わたし子供の頃「どもり」だったんですけど・・・。

「4月から塚ちゃんがしゃべってね。生放送ね。大丈夫、15分ぐらいの短い番組だから。」

ってディレクターさんから連絡がきて、いったんは、きゃ~~~私、ラジオのパーソナリティーになるの!? ってものすごく盛り上がりました。

子供の頃からずっと聞いてきたラジオ局で、自分がしゃべる側になるなんて! 夢のようでした。

しかーし。数時間後に、どよ~~~んと落ちている自分がいました。


あの~。

わたし子供の頃「どもり」だったんですけど・・・。

今はもう大丈夫だけど、生放送なんていう超緊張状態になった時、もしかして、出ちゃうかもしれない。 大丈夫でしょうか。 

・・・って、言えなかったんです。
そんなこと、絶対言えない。


だって。やりたいもん。 やってみたいもん。


じゃあどうすればできる? 


物事をあまり深く考えない私も、さすがにこの時は考えました。なるべくしゃべらずに、パーソナリティーができる方法はないものか。

その結果出てきた答えは・・・

ゲストにいっぱいしゃべってもらえばいいじゃん!!


今から思えば、相当浅~い考えだったんですが、なぜかこれで「イケる!」と思い込み、いよいよ新番組「もっとまつもと」は始まりました。

スタジオに迎えたゲストに、「あなたの話を聞きますよ。さあ。しゃべってください。ど~ぞ~。」という、自分としては理想的な姿勢で向き合ったのです。

ところが。


ゲストの皆さん、なかなかしゃべってくれないのです。

放送時間はまだたっぷりあるのに、会話はあっという間に終了しちゃって、どうしましょう・・・。まったくうまくいかなかったんです。

そりゃそうですよねぇ。だって相手も慣れない生放送で、ものすごく緊張しているんですもん。無理だってば。


じゃあ。どうすれば相手はしゃべってくれるのか。


実はここに、しゃべらなくても会話を続けられる=コミュニケーションの達人になれるヒントがあったんです!それは・・・


相手にとって話しやすいようにしてあげることが大事!!


ということ。

相手にとって話しやすいように会話を進める。そうすると相手は、自分の話を聞いてくれている、と思うようになり、とてもいい気分になって、会話が続いていくんです。


そのためにまず、合いの手を入れることをしてみました。黙って聞かずに、リアクションをする。

「へ~、そうなんですか!」 「わ~、すごいですね。」 「それ、素敵ですね~」

大きな声で笑ったり、動作もつけました。うなづいたり、手を動かしたり。拍手したり。

なんだか自分がお調子者になっているような気がしてくるかもしれないんですが(実際私はそんなふうに思っていました)、やってみるとあら不思議。

相手がノリノリになって、会話が続いていくんです。


★コミュニケーションの達人への道 1

リアクションをしっかりする。


これで、なんとなく番組が形になっていきました。

な~んだ、私もやればできるじゃん!と調子に乗り始めた頃、ゲストから思ぬことを言われてしまったんです! が~~~ん。


この続きはまた明日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?