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「静岡県産生ワサビのわさび丼」で勝利確定

こんばんは。観光ライターのMasanoriです。

noteは、割と自由なテーマで書いても大丈夫っぽいので、グルメテーマに参加してみることにしました。ことの発端は、もう何周しているのかわからないサラリーマンの憩いのドラマ『孤独のグルメ』をNetflixでぼけーっとテレビにキャストして流しっぱなしにしていた、ある日のこと。

観光ライターだからか、たまにゴローさんが出張する回が好きで、日間賀島や、箱根のステーキ丼などは実際にそのお店に行ったりしましたが、Season3の3話「静岡県賀茂郡河津町の生ワサビ付きわさび丼」に出てくる、鰹節がたっぷりのったホカホカご飯に、河津名産のわさびをすり下ろして醤油で食べるだけのシンプルすぎる料理がたまらなくうまそうなのです。

コロナ禍になって、自分で料理をつくるようになって早1年、伝説のゴローさん“おかわり回”のわさび丼を再現することにしました。とはいえ、料理工程というよりは、そこに至る買い物がメインです。なにせ、すりおろすだけですから。

生わさびを求めて

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さっそく、主役になる生わさびを求めに街へ繰り出す。最寄のスーパーではチューブわさびしか売っていなかったので、デパ地下へ移動。野菜コーナーでひと際目立つ生わさびを発見。タイミングよく静岡県産で、再現度も上がるというもの。お値段は、ひとつ1,280円とさすがの天然モノ。

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わさびをどう擦るのか、実はこの時まで知りませんでした。普通に大根おろしでジョリジョリいくつもりで、帰路にふと検索してみたら、専用のサメ皮おろしなるものが必要と発覚。踵を返し、一路Loftに向かい、サメ皮おろし板を購入しました。お値段は1,760円(税別)でこちらもなかなかのお高い買い物。今にして思えば、大サイズを買っておけばよかったと少しだけ後悔しました。

生わさびの下準備……?

生わさびの下準備動画を見ていると、タワシも必要らしく購入しました。ゴシゴシと表面の土をおとして皮を削ぎつつ、包丁で表面のでこぼこの部分を処理した結果が下図です。

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これで準備は整いました。あとはおろすだけ。
作中でもいわれていたように「まあるくまあるく」ジョリジョリと生わさびをすっていきます。

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わさびを擦るのは重労働

これが意外に重労働でした。普段ジムで筋トレするのが趣味ですが、この円軌道を描く運動は、普段使わない筋肉なのか気づけば汗だくに。というかそもそもサメ皮おろし板がキーホルダークラスに小さいので、そのせいかもしれません。具体的にいう必要性は皆無ですが、前腕伸筋群が悲鳴をあげていました。

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実食!

しょうゆもまわるく回すようにかけたら完成です。
撮影後にさすがに足りないと思って追いワサビしました。

「……いただきます」

ご飯がアツアツホカホカのせいか、わさびがそこまでキツく鼻にぬけない。これならわさびをグイグイ食えるぞ……いいじゃないか。鰹節に醤油の時点で旨いことは間違いないのに、そこに静岡県産わさびだもの……そりゃ、旨いはずだ。(心の声)

そんな感じのゴロー風な所感を、原作者、久住氏のバンド演奏の勝利確定BGMとともに。


河津に思いを馳せながら、まるでゴローさんのように心のなかで思うのでありました。水質が綺麗な高地だと、品質の良いわさびが栽培できるそうです。温泉地として有名な伊豆方面。河津といえば、踊り子や七滝。早咲きの河津桜はそろそろ見ごろではないでしょうか。

食から思いを馳せる旅もまた良いものですね。

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