皆んなのおかげで
正直、呼吸も機械が代わりにやって、食事は鼻から腸(胃だと吐くから十二指腸)まで入れたチューブから液体を注射器で入れ、寝返りも介護・看護をする人が代わりに行う。
投薬していなければ、とっくに死んでいた状況から、手術や投薬治療で回復できた。
加えて、痛い、苦しい、気持ち悪い、とまぁ色々あるわけだ。
死にたいと思ったことはなかったけれども、死んだ方が楽なのかもしれないと頭をよぎったことはあった。
そんな中、「明日もこの人達と話しがしたいから、生きたい」と思えた。
元気になったら何がしたいとか、何処に行きたいとかばっかり話していたから、完治した後の日常や夢のことしか考えずに過ごせた。
何をやっても、褒めちぎってくれた。
指一本動かないところから、肉体の重みと重力には逆らえずとも、若干でも筋肉が自分の意思で収縮できただけでも、褒めてくれた。
意欲を持っただけでも、褒めてくれた。
とにかく、できることがあれば、めちゃくちゃ褒めてくれた。
さらには、結構色々と面白い話しを聞かせてくれた。
誰々さん、見た目は超清楚でお淑やか、その上この上ない美人...... なのに、こんなエピソードがね🤣🤣🤣
という話とか......
なんか、来てくれる度に面白い話を聞かせてくれた。
確かにね、ビービー泣いてばかりだった時期もあった。
けど、いや、本当、「生きたい」と思わせてくれた。
こういうことを経験したら、自分が生きている理由は彼らのおかげだと実感する。
加えて、食事だって、農家の方々が作物を育てて、それを運搬する会社の人がいて、業者がいて、店で売る人がいて、買って調理して...... 実に様々な人々のおかげで生存できる。
まぁ、この辺は病気のあるなしに関わらず、皆がそうか......
こうして、そもそも生きていることも周囲のおかげだし、生かされて...... いや、生かされ続けているから、勉強している時だって、それがものすっごく多くの方々の恩恵の上に成り立っていることを自覚していた。
いつから...... いや、このことを忘れたわけではない。
実際、今も一所懸命に投薬や様々なことをしてくれる方々がいるから、「生かされている」
生かされているし、これからも生かしてもらえるだろうという安心感から、私生活に集中できる。
そういう意味で、私の功績は全て与えられたものだとも言える。
もちろん、与えられたチャンスを活かすも殺すも本人の努力次第という面もあるだろう。しかし、そもそもチャンスが与えられるというのも...... 生かしてくれる周囲の人々あってのことなんだよね。
ありがたや、ありがたや🙏🙇♀️🙇🙇♂️🙏
今を大切に生きよう!😁👍
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