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「地域活動」#とは~子育て期間が、「孤独な暗黒時代」になるか、「充実のキャリア形成期間」になるかの分かれ道~

「#とは だけで30本書くチャレンジ」
~No.14~

子育て関連でnoteを書いていらっしゃる方、皆さま熱心に我が子と向き合い、育児関連の書籍から学び、その記録を丁寧に記述してらっしゃいます。
しかし、その視点は多くの場合、「家の中」だけに向いています。もったいない、と正直思います。
(たまたまnoteには書いてないだけで地域活動に熱い方も多数いらっしゃるのでしょうけれども)

悪いことは言いません。ぜひ、視点を「家の中」で完結させず、「地域」に向けてください。
「我が家でこの子をどう育てるか」、それだけを考えて進める子育てでは、本来やるべきことの半分しか、できていません。

「この地域でこの子をどう育てるか」。

その視点がなければ、子どもの育ちもどこか偏ってアンバランスになり、親の孤独は深まるばかり。
より良い子育ての手がかりは、ネットで検索しても見つかりません。

地域に出て。地域の人と関わって。
そこから学んで子育てしてください。

方法は、いろいろあります。
一番シンプルでやりやすいのは、何かしら地域の仕事を引き受けること
自治会に加入し、そこの連絡係を引き受ける。
子ども会に加入し、その世話役を引き受ける。
お祭りやイベントなどの運営ボランティアをやってみる。
地域の清掃活動に参加する。
小学校・幼稚園・保育園のPTA役員を引き受けてみる。
などなど。

これらを、「めんどくさい」「押しつけられた」「やりたくない」などと考えずに、「自分にとっても我が子にとってもメリットのあること」として、前向きに参加して取り組むのです。

すると、当然のことながら、地域に顔見知り・知り合いが増えます。前向きに取り組めば取り組むほど、自分のことを大事にしてくれる人が増えます。

それは、「困った時に、手を差しのべてくれる人が増える」ということ。

すなわち、地域活動に積極的に参加することは、「自分や我が子のセーフティネットを自分で作る」ことになるのです。

昔ながらの「ご近所づきあい」がほぼ消えてなくなっている都心部に暮らす人間は、自分の力で、「ご近所づきあい」にあたるセーフティネットを作っていかねばならないのです。そんなこと、誰も教えてくれないので、なかなかその視点が持てず、「孤独な育児」に陥りやすくなっているのが現代社会。

公園や子育て支援センターに子ども連れてって遊ばせていても、それだけでは地域と関わっていることにはなりません。他の人との交流がないなら家の中での孤独な密室育児と同じです。

知恵と工夫と少しの勇気で、いかにしてその状況から一歩踏み出すか?が肝なのです。

「地域に人脈を作る」という意味では、地域で開催される講座やイベント等に参加して、その主催者や他の参加者とお友達になる、という手もあります。公民館等の公共施設や、子育て支援センター、コミュニティカフェなどで開催されているイベント情報をチェックして、何かしら興味あるものに足を運んでみるのです。子連れで参加できるイベントや、託児つきの講座など、いろいろあります。行政主催のものは無料だったりするし、公共施設でサークル活動として開催されているものは参加費も安価です。今はオンラインで参加できるものも増えています。

参加対象がある程度しぼられていれば、似たような境遇だったり、子どもの年齢が近いお友達ができる可能性も高いです。また講座のテーマにより、同じような興味関心の人とつながれることもメリットです。

そうこうしていると、「少し子育ての先輩である人」ともつながれたりします。自分より2~3年早くパパママになった人など。1人目育児中に、2人、3人育児中の人とお友達になれたり。

これが~~最強!です。先のこといろいろ教えてもらえるし、困った時に相談できるし、あれこれ話を聞いてると、「あぁこの先そのようなことが待ち受けているのだな」という心の準備ができます。子ども同士も仲良くなれると、少し年上の遊び友達から学べることはむちゃくちゃ多いので、なお良いです。

また、どどーんと子育ての先輩の、自分の親に近い世代の方々とお友達になるのもオススメです。めちゃくちゃいろんなこと教えてもらえます。しかもご自身の子育てはすでに落ち着いてるから、困った時に助けに来てくださったりします。子育てでいっぱいいっぱいになってる若い世代の話をウンウンうなずきながら聞いて、「大丈夫よ♪」って言ってくれる人が身近にいると、ものすごく心救われます。オススメ。

