文字欲に駆られる
中学1年生の時、担任の鈴木先生が「人間には文字欲というものがある」とホームルームで語っていた。
当時、それを聞いていた僕は妙に納得した記憶がある。
実際に当時から『文字欲』というモノの存在を感じていて、特に用事も無いのに無性に文字を書きたくなる衝動が押し寄せる時が多々あったのだ。
欲求に応えるために当時は習ったばかりの漢字を書き連ねたり、英単語を並べてみたり。数分書き殴ると欲はおさまる。
決して字がキレイな訳でもなく、小説家のようにストーリーを綴ることも出来ない。
それなのに、何故か文字を書きたい欲求だけが存在する。
未だにそれが何なのか?の答えが出ないが、「知的な動物であるヒトだからこそ生まれる欲求なのだろうなぁ。」と考えることで、自分を納得させている。
そして、時々「あぁ俺は動物よりは知的なんだ」と安心したりもする。
兎にも角にも、その『文字欲』は大人になった現在も存在していて、猛烈に文字を書きたくなる時がある。
今もその欲求の真っ只中。
仕事が終わってもう文字を書く必要は無いのに、文字欲を満たす為に、わざわざ喫茶店に入って、飲みたくもないコーヒーを注文し(さっき500mlも飲んだばかりだ)、おもむろに手帳を取り出して、書くべき予定は無いか考える。
それでも飽き足らず、このnoteへの投稿を書いているのだから不思議なものだ。
その『文字欲』も、使う道具で満たされる度合いが変わってくる。
アナログに万年筆で紙に書くのが一番気持ちいい。
次にスマホでフリック入力。これもナカナカ書いている感があっていい。
意外と満足出来ないのが、パソコンでキーボードを叩くこと。どうにも「文字を書いている」気にならない。
だから普段の仕事は、『文字欲』を満たしてくれない。なんて我儘な欲求なんだ。
仕事で欲求が満たされるのならば、もっともっと仕事をしてお金を稼げるのに…
本当に不思議な欲求である。
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