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ターミネーターシリーズ全6作を観て(^。^)

映画(ターミネーター・ターミネーター2)

午前十時の映画祭で2週続けて観ることができたシュワルツェネッガーの代表作シリーズです。確か全6作だったと記憶していますが、このシリーズは好きなので全部観たと思います。

個人的には今回2作目に観た「ターミネーター2」が一番面白かったと思いますが、3作目に女性のターミネーターが登場し、4作目では成長したジョン・コナーが主人公となり、シュワルツェネッガーの出番はありませんでした。
その反動かどうかはわかりませんが、5・6作目は原点回帰ともいうべくシュワルツェネッガーが再登場しています。

こうしたシリーズ後半の内容は2作目のターミネーター同士の戦いの延長にあり、初期のストーリー展開の復活であるといってもいいと思います。強靭な身体を持ち、暴力的で無敵な殺し屋のサイボーグとして体現される1作目のターミネーターは、2作目から逆算すればアメリカ伝統の無敵のヒーローを逆説的に描いたものであり、1作目は2作目以降の準備編だったともいえるかもしれません。

中世のナイトのように、未来のリーダーのジョン・コナーやその母親のサラ・コナーを命がけで守るというスタイルが、シリーズ全編に貫かれています。そのベースの基に、ド派手なアクションやカーチェイスなどがテンコ盛りにされて、映画としてのボリュームとエンタメ性を創り上げています。
現代と近未来が舞台となる映画ながらも、その手法は古典的ともいえるアメリカのヒーロー像の体現であり、アクションやカーチェイスなどで色付けするのもハリウッド映画伝統の手法です。

こうした手法は、あの「スター・ウォーズ」にも相通じるものがあり、それゆえ個人的にもSWシリーズも全9作を観たと改めて思いました。
どうしてもシリーズが長期化すると、マンネリ化を避けられない状況になりますが、SWが新作ごとに新しい味を出してきたのと同様に、このTRシリーズもさらに続編が登場するようであれば、更なるグレードアップを期待したい所です。それには主演のシュワルツェネッガーのキャラに依存する部分が多いと思いますが、ポスト・シュワちゃんの模索も必要かもしれません。

P.S.有名な「I’ll be back」は2作目の印象が強いですが、1作目でもちゃんと言っていましたね。(写真は公式関連サイトより引用しました。)

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