地域にお友達ができ、いろいろ相談できる先輩ともつながれたら、地域で自分のサークルを立ち上げると、さらに世界が広がります。例えば、公民館で団体登録の手続きをして部屋を借りられるようにして、その公民館を拠点として子育て関連の集まりを主催して活動するのです。集まって遊ぶ会でもしゃべる会でも何でもいいし、何かをみんなで作る会とか、学びたいことの先生を呼んでみんなでお話聞くとか、いろいろ。

ここまでくるともう、子育て期間が立派な「キャリア形成期間」になります。やること全てが自分にとっての糧になります。何より楽しい。家に閉じ籠ってるより100倍楽しい。自分が楽しくやってると、活動に参加してくれた人や運営に巻き込まれた人も楽しそうで、なんか、感謝されたりします(笑)
その活動で経験したことが、その後の仕事や人生設計に役立ちます。視野が広がります。

子どもの方も、よその大人、よその子どもとワイワイがやがやしてるうちに、いろんな人と関わる心得やコミュニケーション能力を勝手に身につけていきます。「生きる力」直結です。習い事だけではこうはいきません。

そうして地域活動しながら暮らしているうちに、地域を支える公共性の高い活動の運営委員を有償で頼まれたり、何だか活動が注目されて地域の情報誌に取材されたり、本気で子育て中のキャリアが形になっていったりします(私イマココ)。

こうして地域にセーフティネットができ、人脈が広がり、困った時の相談相手もいて、自分が楽しめる場を自分でプロデュースして、子どもがその輪の中ですくすく元気に育っていく!

これが、本来の姿の「子育て」です。
「我が家で」じゃなくて、「この地域で」子育てするんです。

「うちの子」は、自分だけの子どもじゃないです。親の所有物でも何でもない。みんなで育てる、みんなの子ども、将来の社会の担い手です。

だから、地域社会の中で育てる。
それが、本来あるべき姿です。

……………

……と、いうのが持論なので、いろいろと子育てサークルの活動を広げてきたこの9年間なのですが~~~……
今年はコロナ禍で、自分主催のイベントはなかなか企画できず、運営に他の人を巻き込むこともできず、身動き取れずにいます……

心配なのは、今年育休中で、せっかくの「地域とつながれるチャンス」となる貴重な期間を、孤独な密室育児状態で過ごさねばならない状況にある方々。そのまま春がきて、子どもは保育園と家の往復、親は職場と家の往復、それだけの生活、になってしまうと、その家の子育ても辛い状況になるし、地域コミュニティも衰退するし……たぶん、何年後かに、「あれ……?」っていう事態が発生するような~~気がしています。

そうなった時に、自分のできることは何だろう?
と考えて過ごす日々です。その頃には、地域で育ったうちの長女世代の子どもたちが中学生ぐらいになっていて、地域活動の担い手として活躍できるようになっているかな?そういう子どもたちの活動をサポートして、衰退していく地域コミュニティを盛り上げる何かができないかな?そんなことを考えています。

私の故郷の街には、「中学生会議」という取り組みがありました。中学生が集まって、地域の課題について話し合い、発表するのです。それをサポートする大人もたくさんいて。その運営は徐々にそこを卒業した高校生・大学生が担うようになっていって。
参加したり運営に回ったり私もいろいろやってましたが、なかなか楽しかったです。そういうの、コロナ落ち着いたら何かできないかな~……とか。

私自身は18歳で故郷の街を離れるまで、ずっと地域社会で育てられた実感があります。

母が、地域活動に熱心な人間でした。
そのことに今とても感謝していて……

自分が親になった今、できることは何だろう?
と思いながら、「我が家で」ではなく「この地域で」、この娘2人をどう育てるか?という視点で子育てしているつもりです。

*****

物事を多角的に捉えて言語化することを目的とした「文章筋トレ」=「#とは だけで30本書くチャレンジ」。今日は持論を勢いに任せて書いてしまったので、読みにくい箇所や、読んで不快になられた方がいらしたらごめんなさい……でも~~書きたかったの~~

明日は、シリーズ「パズル教室の現場から」で、何かしら書きたいと思います。

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