後記

突然の冬将軍の到来にやっと気持ちが追いついてきました。さて先日のツーマン を振り返り綴っていきたいと思います。

印象深く記憶しているのは昨年の冬。あるイベントのこと。
じわじわとチューニングするように序盤から終盤に向けて声の表情を変化させながら自在に追いかけているような波多野さんのパフォーマンスが鮮明に記憶に残っています。なんというかとてもはっとするライブに感銘を受けました。それから時を経て約1年ぶりに拝見した今回、CPとアコギを曲ごとに持ち替えながら、風を纏っているようで、近いような遠いようななんというか未来を思わずにはいられないライブでした。
ふたつの「歌」が織りなすいい夜だったと思っています。
私自身は、個人的にマイクシールド(名前あってますか?)なるものを初めて使用してみたりと、今年特有の新たな試みもありましたが、久しぶりに歌う喜びを得ることができて、この数年の私自身の課題からひとつ進歩できたかなという気持ちです。

今年の大きな激動の中、ひとりの音楽家として音を止めないということはとても重要なことでした。その記録になればと自宅で録音し急遽リリースを行ったりと私自身も活動形態を模索している中、時が来たらツーマンの企画をしたいずっと考えていました。また、ライブハウスという場所への想いも強まり、井川さんとは何度も何度も打ち合わせを行い、お話を伺ってきました。
TOONICEのみなさまには予約受付や当日の進行など様々なことにご対応いただき本当に感謝が絶えません。

波多野さん、TOONICEチームのみなさま
そして、何よりご来場いただいた皆様、
本当に本当にありがとうございました。

次は、来年改めてオープン予定の燦庫で、またご一緒させてください。