No.7~

連続投稿42日目、だいぶネタも尽きてきたので、コロナのために今年は幻の存在となる、「運動会のお弁当」について語りたいと思います。

本日のトップ画像は、5年前(2015年10月)に私が作った、気合い満点の「運動会のお弁当」でして。
当時年中さんだった長女の幼稚園の運動会用。家族4人で食べる用。いや次女は生後2ヶ月ぐらいだったから、食べるのは実質3人か。3人用にしては多くないか?(汗)
てか生後2ヶ月の赤ん坊がいるのにどうやってこれ作ったのか私。スーパーサイヤ人のごとき気合いのオーラを纏って早朝の台所に立っていたに違いない……

で、この年は無事に運動会が開催されたのですが、悲劇が起きたのは、その翌年(2016年10月)。

曇天の怪しい天気の中、決行の連絡が来て、気合いの弁当持参で幼稚園に集合したものの、結局雨が降りだして翌々日に順延になった、という年がありまして。

その日の私の文章を、まずは以下に。

【「運動会のお弁当」考】
(2016年10月9日のFacebook投稿より)

今日は実にいろんなお家のお弁当画像がFacebookに上がってきておりましたが(笑)いや、私も画像上げましたが……

「弁当作ってから延期の連絡がきた」または「弁当作ったけど雨で途中で中止になった」といった事情により、その素敵なお弁当たちの大半は、ママたちの気合い空しく、お家で普通に昼ごはんとして食されたのであります。

今多くのママたちの心を苦しめているのは、「明後日に延期」という事実を前に、「明後日もう1回これ作るのは無理」という厳しい現実でしょう。気力体力と材料の限界。弁当作りというのは、実に多大な精神力を消耗する作業なのですよ。しかも折しも野菜の価格高騰が新聞の一面を飾る現状。気合いの中身は唐揚げやキャラ海苔にとどまらず、1本68円のキュウリや1株298円のブロッコリーかもしれない。

年に1度のスペシャル弁当と思えばこそ出せた金額も労力も、「ハイもう1回」と言われるとキツい。しかし子どもは「運動会のお弁当」をまた楽しみにしている。まったく同じ中身というわけにもいかないし、新たなネタを仕込むには2日間は短すぎる。さてどうするか…明後日の朝まで苦悩は続く。

そもそも、何ゆえここまで「運動会のお弁当」は気合いを入れねばならないのか。
家族みんなで幼稚園(保育園)でお弁当を食べる、というシチュエーションが年に1回きりだからか?
よその家のお弁当が立派だった時にみじめな気持ちになりたくないからか?
園側の運動会に対する意気込みが家庭にまで伝播しているからか?
練習をがんばっている子どもたちに対して、「ママもがんばったのよ!」と言いたいためか?

否、「子どもの笑顔のため」ではないですか?

弁当箱を開けた瞬間に、「わぁ!美味しそうー!」「可愛いー!」「嬉しいー!」とか言って、「美味しいー!」「これ好きー!」とか言って、子どもがニコニコ食べてくれる、それをこそ目指して、我々は弁当作りに勤しむのではないですか。

とすれば、食べる場所が家であれどこであれ、今日の素敵なお弁当は、すでに目的を果たし、ママはもう勤めを十分に果たしたんではないですか。

我が家のやっつけ弁当も、唯一予定通り仕上げたポテトサラダを長女が「美味しい~♪」と言いながら、幼児の胃袋としては有り得ん量バクバク食べてくれたし、鶏肉を食べながらパパがボソッと「旨いなぁ」と言ってくれたので、もう、私としては思い残すことはない感じ(笑)

明後日はもう、手軽にハムとキュウリを挟んだサンドイッチでも作って、気軽に運動会を楽しもうという気分でおります。

明後日に向けて悶々とする同志皆様、どうか気楽に。「運動会そのものを楽しむ」心を取り戻して本番に臨もうではありませんか。

この文章は、当時のママ友の皆さまから、「うんうんと頷きながら読んだ」等、大きな反響をいただきました。

さてこのように、「年に1度のスペシャル弁当」という一大イベントを子育て業務にぶちこんでくる「運動会」という子ども行事なのですが………

なんということでしょう!!
今年はそれが、無いなんて!!

いや、運動会そのものは、あります。

しかし長女の小学校は、「子どものみでやります」「保護者は見学できません」「午前中のみで終わって帰ります」というもの。

そして次女の幼稚園は、保護者の見学は可能であるものの、学年を分けた形の分散開催であり、やはり「午前中のみで終わって帰ります」というもの。

なんということでしょう!!
お弁当の出番がないなんて!!

そして、何よりの衝撃が、

なんということでしょう!!
それを聞いても私、寂しくも何ともないなんて!
むしろ嬉しいなんて!!!(笑)

いや~~……自分のこの気持ちにビックリですね。好きで作ってたわけじゃなかったのね私!(笑)
これまで弁当作りに対する無駄なプレッシャーを抱えていたとしか思えない……今日のトップ画像のような「年に1度のスペシャル弁当」なんて、もう2度と作れる気がしない(汗)

もう、いいじゃん。運動会、午前中開催で。短縮で。分散で。弁当とかもう、一切無しで。純粋にスポーツの祭典として楽しめば。保護者の見学は、ありにして欲しいけど。

今年のコロナ禍で、人々は多くの変化を受け入れることになりました。
悔しい、苦しい変化もあったでしょう。
私自身も、たくさんの悔しい、苦しい思いをしてきました。
けれど、ただ漫然と習慣で続けてきたものが一気に「断捨離」されたような状態になり、無駄が省かれ、シンプルにより良い形になった、ということも、数多くあると思うのです。

そもそも、運動会は何のためにやるものか。

「子どもの笑顔のため」ではないですか?

少なくとも、どう考えても、
お弁当の出来映えを競う場ではないはず。

来年以降の運動会を、どうするか。
ただ単に元の形に戻すのではなく、
子どもための行事」としての本質を見失わない形での実現を、心から願います。

*****

物事を多角的に捉えて言語化することを目的とした「文章筋トレ」=「#とは だけで30本書くチャレンジ」。最近のネタ帳は、Facebookの「過去のこの日」です(笑)

明日は、過去の自分に頼らず、書き下ろしで「夫婦円満のコツ」 #とは について書きたいと思います。いや…書けるかしらドキドキ……

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