見出し画像

「オンラインの会について」11〜20(第377〜386回)

第377回(5/11)オンラインの会を始めたわけ

2020年3月〜2021年2月まで、毎月のテーマを決め、毎日noteを書き続けていました。2月から仕事の内容が変わったため、区切りのよいところで一時的に毎日noteを停止しました。

その代わりに何か他の形での情報発信・交換ができないかと考えたのが、
・オンラインの会
というものでした。

オンライン授業・オンライン会議などの経験は積んでいたので、自分が主催者となって、会を開催してみたらどのくらいの方が参加してくれるだろう。
もし参加してくれるなら、顔と顔を合わせて(画面ごしですが)話す機会というのも意味ができてくるのではないかと考えたわけです。

当初は、平日の休みの木曜日(自分が時間的に余裕があるため)1900という設定をしていましたが、やはり参加してくださる方々の都合がよさそうな週末、そして自分の仕事が終わって帰宅・夕食をとってから始められる、
・土曜2100オンラインの会
という形に落ち着きました。
今月のテーマとしては、このオンラインの会を続けてきた中でわかってきたこと、ノウハウ・ポイントなどを毎日書いていければ、と思います。

第378回(5/12)ウェビナーの問題点

オンラインの会を始めるにあたって、ウェビナー形式も考えましたが、
これまで参加したウェビナーにはあまりよい印象を持ちませんでした。
理由は、
・ビデオ、マイクオンの参加者(Zoom会議のイメージ)
・ビデオ、マイクオフの視聴者
に分かれるため、

・参加者は通常のオンライン会議のように話ができるものの、視聴者は話ができない。
・チャットなどで視聴者から質問があればよいが、顔も見えない(そもそも顔出しできない)ので、参加者から視聴している人の反応がわからない
そのため、
参加者は話しにくいし、視聴者は話に参加できないので、お互いフラストレーションがたまるように思います。

昨年、研究発表をした際もウェビナー形式だったため、話している内容が受け入れられているのかどうかわからないまま、「淡々と一人で話し続ける発表」はかなり苦痛でしたね。
そのため、通常のオンライン会議の形式がやっぱりいいなあ、と思ったところです。

第379回(5/13)オンライン発表の理想形

昨日のことから、オンライン発表の理想形を考えると、
・発表者が、参加者の表情(あるいは反応)を感じられるようにする。
 ・・・リアルタイムで話の進め方を変えやすい。
 ・・・決まった原稿どおりにしか発表しない方には関係ないかも。
・参加者が発表者あるいは他の参加者とやりとりできるようにする。
 ・・・反応を伝えたい、疑問や意見を伝えたいという気持ちがある。
 ・・・そうでなければ参加する意味がないという人もいる。

こう考えると、
ウェビナー形式は、講師の話を聴くタイプのイベントであればよいのだろうと思いますが、研究発表するタイプのイベントにはあまり適さないのではないかと思いますね。

当然オンラインの会をする目的は、単に話を聴いてほしいわけではなく、
話をするとともに、反応・意見をやりとりしたいのですから、
「オンライン会議」形式になったのは必然ということですね。

第380回(5/14)参加者の絞り込み

Zoomによるオンラインの会を開催するにあたって、
・参加者が誰であるか
という絞り込みを考えました。

ZoomURLを公開している例も見ますが、それでは、主催者も参加者も知らない第三者が入ってくる可能性があります。
待機室(主催者が許可しない人は参加できないように)もありますが、
名前だけではわからないこともあります。

そこで、
・オンラインの会専用のグループ
をつくりました。
そこに、Facebookで友達範囲の方で、オンラインの会に参加したい人のみ入ってもらう。そこに絞り込みのしくみをつくりました。
その中のみでZoomURLを示せば、少なくとも第三者が入ってくる可能性がかなり絞られることになります。

第381回(5/15)Zoomを使う理由

テレビ会議といえば、GIGAスクール端末でよく使われるのが
・Zoom
・Teams
・Meet
ですが、Zoomを使う理由があります。

Teams、MeetはそれぞれMicrosoftアカウント、Googleアカウントとの
紐付けがある場合
があり、また、
・外部ドメインとのやりとりを制限
する場合もあるからです。

そういう設定は、自治体単位でかかっていることが多く、
ある場合だけ外すというのも難しいのではないでしょうか。
セキュリティ(内部に制限して安全に使う)の一つとしての
制限もあるでしょうが、
いざ外部とやりとりするときには、困る場合もありますね。

Zoomが許可されている場合には、Zoomを使うほうが間違いが少ない。
それが使う理由です。

第382回(5/16)参加ボードの設定

オンラインの会で、
・誰が参加したいのか
意思表示をしてもらうため、
「参加ボード」をつくることにしました。

Google Jamboard です。
・参加者が付箋を貼るためのJamをつくる。
・共有(編集者)設定をしてリンクを取得。
・リンクをグループ内に投稿する。
ことで、参加したい人が名前を書いた付箋を貼る。
都合が悪くなったらはがす。
という掲示板的なものを毎回設置することにしました。

これなら、付箋を貼る・はがす、だけですね。

第383回(5/17)参加ボードを使ってみて

参加ボードを専用グループ内に設置してみると、
・参加したい人が付箋を貼る
・参加できない人が、その旨を貼る
など、自由に貼っていく様子が、
「リアルタイムで見られる」のがとてもよかったですね。

また、オンラインの会をしている途中で、
・参加できるようになりました。
・急に参加できなくなりました。
など報告も貼られるようになります。

リアルタイムというのは、一つのキーワードになりそうです。

第384回(5/18)ボードの発展性

Jamboardでつくった参加ボードを使っていく中で、
メンバーの方が始めてくれたことが、
・ボードを追加して、記録を記入する。
ということです。

参加者はボードの編集者扱いなので、
・2枚目のボードを追加
・テキストを記入する
ことがリアルタイムでできるわけです。

Zoomの共有でボードを出しておくと、
記入されたものをその場で見ることもできます。
まさに、
「オンライン会議のツール」として使えるわけです。
あとで見返すこともできるので、さらにいろいろ使えそうですね。

第385回(5/19)ZoomURLの配信方法

Zoomは、会議のURLを送るだけで参加できるのがメリットのひとつですが、どう送るか考える必要があります。
一番よくないのが、ここに参加してください、と、
Facebook内などでURLを貼ってしまう
ことです。

それを見たら、誰でも入れてしまいますから。
待機室(参加前の場所)に、これ誰だろう?という人がいると、
主催者が悩んでしまいます。

そこで、限定した人にメールで送るわけですね。
今回は専用グループがあるため、
もともとメンバーが限定されています。
開催投稿のコメントにURLを貼ると、そこのメンバーしか見られないので、
クリックするだけで参加できるわけですね。
主催する側も安心です。

第386回(5/20)11〜19回のまとめ

・10回まとめて有料配信
という企画の第一弾ということでしたが、
これまでと同様に、毎日少しずつメモする感じで書き続けてみると、
3,000文字をこえました。

オンラインの会を始めるところから、
・進めるにあたっての工夫
・進めてきてわかったこと

などを書いてきました。

まとめて読んでみてどう感じてもらえるか、
楽しみです。

続きは次回。

(続きは5/31にまとめ記事を配信します。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?